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目次

(マルチーズ×キャバリア/男の子)(キンカロー/男の子)
大切な愛犬とのコミュニケーションの時間であるブラッシング。
しかし、「どうしてうちの子は嫌がるんだろう?」と悩んでいる飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
この記事では、愛犬がブラッシングを嫌がる理由や対処法について解説します。
犬種ごとのケア方法やブラッシング嫌いを克服するポイントについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
犬がブラッシングを嫌がる理由
犬がブラッシングを嫌がるのには、いくつかの理由が考えられます。
愛犬の気持ちを理解して、ブラッシングの時間を楽しいものにしてあげましょう。
過去の不快な経験がある
過去にブラッシングで嫌な思いをした経験があると、ブラシを見ただけで警戒したり、逃げたりするようになることがあります。
例えば、以下のような経験をしたために、痛みや嫌な記憶が残っているのかもしれません。
- 毛が絡まった状態で無理にブラシを通され、引っ張られて痛い思いをした
- ブラシの素材や先端が皮膚に強く当たって不快な感触があった
特に被毛が長い犬種は毛が絡まりやすいため、ブラッシングの際に痛みを感じやすい傾向があります。
こうした経験が積み重なると、「ブラッシング=嫌なこと」と記憶されてしまうのです。
ブラッシングされる部位が苦手
犬によっては、特定の部位を触られることに強い抵抗を感じる場合があります。
特に、お腹・足先・耳の周りなどは敏感な場所が多く、優しく触れただけで嫌がってしまう場合も。
また、過去にその部位をケガしていたり、痛みを感じたりした経験がある場合も、触られることを拒否する原因になり得ます。
愛犬が触られるのを嫌がる部位を把握し、無理にブラッシングを進めないことが大切です。
ブラッシングに慣れていない
子犬の時期にブラッシングに触れる機会が少なかったり、適切な方法で慣れてこなかったりすると、成犬になってからブラッシングを嫌がるようになることがあります。
初めてのブラッシングでいきなり長時間行ったり、強い力でブラッシングしたりすると、不安や恐怖を感じてしまうことも。
ブラッシングがどのようなものか理解していないため、「何かされる」という警戒心から嫌がってしまうのです。
体調不良や皮膚の炎症がある
ブラッシング中に急に嫌がるようになった場合、体調不良や皮膚のトラブルが隠れている可能性も考えられます。
例えば、皮膚に炎症やかゆみがある、関節に痛みがあるといった場合、ブラッシングの刺激が不快感や痛みを増幅させてしまうことがあります。
また、愛犬自身も気付かないうちに小さな傷やしこりができていることもあるかもしれません。
普段と様子が違うと感じたら無理にブラッシングを続けず、まずは愛犬の全身をチェックしたり、必要であれば獣医師に相談したりして健康状態を確認することが大切です。
犬がブラッシングを嫌がるときの対策
愛犬がブラッシングを嫌がる理由はさまざまですが、ちょっとした工夫でブラッシングを「心地よい」と感じてもらえることがあります。
ぜひ、それぞれの方法を試しながら、愛犬にぴったりの対策を見つけてあげてください。
ブラシの種類を見直す
愛犬がブラッシングを嫌がる原因の一つに、ブラシが合っていないことが挙げられます。
特にスリッカーブラシは、使い方によっては皮膚に刺激を与えてしまうことも。
愛犬の毛質や皮膚の敏感さに合わせて、より優しい感触のものを選んでみましょう。
例えば、絡まりやもつれを優しくほぐしてくれるブラシや、クッション性があり肌あたりが柔らかいブラシがおすすめです。
静電気が気になる場合は、静電気を抑えるタイプも検討してみましょう。
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ブラッシング前後にリラックスさせる
