この記事は広告を含みます。
詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
目次

短いマズルにピンと立った耳。
外見がよく似ているボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグを見て、「この子はどっちだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。
この記事では、そんなそっくりな2犬種のルーツや見た目、性格の違いなどを解説します。
さらに、2犬種の性格やお手入れ方法、運動量なども紹介し、飼いやすさも比較します。
これから家族に迎えたいと考えている方や、2犬種の違いをもっと知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグのルーツを知ろう
見た目がそっくりなボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグですが、そのルーツには大きな違いがあります。
ここでは、それぞれの犬種のルーツを見ていきましょう。
アメリカ生まれの紳士「ボストン・テリア」
ボストン・テリアは、19世紀後半にアメリカのボストンで誕生しました。
イギリスから渡ってきたブルドッグやブルテリアなどを交配させて作られ、闘犬としての活躍が期待されていた歴史があります。
しかし、時代と共に動物愛護の意識が高まり闘犬が規制されると、穏やかな家庭犬として小型化が進められました。
その洗練された見た目と穏やかで社交的な性格から、現在では「タキシードを着た紳士」と呼ばれることもあり、世界中の人々に愛されています。
フランスで人気を博した愛玩犬「フレンチ・ブルドッグ」
フレンチ・ブルドッグは、名前の通りフランスで生まれた犬種です。
19世紀、フランスの北部へ移住したイギリス人が連れてきた小型のブルドッグが祖先とされています。
当初はネズミ捕りのための犬として飼われていましたが、愛嬌たっぷりの表情とユニークな見た目でフランスの上流階級の間で人気となりました。
今でも、「陽気なコンパニオンドッグ」として世界中で高い人気を誇っています。
外見から見るボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグの違い
一見すると似ている2犬種ですが、体のパーツごとに見ていくと、はっきりとした違いがいくつもあります。
ここでは、それぞれの犬種の外見的な特徴を比較しながら、見分け方を詳しく解説します。
耳の形の違い
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグは、どちらもピンと立った大きな耳が特徴的ですが、形に違いがあります。
ボストン・テリアの耳は、フレンチ・ブルドッグよりも小さくやや尖った形です。
一方、フレンチ・ブルドッグの耳は全体的に丸みを帯びており、その形から「コウモリ耳(バットイヤー)」と呼ばれます。
耳の形によって2犬種の印象は大きく異なるため、最もわかりやすい見分け方のポイントと言えるでしょう。
しっぽの長さ
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグのしっぽも、よく見ると違いがあります。
ボストン・テリアのしっぽは、フレンチ・ブルドッグよりもやや長めで細いのが特徴です。
フレンチ・ブルドッグのしっぽは、根元が太く、短く詰まっています。
どちらの犬種も生まれつきしっぽが短く、くるっと巻いていたり、少しねじれていたりと個体差があります。
体格・骨格・筋肉量の違い
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグは、全体的なシルエットにも大きな違いがあります。
ボストン・テリアは体高約38〜43cm、体重約4.5〜11kgで、手足が長く、引き締まったスマートな体型をしています。
一方、フレンチ・ブルドッグは体高約30cm前後、体重約8〜14kgと骨格が太く、筋肉質でがっしりとした印象です。
並べて見ると、ボストン・テリアはスポーティーなアスリート体型、フレンチ・ブルドッグはずんぐりとしたパワフルな体型であるとわかります。
毛色の種類
ボストン・テリアの毛色は、ジャパンケネルクラブ(JKC)で公認されているのが「ブリンドル&ホワイト」「ブラック&ホワイト」「シール&ホワイト」の3種類です。
どの色でも必ず目の間、首、胸などに白いマーキングが入ります。
この模様がタキシードを着ているように見えることから「タキシード・カラー」とも呼ばれます。
対してフレンチ・ブルドッグは、ブリンドル、フォーン、クリーム、パイド(白地に黒などの斑)など、毛色のバリエーションが豊富です。
単色のカラーもあればベースの色に差し色が入るカラーもあり、タキシードのような模様がなければ、フレンチ・ブルドッグの可能性が高いでしょう。
パグとの違いは?
