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目次

ミックス犬は、見た目や性格のバリエーションが豊富で、その魅力に惹かれて家族に迎える飼い主さんも多いでしょう。
しかし、親犬の犬種ごとの特徴が混ざるため、しつけのポイントが純血種とは異なる場合があります。
この記事では、小型・大型犬別のしつけのコツや、人気のミックス犬ごとの注意点、しつけに役立つアイテムまで詳しく解説します。
ミックス犬のしつけが難しいといわれる理由
ミックス犬は魅力的な存在ですが、しつけにおいては少し注意が必要です。その理由を大きく分けて2つ、紹介します。
性格や行動パターンの予測が難しい
ミックス犬は、異なる犬種の特徴が組み合わさることで唯一無二の個性を持ちます。
しかし、その性格や行動パターンは成長してみないとわからない部分が多く、子犬のころに想定していた性質と違う行動を見せることもあります。
例えば、片方の親犬が穏やかでも、もう片方が活発な場合、どちらの気質を強く受け継ぐかは個体によって異なります。
純血種のように「この犬種はこういう傾向がある」と断定できないため、柔軟な対応が求められるのです。
個体差が大きい
同じ犬種の組み合わせから生まれた兄弟犬であっても、性格や学習スピード、運動量、体格などが大きく異なります。
このため、一般的なしつけ方法やほかの犬の成功例が、必ずしも自分の愛犬に当てはまるとは限らないのです。
さらに、見た目のかわいらしさから甘やかしてしまい、ルールが曖昧になることも少なくありません。
小さいうちから一貫性のあるしつけを行い、その子の性格や成長に合わせて方法を調整することが大切だといえるでしょう。
小型ミックス犬のしつけポイント
小型ミックス犬は愛らしい見た目と飼いやすさが魅力ですが、特有の行動傾向があります。
ここでは、小型ミックス犬の代表的なしつけのポイントを紹介します。
吠えグセや警戒心のコントロール
もともと警戒心が強く、音や動きに敏感に反応して吠えることが多い小型犬。
ミックス犬の場合も、この傾向を受け継ぐことが多く、来客や物音に対して吠えやすい子もいるでしょう。
吠えグセを防ぐには、子犬のころからさまざまな人や環境に慣らし、刺激に落ち着いて対応できるよう社会化を進めることが大切です。
吠えたときに大きな声で叱るのではなく、吠える原因や警戒心を取り除き、静かにできたときに褒めてあげることをおすすめします。
トイレトレーニングの進め方
小型犬は体が小さいため排泄回数が多く、トイレトレーニングには根気が必要です。
ミックス犬も例外ではなく、特に環境の変化に敏感な子は失敗が増えることも。
最初はサークルやケージ内にトイレを設置し、成功体験を積ませましょう。失敗しても叱らず、成功したときにすぐ褒めるのがポイントです。
散歩のしつけと社会化
小型犬であっても、散歩は心身の健康を保つために欠かせません。
散歩時には引っ張りグセやほかの犬への過剰反応を防ぐため、リードの扱い方を子犬のころから教えておくことが大切です。
社会化を兼ねて、静かな道から少しずつ人や犬の多い場所へと慣れさせることで、ストレスや吠えグセの軽減にもつながります。
大型ミックス犬のしつけポイント
大型ミックス犬は力が強くて活発な子が多く、体格に合わせたしつけと運動管理が重要です。
ここでは、大型ミックス犬の代表的なしつけのポイントを紹介します。
力が強いため引っ張りグセの矯正は必須
大型犬は成犬になると力が非常に強く、引っ張りグセがあると飼い主さんが転倒する危険もあります。
ミックス犬の場合も、大型犬の親犬の筋力を受け継ぐことが多いため、子犬のころからリードを緩めて歩く練習を始めましょう。
リードが張ったら立ち止まり、緩んだら歩く「ストップ&ゴー」法が有効です。