ブラッシングの時間を愛犬にとって心地よいものにするためには、開始前後の環境づくりが大切です。
お散歩から帰ってきて体が疲れているときやお昼寝の後など、愛犬がゆったりと落ち着いているタイミングを狙いましょう。
興奮しているときや遊びたい気分のときに無理に行うと、嫌な印象を与えてしまう可能性があります。
ブラッシングの前には優しく撫でてあげたり、落ち着いた声で話しかけたりして、リラックスできる雰囲気をつくってあげることが効果的です。
短時間・小さな範囲から始める
愛犬がブラッシングに慣れていない場合や過去に嫌な経験がある場合は、一度に全身をブラッシングしようとせず、少しずつ慣らしていくのがポイントです。
まずは数分間だけ、あるいは愛犬が嫌がりにくい背中などの小さな範囲から始めてみましょう。
ブラッシングの時間を徐々に長くしたり範囲を広げたりすることで、愛犬は「これくらいなら大丈夫」と安心感を覚えるようになります。
無理強いせず、根気強く続けることが大切です。
嫌がる部位は避けて後回しに
犬には、足先や耳の周りなど、特に敏感で触られるのを嫌がる部位があります。
これらの箇所を最初にブラッシングしてしまうと、その後のブラッシング全体を嫌がる原因になりかねません。
まずは愛犬が比較的触らせてくれる背中や腰などから始め、嫌がる部位は最後に回すようにしましょう。
慣れてきたタイミングで、苦手な部位をごく短時間だけ優しく触れる練習から始め、少しずつ慣らしていくと触らせてくれるようになります。
焦らず、愛犬のペースに合わせて進めることが大切です。
ご褒美と褒め言葉をセットにする
愛犬にとってブラッシングを「楽しい時間」にするためには、ポジティブな経験と結びつけることが効果的です。
ブラッシング中に良い子にしていたら、すぐに「いいこだね」と優しく声をかけて褒めてあげたり、小さなおやつを与えたりしましょう。
ブラッシングが終わった後にもたっぷり撫でて褒めてあげたり、好きなおもちゃで遊んであげたりするのも良い方法です。
「ブラッシングをすると良いことがある」と愛犬が認識することで、ブラッシングに対する抵抗感が減り、次第に進んで協力してくれるようになるはずです。
犬種別|ブラッシングのコツと頻度の目安
愛犬の犬種によって、被毛の質・量・抜け毛の多さなどが異なるため、ブラッシングの頻度や使うブラシの種類も、その子に合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、被毛タイプごとのブラッシングのコツと頻度の目安をご紹介します。
トイ・プードルなどの長毛巻き毛タイプ
トイ・プードルやビション・フリーゼのような巻き毛の長毛種は、毛が絡まりやすく毛玉になりやすいのが特徴です。
理想は毎日数分でも良いのでブラッシングを行うこと。
まずピンブラシで全体をとかし、その後コームで毛の根元から丁寧にとかすと良いでしょう。
毛玉が大きくなる前にこまめなケアを心がけてあげてくださいね。
チワワ、パグなどの短毛種
チワワやパグなどの短毛種は、一見するとブラッシングがあまり必要ないように思えますが、実は抜け毛が多いタイプです。
毛玉はできにくいものの、抜け毛を放置すると皮膚の通気性が悪くなることも。
週に1〜2回程度はブラッシングで清潔な状態を保ち、健康な皮膚を維持しましょう。
抜け毛を効果的に取り除くには、ラバーブラシなどがおすすめです。
柴犬、コーギーなどのダブルコート種
柴犬やウェルシュ・コーギーのようなダブルコートの犬種は、春と秋の換毛期には驚くほど毛が抜けます。
そのため、換毛期は毎日ブラッシングしてあげるのが理想です。
それ以外の時期でも週に2〜3回を目安にブラッシングしましょう。
胴回りはスリッカーブラシ、顔や足先はコームを使い、もつれや毛玉も取るようにブラッシングしましょう。
ゴールデン・レトリーバーなどの中〜長毛種
ダブルコートの犬種の中でも、ゴールデン・レトリーバーやボーダー・コリーなどの中〜長毛種は、特に被毛が厚く絡まりやすい傾向があります。
ブラッシングの際は毛の根元までブラシが届くよう、力加減を意識して優しく丁寧に行いましょう。
