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犬が外の音に吠えるのを防ぐ方法・商品まとめ

目次

    犬を飼っていると、犬が外の音に反応して吠えてしまうということがどうしても起こってしまいます。犬が吠える声は大きいので、周囲の住人に対して迷惑をかけてしまうかもしれません。

    ですが、犬が外の音に反応して吠えるのをなるべく抑える方法があります。ここでは、犬が外の音に反応して吠えてしまうのを防ぐ方法、商品を紹介します!

    犬は吠える動物


     

    犬は本能的に「吠える」動物です。外敵と争う時や獲物を追い詰める時に吠えていましたし、人間の仕事を助けるために吠えることをよしとされてきたこともありました。犬種によっては、吠えることを重要視して交配され生まれた犬種もあります。

    そのため、完全に吠えるのをやめさせるというのは難しいものです。

    吠えることは犬にとって当然の行為なのですが、過剰に吠え続けてしまう「無駄吠え」にお困りの飼い主さんも少なくありません。犬の吠える声は響きやすいので、ご近所迷惑になることを心配されている方も多くおられます。

    しつけトレーニングで「無駄吠え」を軽減させるとともに、愛犬が自然と吠えなくなるような工夫をするのがおすすめです。

    犬はなぜ外の音に吠えるのか?

    犬は外の音に反応して吠えることがありますが、それは恐怖や警戒・威嚇、興奮によって起こっています。愛犬が「なぜ吠えているのか」を把握し、その理由に合わせた対策を取っていきましょう。

    恐怖

    犬は雷やサイレン、インターホンなどのような大きな音に対して恐怖を感じることがあります。特に小型犬には怖がりな子が多く、携帯電話の着信音やお風呂のアナウンスにさえ恐怖を感じることがあります。

    恐怖が強い場合、ガタガタと身体が震えてしまうことも。恐怖心からパニック気味になっていると飼い主さんの声が届かず、興奮を落ち着かせるまでに時間がかかることもあります。

    威嚇

    犬は威嚇によっても吠えることがあります。他の犬が外で吠える声や、前を通りかかる人の声、電車や自動車の音など、近寄ってくるものに対して威嚇をするのです。

    犬は自分のテリトリーに知らない人が入ってくるのを嫌います。外敵だと判断して威嚇をするのです。

    これは、自分自身だけでなく飼い主さんやご家族を守ろうとして吠えている場合があります。危険を知らせるとともに、外敵に対して威嚇をしているのです。

    嬉しさ

    人が来たときに、恐怖や威嚇ではなく嬉しさで吠える犬もいます。宅急便の配達人、通りを通りかかる人や犬などを見つけると、嬉しくて吠えるのです。吠えることで「こっち見て!一緒に遊ぼう!」と自己アピールをすることもありますね。

    興奮して飼い主に知らせるために吠える犬もいます。外の人や犬と会えたことが嬉しくて、飼い主の元までいって吠えるのです。

    犬が外の音に吠えるのを防ぐ方法

    犬が外の音に吠えるのを防ぐためには、しつけの面と環境の面で対策を行う必要があります。以下のような対策を行うようにしましょう。

    音に慣れさせる

    その音に「嬉しい」という感情を関連づけ置き換えることができます。

    例えば、宅急便の配達員や人が通りかかったときに吠える場合には、その人が通りかかったタイミングでおやつをあげてみましょう。

    こうすることで、外の音へのネガティブな感情を「おやつをもらって嬉しい」という感情に置き換えます。これを繰り返すうちに、犬は外の音に対してポジティブな気持ちを持つようになり、恐怖や威嚇で吠えるのを抑えることができます。

    落ち着く方法を教える

    外の音に吠えているとき、犬はパニック状態や興奮状態にあります。この精神状態を落ち着けてあげることで、吠えを抑えることができます。

    精神状態を抑えるための方法としては、自分の落ち着ける場所を作ってあげることが大事。クレートやペットケージを設置して「この中に入れば安心」ということを教えてあげましょう。

    外の音に対して吠えたときに「ハウス」をして、クレートやケージなど自分の定位置に戻らせます。何度もこれを繰り返すことで、クレートやケージに入ったら安心できるので吠えなくてよいことを覚えさせるのです。

    広すぎるテリトリーを守るのは大変で、愛犬が音に対して神経質になっている場合があります。この方法によって、自分の縄張りをクレートやケージまで狭めることができます。家の外まで自分のテリトリーと思っていたのを、自分の居場所だけをテリトリーにできるのです。