また、引っ張り防止ハーネスを併用することをおすすめします。
体力消費と精神的満足のバランス
大型犬は運動量が多く、十分な散歩や遊びを確保しないとストレスから問題行動を起こすことがあります。
1日2回以上、合計1時間以上の散歩を目安に、ボール遊びやドッグランでの運動も取り入れましょう。
加えて、知育おもちゃなどの頭を使う遊びで精神的な満足感を与えることも大切です。
留守番&いたずら対策
力が強い大型犬は、家具やドアを壊してしまうほどのパワーがあるため、留守番時は安全なスペースを確保し、頑丈なクレートやケージを用意しましょう。
留守中に退屈しないよう、噛んでも安全なおもちゃや長時間遊べる知育おもちゃを与えるのも効果的です。
また、留守番時間を徐々に延ばして慣らすことで、不安やストレスを軽減できます。
人気ミックス犬6種別!しつけで気をつけたいポイント
人気の高いミックス犬は、それぞれに異なる性格や行動傾向があります。ここでは、犬種ごとの特徴を踏まえたしつけポイントを見ていきましょう。
【小型犬】チワプー(チワワ×トイ・プードル)
チワプーは、家族に対しては愛情深く甘えん坊ですが、初対面の人や犬には警戒して吠えることがあります。
社会化不足だとこの傾向が強くなるため、子犬のうちから人や犬との交流を増やすことが大切です。
トイ・プードルの知能の高さを受け継ぐため、トレーニングの吸収は早い反面、退屈しやすい一面もあります。よって、短時間で集中して褒めながら教えると効果的です。
吠えやすい環境では「おすわり」や「まて」など、落ち着きを促すコマンドを覚えさせておくと安心でしょう。
【小型犬】チワックス(チワワ×ダックスフンド)
チワックスは、好奇心旺盛で遊び好きですが、警戒心が強いため来客や物音に反応して吠えることがあります。
よって、子犬期から人や音、環境に慣らす社会化トレーニングが重要です。
また、ダックスフンドの狩猟本能を受け継ぎ、動くものを追いかける傾向があるため、散歩ではリードを短く持ち、引っ張りや急な飛び出しを防ぐ練習をしましょう。
室内でもボール遊びや知育おもちゃでエネルギーを発散させると、落ち着きやすくなります。
【小型犬】ポメプー(ポメラニアン×トイ・プードル)
ポメプーは、感情表現が豊かで甘えん坊な反面、興奮しやすく吠えグセが出やすい傾向があります。
来客や物音への反応を減らすためには、落ち着いた行動を褒めるしつけが効果的。
頭の回転が早いので、新しい芸を覚えるのが得意ですが、刺激が不足するといたずらすることもあるため、知育おもちゃやコマンド練習で頭を使わせることが大切です。
毛量が多く被毛のお手入れが必要なため、ブラッシングや体を触られることに慣らすトレーニングも子犬期から始めるとよいでしょう。
【小型犬】マルプー(マルチーズ×トイ・プードル)
マルプーは、甘えん坊で飼い主さんへの依存心が強く分離不安になりやすい傾向があるため、留守番を苦手にしないよう短時間から少しずつ一匹で過ごす練習を取り入れましょう。
学習能力が高く、トイレやコマンドも覚えやすい一方で、退屈すると吠えたりいたずらをすることも。日常的に遊びやトレーニングで刺激を与えることが大切です。
被毛は柔らかく絡まりやすいため、ブラッシング習慣を小さいころから身につけさせるとお手入れが楽になるでしょう。
【中〜大型犬】ゴールデンドゥードル(ゴールデン・レトリーバー×プードル)
ゴールデンドゥードルは、穏やかな性格で初対面の人や犬にも優しく接しますが、運動量が多いため、散歩や遊びの時間が不足するとストレスから問題行動が出ることがあります。
知能が高く物覚えも早いので、基本的なしつけはスムーズに進みますが、同時に好奇心旺盛で飽きっぽい一面もあります。
コマンド練習やドッグスポーツなど、楽しみながら学べる環境を作ることがポイントです。
【中〜大型犬】ラブラドゥ―ドル(ラブラドール・レトリーバー×プードル)
