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愛犬との旅行に必要な準備とは?ドッグトレーナーが教えるしつけ・宿選びのコツ

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目次
    この記事を書いた人
    小野 貴嗣
    ドッグトレーナー。日本動物福祉職能協会認定 ドッグトレーナー、しつけアドバイザー、愛犬家住宅・愛猫家住宅コーディネーターほか多数資格保有。(大型犬3頭、小型犬1頭、2匹の猫と生活中)

    初めての愛犬との旅行では、「持ち物は何が必要?」「宿はどう選ぶ?」と悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。

    実は、旅行中のトラブルの多くは事前準備で防ぐことができます。持ち物や健康管理に加え、愛犬の性格に合った宿を選ぶことが快適な旅のポイントです。

    今回は、ドッグトレーナーの視点から旅行の準備やしつけ、宿選びのコツを解説。

    後半では、施設担当者に直接取材した、愛犬と泊まれるおすすめの3つの宿もご紹介します。

    愛犬との旅行前に確認しておきたい準備のポイント

    愛犬との旅行前に確認しておきたい準備のポイント

    持ち物や健康面の確認、愛犬が新しい環境にどの程度対応できるかを把握しておくことで、旅行中のストレスやトラブルを防ぎやすくなります。

    「行ってから考える」のではなく「行く前に整える」ことが、犬との旅行準備の基本です。

    健康管理と持ち物リストをチェック

    犬と同伴可能な施設では、狂犬病予防接種・混合ワクチンの接種証明書の提示を求められることが多いため、コピーやスマートフォン画像を事前に用意しておきましょう。

    持ち物は、普段使い慣れているものを中心に準備するのがポイント。「もしも」を想定した備えが安心につながります。

    ここでは、最低限持っていきたい持ち物をまとめました。

    持ち物チェックリスト
    〈書類・健康管理〉

    ◻︎ 狂犬病予防接種証明書
    ◻︎ 混合ワクチン接種証明書
    ◻︎ 常備薬

    〈食事・生活用品〉

    ◻︎ 食べ慣れているフード・おやつ
    ◻︎ 水
    ◻︎ 食器(折りたたみが便利)

    〈トイレ・マナー用品〉

    ◻︎ トイレシート
    ◻︎ マナー袋
    ◻︎ ウェットティッシュ・タオル

    〈安全・迷子対策〉

    ◻︎ 首輪・リード
    ◻︎ 迷子札
    ◻︎ GPS(必要に応じて)

    旅行前に確認しておくべき愛犬の性格とストレス耐性

    愛犬がどんな環境や刺激にストレスを感じやすいのかを把握しておくことも重要です。

    例えば、

    • 他の犬や人が多い場所が苦手
    • 環境変化に弱い
    • 長時間の移動に慣れていない

    など、性格や特徴によって適した旅行スタイルは異なります。愛犬の性格を基準に計画を立てることが、無理のない旅行につながります。

    愛犬との旅行を楽しむために必要なしつけとマナー

    愛犬との旅行を楽しむために必要なしつけとマナー

    犬同伴の旅行では、普段以上に周囲への配慮が求められます。そのため、事前のしつけはとても重要。

    ここでは、旅行前に身につけておきたい3つのポイントをドッグトレーナーの視点で解説します。

    ①クレート(ハウス)トレーニング|安全・ストレス対策

    クレートトレーニングは「閉じ込めるため」ではなく、愛犬が安心して休める自分だけの居場所を作るためのものです。

    旅行先では、音・匂い・人の出入り、環境変化など刺激が一気に増えます。落ち着ける場所がないと、不安や興奮から吠えやすくなることも少なくありません。

    普段から「クレートに入る=安心できる」と学習しておくことで、旅行先でも気持ちを切り替えやすくなります。

    小野さん
    ドッグトレーナー
    小野
    無理に扉を閉めたり長時間入れたりする必要はなく「自分から入って落ち着ける」状態を目指そう!

