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猫にカーテンをボロボロにさせない!上る理由とおすすめの対策

目次
    猫の爪はとても鋭く、猫がカーテンにじゃれつくと破れたりほつれたりしてしまいます。
    カーテンは頻繁に買い替えるものではないですし、オーダーカーテンのように高級な場合は特にショックが大きいでしょう。

    猫と一緒に生活する場合、家具や壁の多少のキズは仕方がないと言えます。
    しかし、できることならキズをつけずに暮らしたいですね。

    この記事では、猫がカーテンを上る理由とボロボロにさせない対策について解説します。

    猫がカーテンに上る理由


    猫は動くものにじゃれつく習性があり、高いところに上りたいという本能があります。
    そのため、カーテンは格好の遊び場となり、爪でキズつくことも多いです。

    特に子猫は体重が軽く好奇心旺盛なため、勢いよくカーテンを上ってしまうでしょう。

    ゆらゆら揺れるから

    カーテンは、風の強さによって小さく揺らいだり、大きく波打ったりします。
    不規則に動くカーテンは、猫にとってはまるで大きなオモチャです。

    また、飼い主さんがカーテンを開け閉めする時にも、ゆらゆらとカーテンが揺れます。
    カーテンにじゃれて遊んでいるうちに、ついつい上ってしまう猫もいます。

    風のある日には窓を開けないようにしたり、タッセルで束ねておいたりしましょう。
    ゆらゆら揺れるカーテンは、どうしても猫の気をひいてしまいます。

    高いところが好きだから

    猫は、高いところがとても大好きです。
    キャットタワーがない場合、カーテンを上って高いところに行きたがるかもしれません。

    カーテンを上った先のカーテンレールでくつろぐのが好きな猫もいるようです。
    成猫の場合は体重が重いので、カーテンレールごと落下する恐れがあります。

    安全に高いところを楽しめるように、キャットタワーを用意してあげましょう。
    窓際に置くと、外の景色を見たり日向ぼっこをしたりできます。

    爪が引っかかるから

    猫の爪は「カギ爪」と呼ばれ、円形状にカーブしながら伸びる特徴があります。
    先をカットしておかないと、カーテンに引っかかりやすいです。

    猫は下りるのが苦手なため、いざカーテンを上ってからアタフタすることもあります。
    爪が引っかかって下りられない時は、しっかり抱えて優しく爪をはずしましょう。

    爪とぎ器でガリガリするだけでは、爪の先は平らになりません。
    飼い主さんのケガを防ぐためにも、爪切りをするようにしましょう。

    飼い主さんの気をひくため

    家事や仕事で忙しいと、愛猫を撫でたり一緒に遊んだりできないことがありますね。
    カーテンを上った時に飼い主さんが大騒ぎして構ってくれた記憶が残ると、わざとイタズラをして気をひく猫もいます。

    カーテンに爪が引っかかったフリをして飼い主さんを呼び寄せる猫もいるようです。
    猫は良かった経験や嬉しかった記憶を忘れず、何度も繰り返すことがあります。

    強く叱らず笑いもせず、フラットな態度でカーテンから引き離しましょう。
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    猫をカーテンに上らせないための対策


    クセになると、当たり前のようにカーテンに爪を引っかけて上るようになります。
    諦めてボロボロのカーテンで過ごすのもひとつの手ですが、できることならカーテンを上らないようにさせたいですね。

    高いところに登りたい本能と爪とぎの習性を利用して、カーテンをキズから守りましょう。

    キャットタワーを設置する

    高いところに上りたいという欲求は、キャットタワーで満たすことができます。
    「周囲が見渡せる高所は安全である」という本能に従う猫にとって、キャットタワーは安心できる居場所です。

    キャットタワーを窓際に置くと、部屋の様子だけでなく外の景色もよく見えます。
    風で揺れる木の葉や飛んでいる鳥を観察することは、気分転換やストレス解消になります。

    カーテンに上って本能を満たしている場合は、他に上れる高い場所を用意しましょう。
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    爪とぎ器を設置する

    爪とぎは、捕食動物である猫にとって必要不可欠な習性です。

    爪とぎ器がないと家具や壁などで爪とぎをしてしまうので、キズをつけられたくないのであれば、爪とぎ器は必ず用意しましょう。

    爪とぎ器は縦型と横型があり、素材も段ボールや麻ヒモなどさまざまです。
    いくつか試してみて、お気に入りの爪とぎ器を探すことをおすすめします。

    設置場所は、猫がよく通る場所に設置してください。
    爪とぎにはマーキングの意味もあるため、目につきやすい場所に設置しましょう。
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    こまめに爪を切る