ラブラドゥードルは、明るく社交的で、家族だけでなくほかの犬や人とも仲良くできる子が多い一方、運動欲求が非常に高く、散歩や遊びが不足するとエネルギーがあり余ってしまいます。
学習能力が高く、しつけは比較的スムーズですが、刺激不足だといたずらや吠えが増える傾向があります。
日常的に長めの散歩やドッグランでの運動、知育おもちゃを使った遊びなどで頭と体の両方を満たすことが大切です。
ミックス犬のしつけに役立つアイテム5選
ミックス犬のしつけには便利なアイテムがたくさんあります。
ここでは、しつけをスムーズにするために、特におすすめの5つのアイテムを紹介します。
クレート|安心スペースで落ち着き対策に
クレートは、愛犬に安心できる“自分の部屋”を与え、落ち着きを促すための重要なアイテムです。
性格や行動が予測しづらいミックス犬にとって、安心して過ごせる環境は、しつけや生活リズムの安定に直結します。
「ソフクレート」は3面ドア仕様で出入りしやすく、底面防水加工付きでアウトドアや防災用にも最適なソフトクレートです。
折りたたみ式で持ち運び簡単、撥水加工カバーは丸洗い可能です。
ケージ|行動管理でいたずら防止に
ケージは、愛犬の行動範囲を安全に管理し、いたずらや事故を防ぐための必須アイテムです。
特に好奇心旺盛なミックス犬は、家具をかじったり置物を倒したりと予想外の行動を起こすこともあるため、留守番時の安全確保やトイレトレーニングにも役立ちます。
リッチェルの「アルミペットサークル」は、軽量なアルミフレームで簡単に折りたためるペットサークルです。使用しない時はコンパクトに収納できます。
知育おもちゃ|脳を使って問題行動対策に
知育おもちゃは、愛犬の脳を刺激し、問題行動の予防や集中力の向上に役立ちます。
特に好奇心旺盛で個性豊かなミックス犬は、退屈するといたずらや無駄吠えにつながることも。
「コング」は、耐久性に優れた天然ゴム製おもちゃで、中にフードやおやつを詰めて遊ばせられます。
噛む・転がす・中身を取り出す動作を通して、ストレス発散と知能トレーニングが同時に可能。
パピー用から大型犬用までサイズ展開があり、愛犬に合わせて選べます。
引っ張り防止ハーネス|安全な散歩トレーニングに
ミックス犬は体格や力の強さが予測しづらく、散歩中に急に引っ張る子も多いです。
引っ張り防止ハーネスを使えば、首への負担を減らしながらコントロールしやすくなり、安全性としつけ効果がアップします。
特に大きく筋肉質のミックス犬には早めの導入がおすすめです。
ペットセーフの「イージーウォークハーネス」は、胸前のストラップでコントロールする設計により、引っ張ると自然に前進が止まり、無理なく正しい歩行を促します。
装着が簡単で調整可能なため、愛犬の体型にフィットしやすく、日々の散歩トレーニングに最適です。
おやつポーチ|タイミングよく褒めて学習定着
しつけの際、よい行動をすぐに褒めてごほうびを与えることが成功のカギ。
おやつポーチがあれば、すぐにおやつを取り出せるため、タイミングを逃さずにしつけができます。
特に学習スピードに個体差のあるミックス犬には、即時のごほうびが効果的。
「トリーツポーチ」は、柔らかいシリコン製で丸洗いや熱湯消毒ができ、常に清潔に保てます。
マグネット式の開閉部は自然に閉まり、中身がこぼれにくく取り出しやすく、トレーニングや散歩中もスムーズに褒められて効率的なしつけができるでしょう。
個性豊かなミックス犬には「その子に合った」しつけが大切
ミックス犬は見た目や性格が一頭ごとに異なり、しつけの正解もそれぞれ違います。
一般的な方法にこだわらず、愛犬の性格や行動をよく観察し、その子に合ったペースでトレーニングを進めることが大切です。
小さな成功を褒めながら信頼関係を築けば、きっと理想のパートナーになってくれるでしょう。
