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目次
犬の毛玉は、正しい手順を知っていれば、愛犬の皮膚への負担を抑えながら自宅で取れる場合があります。
ただし、自宅では対処できない毛玉もあるため、取れるかどうかの見極めが不可欠です。
愛犬の毛玉を見つけても痛がらないか不安で、ケアできずに悩む飼い主さんは多いのではないでしょうか。
本記事では、トリマーの資格を持つ筆者が、毛玉の見極め方から正しい取り方、役立つアイテムまで解説します。
固まった犬の毛玉は自宅で取れる?見極め方と対処法

犬の毛玉は、状態を見極めたうえで対処を選ぶ必要があります。
ここからは、自宅で取れる毛玉の見極め方と対処法を解説します。
自宅で取れる毛玉とプロに任せる毛玉の違い
自宅で取れる毛玉かどうかは、触ったときの硬さと、毛玉の位置で判断できます。
それぞれの毛玉の見極め方は、以下のとおりです。
| 項目 | 特徴 | 毛玉ができる場所 |
| 自宅でケアできる毛玉 | 指で触ると柔らかく割ける | 毛先のほうにあり、皮膚との隙間がある |
| プロに任せる毛玉 | フェルトのように硬く固まっており、指で割けない | 皮膚にぴったりと張り付いている |
自宅で処置できるかどうか判断に迷うときは、プロへの相談をおすすめします。
ハサミで切る・無理に引っ張るのはNG
毛玉を処理する際に、ハサミで切ったり無理に引っ張ったりするのは、皮膚を傷つけるため避けてください。
毛玉の根元は皮膚と密着していることが多く、ハサミを使うと誤って皮膚を切ってしまう恐れがあります。
また、無理に指やブラシで引っ張ると、皮膚の炎症や内出血の原因となります。
毛玉は力ずくで取り除かないようにしましょう。
無理をせずにトリマーや動物病院に任せる
自宅での処置が難しいフェルト状の毛玉は、プロのトリマーや獣医師に任せることをおすすめします。
トリマーや獣医師は犬の皮膚の構造を熟知しており、安全かつ迅速に毛玉を取り除けるため、自宅で取り除くよりも、愛犬の負担を抑えられるでしょう。
ケガのリスクを避けるためにも、自宅で取れない毛玉は、無理をせずに相談してみてください。
犬が痛がらない毛玉の取り方|自宅でできる3ステップ

愛犬に痛みを与えないように毛玉を取るには、正しい手順を把握しておくことが大切です。
ここからは、自宅でできる毛玉取りの3ステップを解説します。
ステップ①毛玉の根元を指で押さえる
毛玉を直接引っ張ると、皮膚も一緒に引っ張られて強い痛みを与える可能性があります。
毛玉を取り除く際には、毛玉の根元を親指と人差し指でしっかり押さえましょう。
毛玉を指で押さえるときは、以下のポイントに注意してください。
- 毛玉の先端ではなく、皮膚に近い側を挟む
- 押さえる力は、毛玉が動かない程度にする
- 皮膚をつままないように注意する
根元を固定すると、ほぐす際の力が皮膚に伝わりにくくなり、愛犬への痛みを軽減できます。
また、根元を指で押さえることは、スリッカーブラシで皮膚を傷つけるリスクの軽減にもつながります。
ステップ②指で毛玉の外側から少しずつほぐして割く
毛玉の根元を押さえられたら、もう片方の手の指先で、毛玉を外側から少しずつ縦に割いていきます。
指先を使うと、毛の状態を感じ取りながら、ブラシよりも力加減を調整しやすくなります。
ほぐす際には、固まった毛を1本ずつ分解するイメージで、少しずつ進めることがポイントです。
毛玉がなかなかほぐれないときは、毛玉用のローションを併用すると、毛同士の摩擦が減り、引っかかりも軽くなります。
どうしても指でほぐせない場合は、無理をせずプロへの相談を考えましょう。
ステップ③ブラシやコームを使って優しく被毛を梳かす
指で毛玉がある程度ほぐれたら、ブラシとコームで仕上げます。
手順は、以下のとおりです。
- 毛玉の根元を押さえたままスリッカーブラシで毛先から少しずつ梳かす
- スリッカーブラシで被毛全体を梳かす
- コームで被毛全体を梳かす
コームが引っかかった箇所には、毛玉が残っている可能性があります。
引っかかりが残るときは、ステップ②に戻って指でほぐしてからもう一度スリッカーブラシで梳かし、毛玉を取り除きましょう。
コームがスムーズに通れば、毛玉取りは完了です。
犬の毛玉の取り方に役立つおすすめアイテム3選

ここでは、愛犬の毛玉を取る際に役立つ3つのアイテムを紹介します。
摩擦を減らしてほぐしやすくする「毛玉ローション・スプレー」
毛玉ローション・スプレーは、毛同士の摩擦を減らして、指やブラシの引っかかりを軽くするアイテムです。
指でほぐしても取りにくい毛玉に使用すると、除去しやすくなります。
おすすめの毛玉ローションを紹介します。

