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「キンカロー」ってどんな性格?特徴や飼い方のポイント、注意点をご紹介!

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    この記事を書いた人
    丸山瑞季
    SEO対策を行なった記事作成が得意。犬と猫、どちらの記事も対応可能。
    (マルチーズ×キャバリア/男の子)(キンカロー/男の子)

    短い足とチャームポイントの丸まった耳が愛らしい「キンカロー」。

    あまり聞きなれない猫種ということもあり、どんな性格の猫なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

    この記事では、実際に4歳のキンカローの男の子と暮らす筆者が、その性格・魅力・家族として迎える際の飼い方のポイントや注意点まで、詳しくご紹介します。

    「これからキンカローを新しい家族として迎えたい」「一緒に暮らしているけれど、もっと性格を理解したい」とお考えの方はぜひ参考にしてください。

    キンカローってどんな猫?

    キンカローってどんな猫?

    短い足と丸まった耳が愛らしいキンカローは、見た目だけでなく性格にも魅力がたくさん詰まっています。

    ここでは、キンカローがどのような背景を持って誕生し、どんな特徴を持っているのかをご紹介します。

    「マンチカン×アメリカンカール」のミックス

    キンカローは、1990年代半ばのアメリカで猫愛好家の手によって誕生した、比較的新しい猫種です。

    2つの人気猫種、短い足を持つ「マンチカン」と外側へカールした耳を持つ「アメリカンカール」の交配によって、その愛らしい姿が受け継がれました

    そのため、「マンチカール」という別名で呼ばれることも。

    ツヤのある滑らかな短毛の子もいれば、ふんわりとした長毛の子もおり、バラエティに富んでいます。

    両親の良いところを集めたようなキンカローは、まだ歴史は浅いものの、その愛らしさから世界中で徐々に注目を集めています。

    「犬のような」性格で初心者でも飼いやすい

    キンカローを飼っていると、「まるで犬みたい」と思うことが多々あります。

    とても人懐っこく社交性も高いため、来客や他のペットに対しても物怖じせず、すぐに仲良くなれるフレンドリーな性格です。

    また、賢くて好奇心旺盛なので、遊びが大好きでしつけもしやすいという一面もあります。

    猫を飼うのが初めてで不安を感じている方でも、すぐに打ち解けられるでしょう。

    膝の上に乗ってきたり、後をついて回ったりと、飼い主さんへの愛情表現が豊かでスキンシップを好む甘えん坊なところも魅力的です。

    まだまだ歴史の浅い「実験種」

    魅力あふれるキンカローですが、その歴史はまだ浅く、世界最大の猫の血統登録機関であるTICA(The International Cat Association)では、いまだ正式な猫種としては認められておらず「実験種(Experimental Breed)」という扱いに留まっています。

    平均寿命についても確定的なデータはありませんが、両親種であるマンチカンやアメリカンカールを参考にすると、だいたい11歳から15歳程度と考えられています。

    新しい猫種ということもあり、今後の研究で寿命や体質についてさらに理解が深まることが期待されます。

    「遺伝性の病気などはないか」と心配な方は、専門のブリーダーや獣医師に相談しながら家族に迎えるのがおすすめです。

    キンカローの基本的な性格

    キンカローの基本的な性格

    短い足と丸まった耳という個性的なルックスを持つキンカローですが、その内面は愛らしい見た目以上に魅力的です。

    ここでは、キンカローの性格を詳しく掘り下げていきましょう。

    人懐っこく甘えん坊

    キンカローは、人懐っこさと高い社交性を持った猫種です。

    新しい環境や見知らぬ人への警戒心は薄い方で、家族だけでなく、家に遊びに来たお客さんや小さなお子さん、さらには先住の犬や猫ともすぐに打ち解けて仲良くできるフレンドリーな性格を持っています。

