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寒さが和らぎ外の風が心地良い季節になると、窓やドアを開けて換気をする機会も増えますよね。
換気の際に気を付けたいのが「猫の脱走」です。
特に暑い夏の時期は、猫が冷たさを求めて玄関の三和土(たたき)にゴロンと寝転がることが多くなり、玄関からの脱走のリスクが増えます。
そこで今回の記事では、二級建築士の資格を持ち、住宅のリフォーム業務の経験がある筆者が、玄関からの脱走防止について解説します。
記事の最後には、玄関網戸など猫の脱走防止に役立つアイテムのご紹介もしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
猫が脱走を試みる理由は?
猫が脱走してしまう理由はさまざまありますが、主に次の4つが考えられます。
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それぞれ解説します。
脱走する理由①:好奇心
好奇心が旺盛な猫は、窓から見える外の世界に興味津々。
鳥や虫などの生き物につられて、思わず外に飛び出してしまうことも少なくありません。
また、たまたまベランダの窓や玄関のドアが開いていて偶発的に外に出てしまうことも考えられます。
脱走する理由②:発情期
去勢や避妊をしていない猫は、発情期に異性の猫を求めて外に行きたがります。
猫は春から秋にかけて年に2~3回ほど発情期があります。
特に発情期のピークである3月~5月は脱走に要注意です。
脱走する理由③:ストレス
ストレス発散のために外に行きたがるケースもあります。
室内で飼われている猫は、運動不足などでストレスを抱えがちです。
多頭飼いの場合は、同居猫(もしくは同居犬)との相性が悪くてストレスが溜まってしまうことも。
脱走する理由④:環境の変化
自分の縄張りの外に出ることに大きな抵抗感がある猫は、環境の変化に敏感です。
引っ越しをしたり、同居猫が増えたり、飼い主さんに子どもが生まれたり・・・と、環境が変わったことで自分の縄張りが脅かされたと感じ、脱走してしまうこともあります。
また、これまで外で暮らしていた野良出身の保護猫や外飼いされていた猫の場合、家の中だけでは飽き足らず、外に出たがる傾向があります。
②猫が脱走しやすいタイミング
猫が脱走しやすい場所は、ベランダや玄関というのはイメージしやすいですよね。
一日の中で最も人の出入りが多い「玄関」は、特に注意したい場所です。
家族の外出時や帰宅時、玄関を掃除しているとき、宅配荷物を受け取るときなど、家族の人数が多いほど玄関からの脱走のタイミングは増えてしまいます。
寂しがり屋な猫だと、飼い主さんの帰宅を見計らって玄関で待ち構えていることもあります。
(筆者宅のオス猫がこのタイプです)
扉を開けた瞬間に飛び出してしまう恐れがあるため、玄関の脱走防止対策が重要です。
愛猫を玄関から脱走させないためのポイント
玄関からの脱走を防ぐポイントは次の3つです。
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それぞれ解説していきます。
脱走防止ポイント①:普段から玄関に近づけさせない
猫が玄関に近づかない工夫をすることが一番の予防策です。
これから家を建てられる方は、玄関ホールや玄関に通じる廊下に扉を設置して猫が侵入できない間取りにしましょう。
リビングと玄関ホールが隣接している場合は、扉を内開き(リビング側に開くよう)にすれば、猫が自力で開けにくくなり脱走を防げます。
今お住まいの家で対策する場合は、次のポイント②で解説する「脱走防止扉の設置」が有効的です。
脱走防止ポイント②:脱走防止扉を設置する
玄関に通じる廊下やホールに、猫がジャンプしても飛び越えられない高さ(※)の扉を設置しましょう。
リフォームで間取りを変えるのは大変ですが、脱走防止用の扉の設置は比較的簡単にできます。
※猫はジャンプすると高さ150cmほどであれば飛び越えられてしまうため、扉は180cm以上の高さを確保しましょう。
脱走防止ポイント③:去勢・避妊手術をする
「猫が脱走を試みる理由は?」の項目でも解説しましたが、発情期の猫は外に行きたがる傾向があるため、去勢・避妊手術は脱走防止の有効手段になります。
猫を繁殖させる予定がなければ、ぜひ手術を受けさせましょう。
手術の適切な時期については、かかりつけの獣医師とご相談ください。
玄関からの脱走を防ぐ方法
現在お住まいの玄関で脱走防止対策を行うには、次の3つの方法が挙げられます。
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それぞれのメリット・デメリットを解説します。
対策①:市販の柵やゲートを設置する
通販サイトなどで購入した柵やゲートを取り付ける方法です。
メリット
・加工の必要がなく、手軽に取り付けられる
・販売店によってはサイズをカスタマイズできる
デメリット
・費用が高い
・サイズが合わない可能性がある
市販の柵やゲートは、作りもしっかりしていて丈夫です。賃貸でも安心して取り付けられる商品が多く出回っています。