    ②トイレトレーニング|日々の習慣づけが鍵

    旅行先で多いトラブルがトイレの失敗。環境が変わると、普段はできていても失敗する場合があります。

    普段から決まった場所で排泄できる習慣づけや、マナーベルトやマナーパンツを嫌がらずに着用できる練習をしておくと安心です。

    ③カフェ・レストランでのマナー|他の宿泊客への配慮

    愛犬とカフェやレストランを利用する際に大切なのは、吠えないことよりも「落ち着いて過ごせる」こと。

    吠えたり動いたりする行動は、多くの場合「どう過ごせばいいか分からない」という状態が原因です。

    普段から足元で待つ練習や、人が食事をしている横で落ち着く経験を積んでおきましょう。

    小野さん
    ドッグトレーナー
    小野
    「愛犬が主役」ではなく「周りと空間を共有する意識」を持つことで、落ち着いて楽しめますよ。

    愛犬と快適に旅するための旅行プランの立て方

    愛犬と快適に旅するための旅行プランの立て方

    愛犬との旅行では、無理のない計画と目的に合った施設選びも欠かせません。移動・滞在・過ごし方をトータルで考えることがポイントです。

    移動時間と休憩場所のリサーチを行う

    見落とされがちですが、移動そのものが犬にとって大きな負担になるということを忘れてはいけません。

    人にとっては数時間の移動でも、犬にとっては慣れない揺れや姿勢の固定、外からの刺激などで想像以上にストレスがかかります。

    〈移動〉2時間以内が目安
    〈休憩〉1.5〜2時間に15〜30分程度が理想(排泄・軽い散歩・水分補給ができれば十分)

    「まだ大丈夫そう」と続けるより、余裕があるうちに休憩を挟む方がトラブルを防ぎやすくなります。

    また、事前にペット可のSA・PA、静かな休憩場所を調べておくと、当日の判断がスムーズになり心にも余裕が生まれます。

    旅行の目的を明確にする

    最初に「何のために行くのか」を決めておくこともポイント。

    観光重視宿でのんびり過ごすのかによって、旅行先や宿泊施設は大きく変わります。

    「愛犬と一緒に安心して過ごす時間を作る」という軸で考えると、無理のないスケジュールや環境を選びやすくなります。

    その上で、観光・アクティビティ・滞在型など、愛犬に合った旅行の目的を決めましょう。

    愛犬との旅行の目的 向いている宿泊施設の例
    観光がメイン
    • 星野リゾート(OMOやリゾナーレなど/街歩きや観光地アクセスが良い)
    アクティビティがメイン
    • 小谷流の里 ドギーズアイランド(プールや広いドッグラン)
    • エンゼルフォレスト白河高原(自然の中のアクティビティ)
    滞在がメイン
    • 小谷流の里 ドギーズアイランド(施設内で一日完結できるリゾート)

    失敗しないペットと泊まれる施設の選び方

    失敗しないペットと泊まれる施設の選び方

    宿泊施設選びは、旅行の満足度を大きく左右します。愛犬の性格と施設の特徴をしっかり照らし合わせて選びましょう。

    愛犬の性格に合った宿泊施設を選ぼう

    愛犬との旅行を安心して楽しむためには、「犬同伴可」という条件だけで宿を選ばないことが大切です。

    ホテルやコテージ、キャンプ場など、宿泊施設ごとに環境や過ごし方が異なり、犬にかかる負担やストレスも大きく変わります。

    下の表を参考に、愛犬に合った宿泊施設を選んでみてくださいね。

    〈愛犬の性格別|向いている宿泊施設の例〉

    愛犬の特性・過ごし方 おすすめの施設タイプ 宿の例
    街歩きや観光も一緒に楽しみたい 犬専用フロアが整った都市型ホテル 星野リゾート(OMO7横浜)
    運動量が多くアクティブに楽しみたい 広いドッグランや自然環境がある施設 小谷流の里 ドギーズアイランド、エンゼルフォレスト白河高原
    社交的で人や他の犬がいる環境に慣れている 賑わう観光地でも快適に過ごせるホテル型施設 星野リゾート(OMO7横浜)
    他の犬が苦手、または多頭飼いで落ち着いて過ごしたい 広い敷地で、他の犬との距離を保てる施設やヴィラタイプ 星野リゾート、小谷流の里 ドギーズアイランド、エンゼルフォレスト白河高原
     
    小野さん
    ドッグトレーナー
    小野
    運動量や他の犬との距離感、人や刺激への慣れ具合など、愛犬の性格や経験に合った宿を選ぶことがトラブルを防ぐポイント。

