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犬がチャイムに吠える理由は?原因と対策を犬の年代別に解説!

目次
    一緒に暮らしている愛犬が、チャイムが鳴ると決まって吠えるということは珍しくありません。

    毎回来客のたびに愛犬が吠えるのは悩ましいもの。
    チャイムが鳴るたびに大きな声で吠える愛犬に困っている飼い主さんも多いでしょう。

    犬がチャイムに吠える原因は、野生時代の本能や習性によるものが多いですが、実は犬の年代によっても原因が異なる可能性があるのです。

    犬の年代も含め愛犬の吠える原因を知ることで、愛犬に合った対策を立てることができそうですよね。

    この記事では、犬がチャイムに吠える理由とその対策について、主な原因と対策に加えて成犬期前半と後半における原因と対策も解説しています。

    是非、愛犬のチャイム吠えの参考にしてください。

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    犬がチャイムに吠える主な原因


    犬がチャイムに吠える原因は、犬種や性格など個体によって異なります。

    ここでは、犬がチャイムに吠える主な原因について紹介しましょう。

    恐怖心から

    チャイムが鳴ると知らない人が来るという恐怖心から、吠えている犬が多いでしょう。

    「チャイムが鳴る=知らない人が来る」ということを学習しているため、チャイムが鳴ると吠えるようになってしまったのです。

    このような犬にとってチャイムは、自分が一番安心できる家に何の前触れもなくやってくる恐怖のお知らせなのです。

    縄張り意識から

    犬は縄張り意識が強いため、自分のテリトリーに知らない人が入ってくる警戒心からチャイムが鳴ると吠える犬がいます。

    自分のテリトリーに侵入するものに対して、威嚇して追い払おうとしているのです。

    恐怖心からと同じく「チャイムが鳴る=侵入者がやってくる」というスイッチとなっているため、威嚇吠えを繰り返すのですね。

    飼い主さんの気を引くため

    チャイムが鳴って吠えると、飼い主さんが「静かにして!」「こら!吠えない!」などと何らかの反応をするため、愛犬はかまってもらっていると思い余計吠えるようになることも。

    飼い主さんが吠えることに対して反応すればするほど、愛犬は自分に注目されることがうれしくなり吠えることが定着してしまうのです。

    来客がうれしい

    人間好きな犬ならば、チャイムを鳴らして来る来客を歓迎して吠えることがあります。

    「遊んでもらえる」「かまってもらえる」とうれしい気持ちを抑えられずに興奮して吠えてしまうのです。

    以前チャイムを鳴らして来た人に楽しい思いをさせてもらった経験がある犬に多いと言えます。

    吠えたら追い払えると思っている

    宅配便や郵便配達などチャイムを鳴らしてすぐに帰る来客の場合、犬は自分が吠えて追い払えたと勘違いした成功体験をしてしまいます。

    それが「吠えれば追い払える」と思い込むことにつながり、チャイムが鳴ると吠えるようになってしまうのです。

    吠えたらおやつがもらえると思っている

    チャイムが鳴ると吠えてしまう愛犬をだまらせるためにおやつを与えると、「チャイムに吠える=おやつがもらえる」と思ってしまい、チャイムが鳴るたびに吠えるようになってしまいます。

    吠えるのをやめさせようとおやつを与えたことが、おやつほしさに吠えるようになってしまうのです。

    チャイムに吠えることが褒められることだと勘違いしてしまっているのですね。

    チャイムに吠えやすい犬種っているの?


    犬にとって吠えることは感情を表す手段であるため、まったく吠えない犬はいませんが、吠えやすい犬種やあまり吠えない犬種は存在します。

    ここでは、犬種の持って生まれた本能や習性によりチャイムに吠えやすい犬種を紹介しましょう。

    狩猟犬として活躍していた犬種

    狩猟犬として活躍していたダックスフンドやビーグル、ジャック・ラッセル・テリアなどの犬種は、吠えやすい傾向があります。

    獲物のハントや飼い主さんに居場所を教えるために吠えることが仕事だったためだと言えるでしょう。

    ただしもともと狩猟犬として活躍したいた犬種であっても、サルーキやアフガン・ハウンドなどの大型犬は穏やかでおとなしく吠えることはあまりないようです。

    牧羊犬として活躍していた犬種

    吠えながら羊を追い立てる仕事の牧羊犬として活躍していたボーダー・コリーやシェットランド・シープドッグなどの犬種は、吠えやすいでしょう。

    吠えることが本能として備わっているため、チャイムにも吠えてしまうのです。

    小型犬

    チワワやポメラニアンなどの小型犬は、警戒心が強く臆病な性格から吠えやすいとされています。

    気が強く神経質な面があることから、チャイムに敏感に反応するのでしょう。

    犬がチャイムに吠える際の対策と注意点


    愛犬がチャイムに吠えることに悩んでいるなら、原因に合った対策を立てることが大切です。

    原因に合わせた以下の対策を参考にしてみましょう。

    子犬のときにトレーニングをする

    まだ愛犬が子犬であれば、子犬のころからチャイムに慣れさせることをおすすめします。

    チャイムが鳴ったらお座りをさせる、ハウスに入らせる、などのトレーニングをしておきましょう。

    子犬のときに吠えていなくても成長するにつれて音に敏感になって過剰に反応する可能性もあることから、子犬のころからのトレーニングは大切です。

    飼い主がリーダーとわからせる

    吠える犬は自分が家族の中でリーダーだと思い込んでいるため、家族を守ろうと吠えている可能性があります。

    よって、飼い主さんが家族という群れの中でリーダーだという主従関係を築き、愛犬がリーダーという守る立場から守られる立場になれば、愛犬がチャイムに吠えることがなくなるかもしれません。