ボストン・テリアやフレンチ・ブルドッグとよく似ている犬種として「パグ」が挙げられます。
一番大きな違いは耳の形で、前に垂れた「垂れ耳」が特徴的です。
また、体型もより小柄で、横から見ると正方形に近いスクエアな体つきをしています。
耳の形と全体のシルエットで簡単に見分けられるでしょう。
性格から見るボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグの違い
見た目だけでなく、性格にもそれぞれの犬種ならではの特徴があります。
ここでは、それぞれの性格を詳しく比較します。
ボストン・テリアは賢く活発
ボストン・テリアは「タキシードを着た紳士」という愛称の通り、賢く穏やかな性格が特徴です。
飼い主さんの言うことをよく理解するため、初めて犬を飼う方でも飼育しやすいでしょう。
また、テリアの血を引いているため活発で、フレンチ・ブルドッグよりも運動量が多い傾向にあります。
ボール遊びやドッグスポーツなども一緒に楽しめる高い運動能力を持っています。
フレンチ・ブルドッグは陽気で甘えん坊
フレンチ・ブルドッグは、いつも楽しそうで愛嬌たっぷりのムードメーカーのような存在です。
社交的で人懐っこく、甘えん坊な一面が魅力です。
飼い主さんのそばにいることを好むため、長時間の留守番が少し苦手な犬もいます。
ブルドッグ由来のマイペースで頑固な一面も持ち合わせており、しつけの際には根気強く向き合うことが大切です。
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグの飼いやすさを比較
実際に家族としてお迎えすると考えたとき、「どちらが自分の生活に合うのだろう?」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、「運動量」「お手入れ」「留守番のしやすさ」「家族との相性」「健康面」といった、5つの項目を比較します。
運動量の違い
ボストン・テリアは活発な犬が多く、フレンチ・ブルドッグよりも多くの運動量を必要とします。
日々のお散歩に加えて、ドッグランで走らせたり、ボール遊びを取り入れたりなど、運動量の確保が欠かせません。
一方、フレンチ・ブルドッグの運動量は少なめですが、筋肉質な体型を維持し肥満を防ぐためにも適度な運動は必要です。
散歩の目安としては、どちらの犬種も1日2回、1回30分程度が理想です。
お手入れ方法
どちらの犬種も短毛種のため、日々のお手入れは比較的簡単です。
しかし、抜け毛は一年を通してあるため、週に2〜3回はブラッシングを行い、抜け毛を取り除いてあげましょう。
また、両犬種とも顔や首周りのシワに汚れがたまりやすく、放置すると皮膚トラブルの原因になることがあります。
2〜3日に1回を目安に、湿らせたタオルやペット用のウェットシートなどで優しく拭き取ると、皮膚病やニオイの予防につながります。
吠えやすさと留守番のしやすさ
ボストン・テリアは落ち着きがあり、無駄吠えが少ない傾向にあるため、集合住宅でも飼いやすい犬種です。
賢く自立心もあるため、お留守番も静かに過ごせる犬が多いでしょう。
一方、フレンチ・ブルドッグは甘えん坊で寂しがり屋な性格から、留守番が苦手で不安から吠えてしまう場合があります。
そのため、お留守番をさせる際には、夢中になれるおもちゃを用意するなど、愛犬が安心して過ごせる環境を整えてあげることが大切です。
愛犬の吠え声対策には、「プラマードU」がおすすめです。
「プラマードU」は、既存の窓の内側に取り付けられる内窓です。外からの音を軽減でき、愛犬の無駄吠えの軽減を期待できます。
また、断熱性能も高くなるため、暑さ寒さ対策にも効果的です。
家族や子供との相性
どちらの犬種も愛情深く、飼い主さん以外の家族や小さなお子さん、ほかの犬とも友好的に接することができます。
ボストン・テリアは遊び好きで活発なため、ドッグスポーツを楽しんだり、アウトドアに連れて行ったりとさまざまなアクティビティを楽しめます。
対してフレンチ・ブルドッグは、比較的のんびりと過ごすため、飼い主さんと家で一緒にくつろぐ時間を大切にする犬が多いでしょう。
かかりやすい病気と平均寿命
平均寿命は、ボストン・テリアが13〜15歳、フレンチ・ブルドッグが10〜12歳と、ボストン・テリアの方が少し長寿な傾向にあります。
かかりやすい病気として、どちらも短頭種特有の呼吸器系の疾患や、皮膚のシワが原因の皮膚病、熱中症には特に注意しましょう。
そのほか、ボストン・テリアは膝蓋骨脱臼(パテラ)などの関節疾患、フレンチ・ブルドッグは足腰に負担がかかりやすいため椎間板ヘルニアなどに気をつける必要があります。
膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニアなどは、室内に滑り止め対策をすると予防できる可能性が高くなります。
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグと暮らす際におすすめの建材を紹介します。
「ReFace Tile(リフェイスタイル)」は、滑り止め対策ができる床材です。
MTシートタイプであれば、接着剤不要で設置可能。クッション性があり、愛犬が転倒した際でも衝撃を吸収し、ケガを予防できます。
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグはどんな人に向いている?
これまで見てきたように、ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグはそれぞれに異なる魅力と個性を持った犬種です。
最後に、これまでの違いを踏まえて、それぞれどのようなライフスタイルの人に向いているのかをまとめました。
ボストン・テリアの飼育に向いている人の特徴
- 愛犬と外でのアクティビティを楽しみたい人
- しっかりとしつけができる人
- 留守番が長めの家庭
ボストン・テリアは賢く活発な犬種です。
そのため、週末はドッグランで思い切り走らせたり、一緒にアウトドアを楽しんだりしたいアクティブな方には最高のパートナーとなるでしょう。
また、物覚えが良い分、その賢さを正しく導いてあげるためにも、根気強くトレーニングに向き合える人が向いています。
フレンチ・ブルドッグの飼育に向いている人の特徴
- 愛犬とゆっくり過ごしたい人
- 愛犬にたくさん甘えられたい人
- 留守番が短めの家庭
フレンチ・ブルドッグは、人懐っこく甘えん坊な性格です。
激しい運動よりも、室内で飼い主さんのそばにいることを好むため、家で一緒にくつろぐ時間を大切にしたい方にぴったりです。
その反面、寂しがり屋な一面もあるため、在宅勤務の方やご家族が常に誰かいるなど、一緒に過ごす時間を確保できるご家庭に向いています。
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグの違いを理解し、最高のパートナーを見つけよう
ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグは、ルーツや見た目、性格などに違いがあります。
スマートで活発な「紳士」ボストン・テリアと、愛嬌たっぷりで甘えん坊なフレンチ・ブルドッグ。
似ているようですが、それぞれに異なる魅力があるといえます。
どちらが良い・悪いかではなく、大切なのはご自身のライフスタイルにどちらの個性が合っているかを見極めることです。
この記事を参考に、自身の性格やライフスタイルに合う最高のパートナーを見つけてください。