    予約前に必ず確認したい犬同伴ルール

    宿泊ルールは、頭数やサイズ制限、共有スペースの利用条件など施設ごとに異なります。予約前に必ず確認しましょう。

    これらのルールは制限ではなく、愛犬と周囲の人が安心して過ごすための配慮。内容を理解したうえで宿を選ぶことが快適な旅行につながります。

    旅行前に確認しておきたい項目をまとめました。

    〈旅行前の簡単チェックリスト〉
    □ 同伴できる頭数・サイズ制限はあるか
    □ ワクチン・狂犬病予防接種の証明は必要か
    □ 館内移動時のルール(リード・抱っこなど)
    □ レストランや共有スペースは愛犬同伴が可能か
    □ 客室内での制限(ベッド・ソファの使用可否)
    □ 留守番時の条件(クレート必須・時間制限など)
    □ 無駄吠えやトラブル時の対応ルール
    □ 散歩しやすい環境・排泄場所は整っているか

    愛犬との初めての旅行にぴったりの宿泊施設

    初めての旅行では、「安心して泊まれるか」「うちの子に合っているか」と不安を感じる方も多いはず。

    そこで、犬同伴での宿泊が可能な施設にインタビューを実施!犬連れ旅行への想いや安全面の配慮、向いている犬のタイプなどを伺いました。

    現場のリアルな声をもとに、初めての犬連れ旅行でも利用しやすい宿泊施設を厳選してご紹介します。

    【2026年4月オープン!】OMO7横浜 by 星野リゾート|都市型でも安心の犬連れホテル

    【2026年4月オープン!】OMO7横浜 by 星野リゾート|都市型でも安心の犬連れホテル

    OMO7横浜 by 星野リゾートは「気分上々、ハマイズム」をコンセプトに、横浜らしさを感じられる滞在を大切にしているホテル。

    犬連れでの宿泊についても「横浜でしか体験できない愛犬との滞在を楽しんでほしい」という想いがあるそう。

    初めての犬連れ旅行はもちろん、横浜の街歩きも楽しみたい飼い主さんに向いている施設です。

    【2026年4月オープン!】OMO7横浜 by 星野リゾート|都市型でも安心の犬連れホテル

    初めて犬と旅行する飼い主さんに向けて意識しているのは、普段の生活とできるだけ変わらない環境を整えること。

    客室にはワンちゃん用のお部屋やトイレ、食器類など必要なアメニティが揃っており、持ち物を最小限にできる点は安心につながると話してくれました。

    3階フロア全体がワンちゃんの専用エリア

    また、3階フロア全体がワンちゃんの専用エリア。屋内・屋外のドッグランも集約されています。他の宿泊客に気を遣いすぎずに過ごせるので、初めての旅行には安心です。

    大型犬や多頭飼いの方も利用しやすく、大型犬2頭まで同伴可能な部屋も用意されています。

    スタッフの方の「横浜の街も含めて、愛犬との時間を楽しんでほしい」という言葉が印象的でした。

    小野さん
    ドッグトレーナー
    小野
    愛犬と参加できる「気分上々、ハマナイト」も必見!ジャズの生演奏を聴きながら横浜の音楽文化に触れられる、OMO7横浜でしか体験できないイベントです。音に敏感でないわんちゃんなら、ぜひ一緒に楽しんでみては?
     

    小谷流の里 ドギーズアイランド|愛犬が主役で思いきり遊べる複合型ドッグリゾート

    小谷流の里 ドギーズアイランド|愛犬が主役で思いきり遊べる複合型ドッグリゾート

    千葉県八街市にある小谷流の里 ドギーズアイランドは、「愛犬を家族の一員として、旅の時間をすべて一緒に楽しめる」ことを大切にしているドッグリゾート。

    宿泊・ドッグラン・レストラン・ショップまで、施設内のほぼすべてを愛犬と一緒に利用できる点が大きな特徴です。

    「初めてでも不安なく過ごしてもらえるよう、最初の説明を大切にしている」と話してくれました。

    ドッグラン

    安全面では、ドッグランを小型犬・中〜大型犬・全犬種対応エリアに分け、二重扉による脱走防止対策を徹底。

    誤飲やアレルギー事故を防ぐため、ドッグラン内での飲食、全犬種対応エリアでのおもちゃの使用も制限しています。

    小野さん
    ドッグトレーナー
    小野
    天然芝のドッグランや水遊びができるじゃぶじゃぶ池、屋根付きエリアなど、愛犬のレベルや天候に合わせて楽しめる環境も整っていて、アクティブに遊びたい愛犬にはぴったりな環境!