    愛犬にリーダーだと認識してもらうためには、ごはんやおやつの時間、散歩のルート、遊びのタイミングなど、すべての決定権を飼い主さんが持ち譲らないことが大切です。

    飼い主さんが騒がない

    飼い主さんが大きな声で叱ったり叫んだりすることによって、犬はつられて興奮してしまいます。
    下手したら遊んでもらっていると勘違いすることも。

    愛犬がチャイムに吠えても飼い主さんは騒がずに、吠えている間は無視をしましょう。

    吠え止んだら、お座りをさせて褒めます。

    家族で協力して何度もチャイムを鳴らして「吠えては知らんぷり、止んだら褒める」を繰り返してトレーニングをしましょう。

    愛犬が落ち着く場所をつくる

    チャイムが鳴ったら、愛犬が一番落ち着く場所へ誘導できるようクレートやゲージなどの愛犬の落ち着ける場所をつくっておきましょう。

    チャイムを鳴らして「ハウス」に入ることができたらおやつをあげるを繰り返しトレーニングし、自分のテリトリーを認識させます。

    自分のテリトリーがハウスの中だけだと明確になると、「このテリトリーの中だけはチャイムを鳴らした来客者が侵入してくることはない」という安心感が得られ、チャイム吠えが軽減されるのです。

    おやつは吠える前か静かになったら与える

    おやつやおもちゃは、チャイムが鳴ってから吠えそうになる直前にあげましょう。

    チャイムに盛んに吠えた後にあげると、「チャイムに吠えたらおやつ(おもちゃ)をくれる」と学習してしまい、いつまでたってもチャイムに吠え続けてしまいます。

    チャイムが鳴ってすぐにおやつやおもちゃを与えることで、「チャイムが鳴ったらおやつ(おもちゃ)をくれる」と学習し、吠えることがなくなるはずです。

    また、静かになった瞬間におやつを与えることも効果があるでしょう。

    成犬期前半と成犬期後半のチャイムに吠える原因と対策


    チャイムに吠える理由はさまざまなことがわかりましたが、成犬になってからは前半と後半で原因と対策が異なることがあるようです。

    愛犬のチャイム吠えの原因と対策の参考にしてみてください。

    成犬期前半(小・中型犬:1才前後~3才くらいまで・大型犬:1才半~3才くらいまで)

    成犬期に入ると、何もわからなかった子犬のころに比べて警戒心が強くなります。

    自分の安心の場である家をテリトリーとして認識し、縄張り意識も強くなるため、飼い主さん以外の人がチャイムを鳴らして家にやってくることがわかると、吠えるようになるのです。

    成犬になりたてのころは、経験したことを覚えて行動に反映し始める時期です。

    よって、間違えたしつけで対処すると吠えが悪化してしまう可能性があるため、注意が必要となります。

    この時期にチャイムに吠えるしぐさを見せ始めたら、ハウス(クレートやケージ)に入れて大きな布をかぶせて落ち着かせましょう。

    狭く薄暗いハウス(クレート)の中は視覚的な刺激をシャットアウトでき、興奮した気持ちを鎮静化させる効果があります。

    チャイムが鳴るたびに「ハウス」のコマンドを使えば、チャイムの音に吠えることはなくなるはずです。

    成犬期後半(小・中型犬:約3~6-7才くらいまで・大型犬:約3~4-5才くらいまで)

    成犬期後半になると、成犬期前半よりもさらに警戒心が強くなる傾向があります。

    成犬期前半からのチャイム吠えが続いている場合、「吠えたら追い返すことができる」と学習しているため、チャイムに吠えることが定着してしまっていると考えられます。

    吠える習慣が定着してしまっている成犬期後半の場合は、今までの吠えていた環境を変える必要があります。

    例えば、チャイムの音を変えたり音量を下げたりなどの工夫をしてみましょう。

    この時期の犬の「チャイム=吠える」というルーティンを変えるのは難しいため、新しい音を使って別のルーティンをつくることをおすすめします。

    「(新しい音の)チャイムが鳴ったらいいことが起きる」と学習させることが大切です。

    また、チャイムが鳴ることなく荷物の受け取りが可能な宅配ボックスイーコンボライトの活用や既存の壁に施工可能なリノベーションAIB工法による遮音効果向上など、吠え対策の工夫をしてみましょう。

    まとめ


    子犬のころはチャイムに無関心だった犬でも成犬期に吠え出すこともあるため、吠えやすい犬種か否かにかかわらず、子犬のころからチャイム音に対してのトレーニングをおすすめします。

    また、成犬になってからでも適切なしつけや対策によってチャイムに吠えることを軽減することは可能です。

    チャイムに吠える原因を見つけ、愛犬に合った対策を立てましょう。

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