しかし、商品やサイズによっては10万円を超してしまうものもあるため、安価で設置したい人には向いていません。
対策②:手作りの柵やゲートを設置する
DIYで柵やゲートをつくって取り付ける方法です。
メリット
・費用を安く抑えられる
・家の間取りに応じてサイズをカスタマイズできる
デメリット
・初心者には難易度が高い
・DIYの道具を一式揃えなければならない
・材料の購入や搬入、加工に手間がかかる
手作りで柵やゲートを作れば、自分の好きなようにカスタマイズができ、何よりコストを抑えられるのが利点です。
一方で、猫用の柵やゲートはそれなりに大きなサイズが必要で、材料を購入したり室内に搬入したりするのに手間がかかります。
カットなどの加工も容易ではないため、初心者には難しい作業となるでしょう。
対策③:玄関用の網戸を設置する
玄関ドアに取り付けるタイプの網戸を設置する方法です。
メリット
・風通しが良く、採光や換気がしやすい
・効率的な換気によってニオイ対策になる
・玄関ドアを開けたとき、猫の様子を確認できる
デメリット
・網戸が猫に破られてしまう可能性がある
・玄関ドアを開けっ放しにしていると防犯面で不安がある
光熱費の高騰が家計を圧迫している昨今、できるだけエアコンの使用を控え、窓やドアを開けて換気で暑さを凌(しの)ごうとお考えの方も多いはず。
ホームセンターでも購入できる「玄関に取り付けるタイプの網戸」は、風や光を通し、玄関の換気がしやすい点が大きな魅力です。
猫の室内飼いが当たり前になりつつある昨今、猫用トイレなどのニオイがこもりがちなのが気になりますよね。
リビングや個室の窓だけでなく、玄関を網戸にすれば換気効率がグンとアップ!
2ヵ所以上の窓やドアを開けることで空気の入口と出口がつながり、家全体の空気を入れ替えられます。
効率の良い換気は、部屋にこもったニオイを一掃し、愛猫との快適な暮らしを叶えてくれることでしょう。
ただし、網戸は猫の爪が引っ掛かると簡単に破れてしまうため、玄関用網戸を設置する際には「ペット専用」の丈夫なものを選んで愛猫の脱走を防止しましょう。
ペット用玄関網戸ならセイキの「リリーブ」
愛猫家さんのご自宅にぜひおすすめしたい玄関網戸が、セイキの「リリーブ」です。
その特長についてご紹介します。
特長①:ペットが引っ掻いても破れない丈夫な網戸
リリーブの網戸の大きな魅力は耐久性の高さです。
一般的な玄関網戸は、防虫網(ネット)が使われていますが、リリーブは金属製パネルを使用。
強風のときやペットに引っ掻かれたときでも、たわんだり破られたりする心配がありません。
猫を飼っているご家庭の強い味方です。
特長②:換気中も虫の侵入を防ぐ
リリーブの通風パネルは、アルミ板パンチング加工した「アルミパンチングパネル」を採用しており、一般的な網戸と同等の防虫性能を確保しています。
玄関のドアを開けて換気をするときでも、自然の風を良く通しつつ、ハエや蚊などの害虫の侵入を防いでくれるのは嬉しいポイントですね。
特長③:外側からも閉められる「カギ付きロック」を標準装備
一般的な玄関網戸であれば室内側からしかロックできませんが、リリーブは外側からもカギを掛けられます。
室内外から網戸の開け閉めができるのは、意外と便利です。
玄関の換気をしながらちょっとお隣の家まで回覧板を届けるときや、庭いじりをするとき、愛車を洗車しているときなど「玄関ドアのカギをするほどではないけれど、簡易的にでもロックしておきたい」といった場面で活躍してくれます。
特長④:オプションの「目隠しパネル」で視線も遮れる
リリーブでは「目隠しパネル」をオプションでご用意。
換気をしながら外からの視線を遮れるので、玄関の中が丸見えになる心配もありません。
お好きな位置に取り付けられるのも大きなメリットです。
猫が外の景色を眺められるよう、足元は通常のパネルにして、上部だけ目隠しパネルにするのも良いですね。
「リリーブ」の設置をご希望の方へ
セイキ販売の玄関網戸「リリーブ」の設置をご検討の方は、全国の「さわやかショップ」加盟店までお問合せください!
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まとめ:網戸や柵を活用して、玄関からの愛猫の脱走を防ごう!
愛猫が玄関から脱走するのを防ぐ方法やアイテムについてご紹介しました。
ベランダの窓でも言えることですが、脱走防止のアイテムは
「猫がジャンプしても飛び越えられない高さにする」
「猫が爪を立てても破られない網戸にする」
「柵の幅(隙間の大きさ)は猫がくぐれないサイズにする」
など、猫の身体的な特徴をしっかり把握した上で選ぶことが重要です。
ぜひ、ペット専用のアイテムを上手に活用し、脱走防止対策をしながら愛猫との健やかな暮らしを充実させてくださいね。
猫の網戸へのいたずら防止については、下記の記事で詳しくご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください!
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家