    見えないようにする

    愛犬から外の様子が見えないようにするのも1つの方法です。

    外を歩く人や犬、外を通る車などを見ると、神経質な子は「縄張りに侵入してくるのではないか」「危険があるのではないか」と警戒してしまいます。

    そもそも外の様子を見えないようにすることで愛犬が気づくきっかけをなくすのが有効な場合もあります。

    その方法としては、

    窓を高い位置に設置する
    ・窓にすりガラスフィルムを貼る
    ・カーテンを閉める


    などの方法があります。

    音を減らす

    外の音が室内に伝わるのを減らすという方法も有効です。外の音が室内に届かないようにすれば愛犬も音に反応して吠えることがなくなります。

    外の音を抑える方法としては、「部屋の防音性を高める」のがよいでしょう。

    ・防音壁にする
    ・防音塗料を塗る
    ・窓、扉、カーテンを防音のものにする


    などが考えられます。

    お部屋の壁のなかに防音性のある断熱材を入れたり、外壁や内壁に防音効果のある塗料を塗ったり、二重窓や防音扉にしたり、防音性のあるカーテンを設置するのがおすすめです。

    このようにお部屋の防音性能を高めることで、室内に入ってくる外の音を大幅に減らすことができます。

    遮音性のある住まいのアイテム5選

    愛犬が外の音に吠えるのを防ぐための商品をピックアップして紹介します。
    少しの工夫で愛犬が外の音に吠えるのを防ぐことができますよ♪

    1.断熱塗料「ガイナ」

    断熱塗料「ガイナ」は、JAXAがロケットのために開発した断熱技術を日進産業が応用して開発した断熱塗料です。

    塗膜には密度の高い特殊セラミックのなかに、空気を含んだ球体が多層で構成されています。この特殊セラミックが音を反射し、空気によって減衰を繰り返します。

    外壁や内壁、天井にガイナを塗ることによって、外の音がお部屋の中に伝わるのを防ぐことができます。以下のように、どれくらい騒音を抑えられるかの実験動画もあります。

    断熱塗料「ガイナ」はこちら

    2.防音ドア「ラフォレスタ」

    インテリアにマッチしやすい木目デザインが素敵な『ラフォレスタ』は、防音タイプのドアもラインナップ。

    ラフォレスタの防音ドアはJIS性能遮音等級T-1の性能であり、外の音を室内に響かせるのを防いでくれます。防音ドアの遮音効果は-25dbです。これは隣室の物音が100dbだった場合に、75dbまで下げるということです。

    防音の戸当たり材も使用しており、気密材が密着するのでより音を低減します。

    防音ドア「ラフォレスタ」はこちら

    3.遮音カーテン「フフル」

    東リのカーテン『フルル』には遮音タイプのカーテンがあります。ベーシックな色合いの無地タイプからナチュラルな柄もありますので、幅広いインテリアの雰囲気に取り入れやすそう♪

    カーテン『フフル』遮音タイプはこちら

    4.内窓「インプラス」

    LIXILの内窓「インプラス」は既存の窓に簡単に設置することができ、既存の窓との間に空気の層をつくることで外の音が室内に入るのを軽減します。また、室内の愛犬の声が外に漏れるのを防ぐ効果も。

    内窓「インプラス」はこちら

    5.内窓「プラマードU」

    防音に対して優れた性能を発揮するYKK APの内窓「プラマードU」は、約60分の簡単な施工で設置できます。

    プラマードUを設置することで外からの音を15db低減することができ、愛犬が外の騒音に反応するのを防ぐことができます。

    内窓「プラマードU」はこちら

    まとめ

    犬は本能として吠える動物であるため、完全に吠えるのをやめさせるのは難しいものです。愛犬が「なぜ吠えているのか」をしっかりと把握し、しつけと環境改善の2点から対策を行ってみましょう。

    おうちの防音対策をする他のアイテムは『犬の騒音対策をしよう!防音ができるアイテム13選』でまとめていますので参考にしてください。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    勝部 千尋

    「書く・聴く・伝える」 執筆&犬猫お悩み相談『毛玉生活』運営 ライター/犬猫相談員 経歴 静岡県沼津市出身/京都芸術大学卒 大学卒業後、オーストラリアにワーキングホリデーと...

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