ブラッシング後に保湿効果のあるスプレーなどを軽く吹き付けてあげると、毛艶が良くなり静電気や毛の絡まりを抑える効果も期待できますよ。
ブラッシング嫌いを克服するポイント
愛犬がブラッシングを嫌がる場合、克服するためには気長な対応が必要です。
ここでは、ブラッシングを心地よい時間に変えるポイントをご紹介します。
習慣化のために「ルーティン化」する
ブラッシングを愛犬にとって当たり前の日課にするために、「いつ行うか」を毎日決めて習慣化してみましょう。
例えば、お散歩の後や夜のまったりタイムなど、愛犬がリラックスしているときを選んでみてください。
決まった時間に繰り返すことで、「この時間はブラッシングなんだな」と自然に受け入れやすくなります。
嫌がる前にやめて「続けたい」と思わせる
ブラッシングは、短時間で終わらせることがポイントです。
最初は数十秒から始め、慣れてきたら長くても5〜10分程度を目安にしましょう。
嫌がる素振りを見せる前に終えることで、ブラッシングに対する良い印象が残り、「次はもっと頑張ろう」という気持ちにつながりやすくなります。
無理に長時間行わず、少しずつ慣らしていくことが大切です。
嫌がる動きや表情に敏感になる
ブラッシング中は、愛犬の小さなサインを見逃さないようにしましょう。
しっぽが下がる・耳を伏せる・体に力が入ったりするなどは、イライラや緊張の兆候とされています。
そうしたサインが見られたら、すぐにブラッシングを中断し、愛犬を安心させてあげることが大切です。
愛犬の気持ちに寄り添い、無理はさせないようにしましょう。
プロに頼るのも一つの方法
どうしてもブラッシングを嫌がる場合は、一人で抱え込まずにプロの力を借りるのも賢明な選択です。
トリミングサロンのトリマーさんは犬の扱いに慣れており、専門的な知識も豊富です。
愛犬の性格や被毛に合ったブラッシング方法を教えてくれたり、少しずつブラッシングに慣れさせる手助けをしてくれたりするでしょう。
ブラッシングを嫌がる場合の注意点
愛犬がブラッシングを嫌がるとき、「どうにかしてあげなきゃ」と焦ってしまうかもしれません。
しかし、良かれと思ってしていることが、かえって愛犬との関係を悪くしたり、ストレスを与えたりしてしまうことも。
ここでは、ブラッシングの際に気をつけたいポイントをご紹介します。
無理に押さえつけると逆効果
愛犬が嫌がっても、無理やり押さえつけてのブラッシングは絶対に避けてください。
一時的にできたとしても、愛犬は飼い主さんに対して恐怖心や不信感を抱いてしまい、信頼関係が大きく損なわれる可能性があります。
ブラッシングの時間は、愛犬にとって楽しい触れ合いの時間であるべきです。
毎回同じ場所・姿勢は避ける
ブラッシングを毎回同じ場所や同じ姿勢で行うと、愛犬がその状況に飽きてしまったり、ストレスを感じて嫌がるようになったりすることがあります。
気分転換のためにも、時には場所を変えたり、抱っこしながら行ったりと、工夫を凝らしてみましょう。
愛犬がリラックスできる環境を色々と試してみてください。
皮膚トラブルがある場合は獣医師の確認を
ブラッシング中に愛犬が特に嫌がる場合、皮膚に何か問題がある可能性も考えられます。
赤みやかゆみ、湿疹などが見られたら無理にブラッシングを続けず、まずはかかりつけの獣医師に相談してください。
皮膚の状態によっては、ブラッシングのやり方や使う道具を変える必要があるので、適切なケア方法を確認しましょう。
愛犬に合ったブラッシング方法でストレスを減らそう
ブラッシングは、皮膚や被毛の健康を保ち、愛犬との絆を深めるための大切な時間です。
愛犬の様子をよく観察し、その子に合ったブラシを選んで短時間から始めるなど、焦らずに工夫を凝らしましょう。
無理強いせず、ご褒美や褒め言葉を積極的に使い「ブラッシングは嬉しいこと」と教えてあげてください。
少しずつでも前向きに取り組むことで、きっと愛犬とのブラッシングタイムが、かけがえのないスキンシップの時間へと変わっていくはずです。

(マルチーズ×キャバリア/男の子)(キンカロー/男の子)