「エクストラ・リス タングルリムーバー」は、被毛のもつれや絡みに使うヘアローションです。
オート麦プロテインを配合し、低刺激処方で子犬からシニア犬まで使用可能。
もつれた部分に直接スプレーし、2分ほど置いてからブラッシングすると、毛玉を除去しやすくなります。
毛玉を優しく解きほぐす「スリッカーブラシ」
スリッカーブラシは、指でほぐした毛玉の残りを梳かし、被毛全体を整えるために使用します。
ただし、毛玉を取るために力を入れると、皮膚を傷つける恐れがあります。
スリッカーブラシは、愛犬の皮膚を傷つけにくい構造のものを選びましょう。
愛犬の皮膚への負担を軽減できるスリッカーブラシを紹介します。

「プロフェッショナルスリッカーブラシ」は、特許技術でピンの先端が丸く加工されたブラシです。
皮膚への負担を抑えながら被毛を整え、不要な毛を取り除けます。
ピンには国産のステンレスを使用しており、さびにくいのも魅力です。
仕上げや細かな部分のチェックに使う「コーム」
コームは、梳かし終えた被毛に毛玉が残っていないか、確認する際に使用します。
被毛全体を梳かすと、見逃しやすい細かな部分の毛玉も見つけられます。
コームは、粗目と細目の両方が使えるタイプがおすすめです。

「岡野製作所 高級両目金櫛」は、細目と粗目の両方がついた、両目タイプのコームです。
細目部は不要な毛を取るときに、粗目部は被毛を整えるときに使用可能。
歯の先端が丸い先丸針のスチール製で、愛犬の皮膚への負担を軽減できます。
犬に毛玉ができる原因と対処法

犬の毛玉は、ブラッシング不足と被毛の摩擦によってできるとされています。
ここからは、毛玉ができる原因と、予防方法を解説します。
原因①抜け毛の放置やブラッシング不足
犬の被毛は、毎日のように抜け落ちます。
抜け落ちた毛が健康な被毛に絡みつくと、時間の経過とともに毛玉へと変化します。
とくにダブルコートの犬種や長毛種などは、日頃のお手入れ不足が毛玉の原因になりやすいでしょう。
毛玉は皮膚の通気性を悪くし、皮膚炎やニオイの原因になる場合もあります。
抜け毛は放置せず、日々のブラッシングで取り除くことが大切です。
原因②首輪・ハーネス・服などの摩擦
首輪やハーネス、服などを着用すると、被毛が擦れて毛玉ができる可能性が高まります。
擦れる部分の被毛は、犬が動くたびに擦り合い、少しずつもつれていきます。
とくに首輪の下やハーネスが当たる脇の下、服の袖ぐりなどは、毛玉ができやすい部分です。
被毛のもつれが小さいうちは、自宅でも簡単に対処できます。
首輪やハーネス、服を着用した後はブラッシングをして、摩擦で生じた被毛のもつれに対処しておきましょう。
日々の被毛ケアで予防する
毛玉の予防には、ブラッシングとシャンプーを組み合わせた日々の被毛ケアが不可欠です。
長毛種は毎日、短毛種は3~4日に1回程度、ブラシで全身梳かすと抜け毛を効率的に除去できます。
シャンプーは月に1回から2回を目安に、愛犬の被毛の状態に合わせて行いましょう。
定期的にシャンプーすると、ブラッシングで取りきれなかった不要な抜け毛や汚れを落とせて、毛玉予防になります。
自宅で愛犬をシャンプーする際には、「UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)」の活用がおすすめです。

「UFB DUAL®(ユーエフビーデュアル)」は、水道管に設置するだけで、家中の水をナノバブル水に変える製品です。
0.001mm未満の超微細な泡が、汚れやニオイを洗い流し、ペットの皮膚と被毛を清潔に保ちます。
保温効果が持続するため、血行促進にも役立つのも魅力です。
犬の毛玉の取り方・予防に関するよくある質問(FAQ)

最後に、毛玉に関するよくある質問を見ていきましょう。
Q. 毛玉はどのくらいの頻度でチェックすればいい?
毛玉は、ブラッシングの度に確認するのが理想です。
とくに長毛種やダブルコートの犬種は、毎日ブラッシングをして、毛玉が絡まっていないかを確認しましょう。
短毛種であっても、換毛期や服を着用した後は毛玉ができる可能性があるため、こまめな確認が必要です。
Q. 毛玉ができやすい部位は?
毛玉ができやすい部位は、耳の後ろや脇の下、内股、お尻周りなどです。
首輪やハーネスを着用する場合、散歩のたびに擦れやすい首周りも毛玉になる可能性があります。
被毛が擦れやすい部位は、ブラッシングの際に重点的に確認しましょう。
Q. 定期的なトリミングは毛玉の予防になる?
月に1回程度のトリミングは、毛玉の予防に効果的です。
伸びた被毛を適切な長さに整えると、被毛が絡まる量を減らせます。
また、プロのシャンプーとブローにより、自宅では落としきれない不要な抜け毛や汚れを、リセットできます。
トリマーに相談しながら、愛犬に合うカットスタイルを見つけましょう。
犬の毛玉は正しい取り方と日々の予防で解決しよう

犬の毛玉は、状態を見極めて正しい取り方を実践すると、愛犬の負担を抑えながら取り除けます。
柔らかい小さな毛玉は、根元を押さえて少しずつほぐし、ブラシとコームで整えます。
皮膚に張り付いた毛玉やフェルト状の毛玉は、無理をせずにトリマーや動物病院に相談しましょう。
また、日々のブラッシングと定期的なシャンプーで、抜け毛を取り除くと、毛玉ができにくくなります。
毛玉の予防方法を実践して、愛犬の美しい被毛を保ちましょう。