    我が家にキンカローを迎えた際は先住の犬が居ましたが、怯えることもなく、今でも程よい距離感で接しています。

    家族に対する愛情も深く、膝の上に乗ってきたり体をすり寄せてきたりと、積極的にスキンシップを求めてくる姿はたまりません。

    撫でられたり抱っこされたりするのが大好きで「愛猫に癒やされたい」と思う方にとって、これ以上ない甘えん坊なパートナーになってくれるでしょう。

    賢く好奇心旺盛

    キンカローは、ただ甘えん坊なだけでなく、とても賢く好奇心も旺盛です。

    学習能力が高いため、教え方次第では犬のように「お座り」や「お手」といった簡単な芸をすぐに覚えてしまう子もいるほど。

    新しいおもちゃや仕掛けにも目を輝かせ、探検家のようにお部屋の隅々まで探索する姿は見ていて飽きません。

    また、一人遊びだけでなく、飼い主さんが投げるボールを追いかけたり一緒に追いかけっこをしたりと、人と関わる遊びの時間が何よりも大好きです。

    活発で運動量が多い

    短い足が特徴のキンカローですが、その見た目からは想像しにくいほど、活発で運動量が豊富な猫種です。

    両親であるマンチカンの俊敏な体つきを受け継いでおり、短い足をものともしない驚くほどのジャンプ力や、機敏な動きを見せてくれます。

    そのため、毎日遊びの時間をしっかりと確保してあげることが大切です。

    運動不足になるとストレスが溜まってしまったり、肥満の原因になったりする可能性があります。

    上下運動ができるキャットタワーを用意したり、おもちゃを使って積極的に遊んであげたりして、彼らが満足できる運動量を確保してあげましょう。

    キンカローの見た目の特徴

    キンカローの見た目の特徴

    キンカローの特徴といえば、なんといっても個性的な外見です。

    ここでは、短い足と丸まった耳といった、キンカローのチャームポイントとも言える見た目の特徴について、詳しくご紹介します。

    カールした耳と短い足を持つ

    キンカローの見た目の大きな特徴は、マンチカンから受け継いだ短い足と、アメリカンカール由来の、外側へくりんと反り返った耳を併せ持っている点です。

    キンカローという名前は「ねじれた」を意味するKinkyと、「短い足」を意味するLowlegsに由来するといわれており、まさにその見た目を表しています。

    ただし、個体によっては足の長さや耳のカール具合に違いがあり、さまざまな姿の子がいることも特徴の一つ。

    我が家の愛猫は足が長く立ち耳なので、キンカローの見た目の特徴はどちらも持ち合わせていませんが、甘えん坊でとっても可愛い子です。

    我が家のキンカロー(男の子・4歳)
    ↑我が家のキンカロー(男の子・4歳)

    短毛と長毛の両方が存在する

    キンカローの被毛は、シルクのように柔らかく滑らかな手触りが特徴で、短毛と長毛のバリエーションが存在します

    短毛の子は比較的お手入れが楽ですが、長毛の子は毛玉を防ぐために、毎日の丁寧なブラッシングが必要です。

    抜け毛は比較的少ないといわれることが多いですが、猫の被毛の量や季節によって個体差がありますので「抜け毛が少ない」と安易に決めつけず、日頃からこまめなケアをしてあげる心構えが大切です。

    ちなみに我が家のキンカローは長毛で、結構毛が抜けます。

    どんな毛のタイプであっても、愛情を込めてブラッシングしてあげることで、皮膚の健康維持にもつながります。

    平均体重は約1.3〜3kg程度

    キンカローは、体つきはがっしりとして筋肉質でありながら、一般的な成猫の平均体重は約1.3kgから3kg程度と、全体としては比較的コンパクトで小柄な部類に入ります。

    特に、短い足の子は体重が増えると足や関節に負担がかかりやすいため、日々の体重管理が重要になります。

    健康を維持するためにも適正な食事量を守り、活発な運動欲求をしっかりと満たしてあげることが大切です。

    定期的に体重を測り、獣医師のアドバイスを受けながら、理想的な体型を維持できるようサポートしてあげましょう。

    キンカローがかかりやすい病気

    キンカローがかかりやすい病気

    キンカローと長く健康に過ごすためには、注意すべき病気について事前に知っておくことが大切です。

    ここでは、遺伝的な要因や短い足という特徴から特に気をつけたい病気と、その予防策について解説します。

    注意すべきは遺伝性の関節疾患

    キンカローのチャームポイントである短い足は、遺伝性の関節疾患である「骨軟骨異形成症」のリスクを持つ可能性があります。

    これは、マンチカンなどの短足種の猫に注意が必要とされる、関節や骨に異常をきたす病気です。

    足腰に負担がかかるような激しい運動を控えさせたり、キャットタワーや家具の登り降りのためにステップやスロープを設置したりするなど、お部屋の段差をできるだけ少なくする環境整備が予防につながります。