    狩りをしなくても生きていける飼い猫には、爪切りが必要です。
    血管をキズつけないように、先を少しだけカットします。

    爪の先が平らになっていれば、触れただけでカーテンが破れたりほつれたりすることは少なくなるでしょう。
    爪切りの頻度は、子猫は1〜2週間に1回、成猫は3週間〜1ヵ月に1回が推奨されています。

    伸びっぱなしの爪は、肉球に刺さってしまう可能性があります。
    爪とぎをしなくなったシニア猫は2週間に1回の頻度で爪を切りましょう。
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    カーテンを替える

    爪が引っかかりやすい素材のカーテンは、猫が少しじゃれただけでも布地にキズがついてしまいます。
    目の細かい布製のカーテンやツルツルした素材で上りにくいカーテンを選びましょう。

    ペットと暮らす家庭におすすめのカーテンには、爪が引っかかりにくいだけでなく、消臭機能や抗菌・防汚加工がされているものがあります。
    布はニオイがしみ込みやすいため、トイレ臭がつきにくいカーテンは生活の質をアップさせてくれます。
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    嫌なニオイをつける

    猫は嗅覚が敏感で、苦手なニオイがする場所には近づかなくなります。
    どうしてもカーテンを上ってしまう場合には、しつけ用スプレーをかけてカーテンから遠ざけましょう。

    猫用のしつけスプレーには、猫が嫌がるけれども体には無害な成分が含まれています。
    なめても健康に影響はありませんが、ストレスになる可能性があるため注意が必要です。

    しつけ用スプレーはソファや壁にも噴霧することができます。イタズラをされて困る場所に使用しましょう。
    おすすめのしつけ用スプレー TAURUS ヒッカキノン

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    猫がカーテンに上る時の注意点


    猫がカーテンに上る時は、落下によるケガに注意しましょう。
    また、叱りすぎると信頼関係が崩れる恐れがあるため、叱る以外の方法で工夫する必要があります。

    ストレスによるイタズラの場合は、原因の把握が大切です。

    落下を防止する

    愛猫がカーテンにしがみついて離れなかったり、カーテンレールの上に乗ったりする場合は、カーテンレールの落下に注意してください。

    子猫は体重が軽いので、カーテンレールがはずれる可能性は低いでしょう。
    しかし、成猫の場合は、猫自身やカーテンレールの落下によってケガをする恐れがあります。

    カーテンレールは重いものを支えるようにはできていないため、最悪の場合、壁ごと落下する危険性もあり、破損が大きいと修繕費も多くかかります。

    叱り過ぎない

    猫は自由奔放で、しつけが難しいことで有名です。
    悪さをした時に叱ること自体は間違いではありませんが、叱り過ぎには注意しましょう。

    信頼関係が崩れるため、大きな声で怒鳴ったり叩いたりしてはいけません
    飼い主さんに対して恐怖を抱くと、常に緊張状態になり、体調を崩したり粗相をしたりします。

    猫は賢いのですが、「してはいけないことをやめさせる」のは簡単ではありません。
    代わりに「しても良いことをさせる」ように導いてあげる方が効率的です。

    ストレスを軽減する

    猫は、飼い主さんへの不満や環境へのストレスがあると、カーテンに上るなどのイタズラをすることがあります。
    言葉が話せない猫は、不満を行動で示すしかできません。ストレスの原因を探り、解消してあげましょう。

    引っ越しの直後や家族・同居猫の増減があった時には、ストレスを感じているかもしれません。
    キャットタワーや爪とぎ器を用意し、高い場所でお昼寝したり、思いっきりガリガリと爪とぎさせてあげましょう。

    【まとめ】猫にカーテンをボロボロにさせない工夫が必要!


    猫は、本能に従って高いところに上ります。
    爪が引っかかりやすく、ゆらゆらと揺れるカーテンは、猫にとって「上ってください」と言わんばかりの存在でしょう。

    しかし、カーテンは部屋全体の雰囲気に与える影響も大きく、ボロボロだと気分が良くありませんね。
    愛猫には、キャットタワーや爪とぎ器で本能を満たしてもらいましょう。

    猫の習性を理解することによってカーテンを愛猫のイタズラから守りながら、快適に暮らしたいですね。

     

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    AMILIEライター

    エリア:東京都

    愛犬家住宅コーディネーター