愛犬・愛猫のストレスを軽減する工夫や、便利なものを揃えようとするほど、住まいのデザインにまで気が回らなくなってしまいがち。しかし最近では、ペット愛好家の中でもデザイン性を重視する声が多くなってきました。
そこで今回は「愛犬家住宅コーディネーター」の知識と知恵にプロの設計士の空間デザイン力を融合してつくり上げた、まさに“デザイン性重視”の方の参考となる「ペット共生デザインハウス」を紹介します。
「設計士」×「愛犬家住宅コーデネーター」 プロが考えた理想の愛犬家デザインハウス
愛犬が暮らしやすい動線計画、ストレスを軽減する素材選びや設備など、性能を落とすことなく、人が楽しく、好きなものに囲まれて暮らす喜びも同時に実現した、理想の愛犬家住宅。階段下のデッドスペースを活用した空間の使い方、リビングからつながるウッドデッキとドッグラン、そしてテラスへの動線なども参考になりそう。
デザインにこだわりながらも、愛犬がストレスなく暮らせるための工夫もしっかり計画。動線の工夫だけでなく、フローリングにはガラスコーティ
ングを施し、キズがつきにくくお手入れも簡単に。滑りにくいため愛犬の負担も軽減。
また、室内の素材にも、調湿・消臭のできる抗菌タイルを使用するなど、デザインと性能が両立した住宅になりました。



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室内では愛犬の居場所に工夫を 庭にはウッドデッキから見渡せるドッグラン

お留守番の時に大活躍する愛犬専用ルームは扉が上下二分割となっており、上部のみ開けて様子を見ることもできます。和室は段差を設けることで「入ってはいけない」ことを教えやすくなり、きれいな状態が保てます。
庭に設置されたドッグランでは、愛犬と一緒に走り回って汗を流すもよし、愛犬が走り回って遊んでいる姿を見ながらウッドデッキでゆっくりティータイムを楽しむのもよし。「愛犬との暮らしを楽しむライフスタイル」のお手本のようなロケーションです。


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「愛犬と一緒に子どもたちも成長する」子育て家族のための愛犬家住宅

愛犬が思い切り走り回れるようにつくったお庭は、子どもたちにとっても大切な遊び場です。愛犬と一緒に走り回ったり、夏にはプールをつくって水遊びもできるようにしました。また、ウッドデッキと階段をつくることで、家族が同じ空間にいながらもそれぞれの過ごし方ができるコミュニケーションの場が生まれています。
愛犬が一人になりたい時には、階段下のスペースでゆっくりできるように、室内には、2つのシーンに合わせた「愛犬の居場所」をつくりました。
24時間換気システムを採用し、カビやダニ、花粉などを大幅にカット。人間はもちろん、愛犬にとっても健康で快適な空間です。


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愛猫の居心地を考えた空間づくり 運動不足を解消する工夫

猫は犬とは異なり、室内で過ごす時間が長く、中には、一生を室内で過ごすという猫も少なくありません。そのため、猫を飼う際には、できる限り室内で過ごす際のストレスがかからないデザイン、工夫が求められます。
写真はどこにでもあるキャットウォークに見えますが、横にある棚の、至るところに「穴」があり、愛猫が通り抜けられます。この穴は、棚の横だけではなく、一つひとつの棚板にも施され、棚を上下左右に移動することも可能。「歩く・上り下り・ジャンプ」といった運動が室内でも行えることで、愛猫の健康にも配慮した空間に。写真のキャットウォークに設置している透明のボウルは「下から肉球が見えたらかわいいな!」という遊び心で採用されました。



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住まい探訪は以下もご覧ください
【犬も猫もうれしい素敵な住まい探訪】愛犬・愛猫がストレスなく過ごせて飼い主も楽しく快適に暮らせる理想の家とは?犬も猫もうれしい素敵な住まい探訪
犬も猫もうれしい素敵な住まい探訪
この記事を書いたペット愛好家の住まいの専門家

AMILIE編集部
ペットは大切な家族の一員として、私たちと同じ住環境で暮らしています。ほんの少しペットの目線になることで人もわんちゃん・ねこちゃんも、ともに安心・安全・快適に暮らせる新しい住まいが見えてくるかもしれません。私たちの心をいつも豊かにしてくれるペットのためにも、家族みんなの笑顔があふれる住まいについて考えていくこと。それが、「愛犬家住宅・愛猫家住宅」。
愛犬・愛猫と幸せに暮らす住まい工夫事例をお届けします。
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