    肥満と心臓の病気にも警戒が必要

    キンカローは、すべての猫種と同様に「肥大型心筋症(HCM)」などの心臓の病気に警戒が必要です。

    この病気は遺伝的な要因も関係することが知られています。

    早期発見のためには、獣医師による定期的な健康診断と、心臓の音を聴診してもらうことが大切です。

    また、肥満は心臓だけでなく、短い足を持つキンカローの関節への負担を大きくし、さまざまな病気のリスクを高めてしまいます。

    適正な体重を維持することが何よりも大切ですので、獣医師と相談しながら食事量を管理し、十分な運動時間を確保してあげましょう

    キンカローの飼い方のコツと注意すべきポイント

    キンカローの飼い方のコツと注意すべきポイント

    人懐っこいキンカローは、初めて猫を飼う方にも比較的おすすめできる猫種ですが、いくつか注意したいポイントもあります。

    ここでは、キンカローの飼い方のコツと、特に気をつけたい点をご紹介します。

    運動不足解消のためにキャットタワーは必須

    活発で上下運動を好むキンカローにとって、十分な運動量を確保することはとても大切です。

    運動不足はストレスや肥満の原因になるため、登り降りがしやすい工夫を凝らしたキャットタワーや、壁に取り付けるキャットステップなどを設置してあげると良いでしょう。

    また、賢く好奇心旺盛な一面もあるので、お留守番の際には一人遊びができるおもちゃを用意してあげると、いたずら防止にもつながります。

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    足や関節に優しい環境づくりを

    短い足が特徴のキンカローは、高い場所からの飛び降りや滑りやすい床での激しい運動が関節に大きな負担をかける可能性があります。

    そのため、段差を少なくしたり、滑りにくいペット用のフローリングやマットを活用したりするなど、足腰に優しい環境を整えることを意識しましょう。

    特に子猫やシニア猫にとっては、少しの段差でも大きな負担になることがあるので、ケガや病気の予防のためにも安全対策をしっかりと行ってください。

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    高い社交性を活かし多頭飼いも可能

    キンカローは社交性が高く協調性にも富んでいるため、先住猫や犬がいるご家庭でも比較的スムーズに多頭飼いを始めやすいといえます。

    持ち前のフレンドリーな性格で、他のペットとの関係も良好に保てるでしょう。

    ただし、いくら社交性が高いとはいえ、新しい家族を迎える際は焦らず時間をかけて慎重に対面させることが大切です。

    お互いのニオイに慣れさせる期間を設け、徐々に交流を深めるようサポートしてあげてください。

    耳のトラブルを防ぐためのこまめなケア

    カールした耳は湿気がこもりやすく、通気性が悪くなりがちです。

    そのため、外耳炎などの耳のトラブルが起こりやすい傾向があります。

    幼い頃から耳を触られることに慣れさせ、定期的に耳掃除をして清潔を保つことが大切です。

    また、顎の下や顔まわりなど、皮膚トラブルになりやすい部分もこまめにチェックし、汚れが残らないように優しく拭き取ってあげるなど、丁寧なケアを心がけましょう。

    キンカローの性格を理解して理想のパートナーを見つけよう

    キンカローは、短い足とカールした耳という個性的な見た目だけでなく、人懐っこさや高い社交性といった魅力的な性格を持っています。

    まるで犬のようなフレンドリーさから、猫初心者の方や多頭飼いを考えている方にもおすすめです。

    キンカローと快適に暮らすためには、その特徴を理解し、関節や耳のケア、十分な運動量を確保する環境づくりが欠かせません。

    その個性と愛情深さを受け止め、適切なケアで応えてあげることで、きっと最高のパートナーになってくれるでしょう。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
    丸山瑞季
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