    すべてのレストランは愛犬と席まで同伴可能

    すべてのレストランは愛犬と席まで同伴可能なので、「一日中一緒に過ごしたい」飼い主さんにとっては安心。オリジナルの愛犬用メニューの用意もあるそうです!

    施設にはドッグトレーナー資格を持つスタッフが常駐し、体調不良時には近隣の動物病院への案内も迅速に行っているとのこと。

    愛犬を中心に、安心して旅行を楽しみたい飼い主さんに向いている施設です。

    エンゼルフォレスト白河高原|自然の中で愛犬と向き合える滞在型リゾート

    エンゼルフォレスト白河高原|自然の中で愛犬と向き合える滞在型リゾート

    エンゼルフォレスト白河高原は、「愛犬ともっと仲良くなれるリゾート」をコンセプトに、超広大な自然の中で愛犬との信頼関係を深められる滞在を大切にしているドッグリゾートです。

    宿泊はコテージタイプが中心で、周囲を気にせず愛犬のペースでのんびり過ごせる環境が整っています。

    初めてでも安心して利用できるよう、犬用の備品は一式お部屋に完備!

    首輪とリードがあれば宿泊でき、準備の負担を減らしたい飼い主さんにとって心強いポイントです。

    食事面のサポートも充実

    食事面のサポートも充実しており、宿泊プランには犬用の食事が含まれています。

    レストランには犬用バイキングコーナーが設けられ、部屋食の場合は愛犬用の食事も一緒に届けてくれるとのこと。

    アレルギー対応メニューも用意されていて、初めての場所でも食事に困りにくい環境です。

    安全面では、玄関先の飛び出し防止ゲートや、脱走しにくい高さのフェンスで囲まれたプライベートドッグランなど、細かな配慮が随所に施されています

    安全面では、玄関先の飛び出し防止ゲートや、脱走しにくい高さのフェンスで囲まれたプライベートドッグランなど、細かな配慮が随所に施されています。
    ※飛び出し防止ゲートは客室タイプにより設置の有無が異なります。

    また、コテージは全室独立型のため、吠えが気になる場合でも周囲を気にせず過ごせる点も安心できるポイント。

    スタッフの方によると、宿泊者の約9割が犬連れでリピーターも多いとのこと。

    小野さん
    ドッグトレーナー
    小野
    自然の中で愛犬と落ち着いた時間を過ごしたい方や、初めての犬連れ旅行でも安心感を重視したい方に向いている施設!

    旅行中の「困った」を解決|愛犬との旅行トラブルQ&A

    Q. トイレに失敗してしまったら?

    まずは落ち着いて掃除し、施設のルールに沿って対応しましょう。事前にマナーパンツを着用できるよう練習しておくと、旅行中のトラブルを防ぎやすくなります。

    Q. 吠えが止まらず落ち着かないときは?

    環境変化による不安が原因のことが多いため、クレートなど安心できる場所で一度休ませてあげましょう。無理に外へ連れ出さないことも大切です。

    Q. 体調を崩してしまった場合の対処法は?

    安静にし症状が改善しない場合は動物病院を受診しましょう。犬同伴の宿泊施設では、近隣の動物病院を案内してくれる場合もあるため、スタッフに相談すると安心です。

    しっかり準備して愛犬との旅行を最高の思い出にしよう

    犬との旅行は、準備次第で不安も楽しみに変わります。

    持ち物や健康管理を整え、愛犬の性格に合ったプランと宿を選ぶことで、かけがえのない思い出が生まれます。

    ぜひ今回のポイントを参考に、愛犬との旅を安心で楽しいものにしてください

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
    小野 貴嗣
    ドッグトレーナー。日本動物福祉職能協会認定 ドッグトレーナー、しつけアドバイザー、愛犬家住宅・愛猫家住宅コーディネーターほか多数資格保有。(大型犬3頭、小型犬1頭、2匹の猫と生活中)