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目次
寒い季節になると愛猫のモフモフが恋しくなりますが、撫でるたびにバチッ!
抱っこも添い寝も、嬉しいはずの時間が少し怖くなる。そんな経験はありませんか?
静電気は「乾燥・摩擦・素材」の組み合わせで起きやすく、猫にも痛みやストレスを与えます。
本記事では、静電気の原因を解説しつつ、今日からできる加湿・保湿・素材選び・スキンシップのコツを紹介します。
痛くないスキンシップで、愛猫との距離をもっと近くしましょう。
冬になると静電気が起こりやすい3つの理由

水分が奪われ空気が乾いた環境では、お互いの接触による摩擦が増えると静電気が起きやすくなります。
さらに衣類などの化学繊維や異素材ミックスが帯電を助長し、その結果、愛猫に触れた瞬間に放電して「バチッ」が起きます。
乾燥|部屋も人も保湿が大事
乾燥は、静電気が起きる最大の要因です。
空気中の水分が減り室内の湿度が下がると、電気が逃げにくくなります。
加湿器の設置や洗濯物の部屋干しで湿度を上げ、湿度計で見える化しましょう。
スキンシップ前は、手を少し湿らせたり保湿クリームを塗ったりすると帯電を抑えやすくなります。
猫の被毛も霧吹きや固く絞った濡れタオルで軽く湿らせると安心です。
加湿のやりすぎは結露やカビの原因になるため、適正な湿度に保ちましょう。
摩擦|スリスリ・なでなでが原因かも?
冬は猫と人の距離が近くなり、なでなでやスリスリ、抱っこなどの摩擦を伴うスキンシップが増えます。
乾いた手で被毛を繰り返しなでたり、ブラッシングを長時間行ったりすると帯電しやすく、触れた瞬間にバチっとなって「痛い記憶」を作りがちです。
「触れる前に放電→手と被毛の保湿→短時間のスキンシップ」を心がけるだけでも、静電気による不快感が少なくなります。
なでなでやブラッシングは、毛並みに逆らわない動きもポイントです。
素材|静電気をためやすい布地に注意
ふかふかの寝床やあたたかい部屋着は冬の味方ですが、ポリエステルやアクリルなどの化繊は乾燥時に帯電しやすい素材です。
さらに、異なる帯電傾向の素材を重ねる(例:ウール×ポリエステル)と、摩擦で帯電が増えてしまいます。
ラグやブランケット、布団カバー、部屋着などは、綿・ウール・麻など吸湿性のある素材を第一候補にしてみましょう。
猫が触れる表面を綿に変えると、バチッとなる回数が減ってきます。
叩かれたと勘違い?猫の静電気対策が必要な理由

静電気は痛みを伴い、猫は「触られると嫌だ」「叩かれた」と誤解してスキンシップを避けるようになることがあります。
さらに、帯電した被毛にはホコリや花粉が付きやすく、毛玉や不快感の原因にもなりがちです。
寒くて乾燥した冬を愛猫と安心して一緒に過ごすためには、痛くない接し方と環境の見直しが大切です。
毎年くり返す「バチッ」を卒業するために、今日からできる工夫を取り入れましょう。
触ると痛い…冬の猫の静電気を防ぐ方法

静電気対策の基本は、湿度キープとうるおいの補給です。
部屋は45〜65%を目安にして、手と被毛の保湿をすることで摩擦を減らし、痛くない接触をめざしましょう。
部屋を加湿する
加湿器を設置して、45〜65%を目安に湿度管理をしましょう。
タイマーや自動制御機能があると、湿度が上がりすぎず、快適な状態が安定します。
洗濯物の部屋干しも手軽で効果的です。
サーキュレーターで空気を回すと、部屋の中の湿度が均一になります。

住まい全体では、エコカラットなど調湿機能のある壁材(珪藻土・調湿建材など)もおすすめです。
ただし、過加湿は結露やカビの原因になるため、湿度計で常時チェックをしましょう。
手を保湿する
カサカサの手は、とても帯電しやすい状態です。
スキンシップ前には、無香料・低刺激のハンドクリームやローションを手のひら全体になじませ、30秒ほど置いてから触れると安心です。
猫がなめても安全な成分か、表示をチェックしましょう。
獣医師やトリマーが監修したハンドクリームは、愛猫と飼い主さんの両方に優しい成分が含まれていて、日々のスキンシップに役立ちます。
仕事や家事で手が乾きがちな人には、寝る前のナイトケアもおすすめです。
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SKINSHIP HAND CREAM(MEDIDOG)
KindBodyCream (Speedy Street)
猫の被毛を保湿する
ブラッシング前には、愛猫の被毛を保湿しましょう。
猫用の静電気防止スプレーや被毛用ミストを軽く使ったり、固く絞った濡れタオルで表面をなでたりしてケアを始めます。
被毛の滑りが良くなると摩擦が減少し、抜け毛処理もしやすくなります。
スプレーは猫がなめても安全と明記された製品を選び、目に入ると良くないので、顔周りは避けましょう。
冬のブラッシングは、「短時間&優しく」が合言葉です。
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BIOGANCEニュートリ・リス ブラッシングローション 猫用(INO )
コ・ペット ブラッシングスプレー(昭和化学)
素材にこだわる
寒い季節に重宝されるフリース(ポリエステル)は、とても軽くて暖かいですが、静電気が起こりやすい素材です。
ラグや寝具、衣服は化繊100%から綿・ウール・麻へ置き換えると帯電を抑えやすくなります。
添い寝する時には、寝具のカバーを綿混に替えるだけでも体感が変わります。愛猫が触れる素材を綿にすると、静電気による「バチッ」が減少するでしょう。
クッションも、中身はポリエステルでも綿のカバーだと帯電しにくくなります。

こちらのベッドのような、柔らかさと暖かさがありつつ、静電気が起きにくい猫用ベッドは冬に重宝するでしょう。
猫を驚かせない!静電気を防ぐスキンシップのコツ

ついつい愛猫との距離が近くなる冬ですが、静電気が起こるとビックリしてしまいますよね。
ストレスを感じない「なでなで・抱っこ・添い寝・ブラッシング」のコツをまとめました。
なでなで・抱っこはまず放電してから
外から帰宅した直後には帯電していることが多いので、すぐに愛猫をなでないようにしましょう。
上着を脱いだら、手の静電気を逃がしてからスキンシップをするのがおすすめです。
「手を洗う→軽くふく→保湿する→金属に触る→すぐ愛猫にさわる」の順が安心です。
「壁や木製の家具にタッチすること」をおすすめしている記事もありますが、乾いた木は絶縁体なので放電効果はないでしょう。
ドアノブや蛇口などの金属に触る方が効果的です。
ただし、放電は一時的で、乾燥した部屋を化繊の服で歩くうちに、また帯電します。
添い寝は綿の寝具・部屋着がおすすめ
愛猫との添い寝の快適さは、接触面の素材で決まります。
静電気が起こりやすい場合は、布団カバー・枕カバー・シーツ・ブランケットの表面を綿に統一し、部屋着やパジャマも綿ベースへ変えてみましょう。
フリースは冬に大人気の素材ですが、帯電しやすいので、猫が触れる側には綿カバーを重ねるのがおすすめです。
また、足元の電気毛布は乾燥しやすいので、低温に設定し、部屋の加湿を行いましょう。
手が乾燥しやすい方は、寝る前の保湿(ナイトケア)も忘れずに。
ブラッシングは静電気防止グッズを活用
乾燥する季節にブラッシングをすると、パチパチと音が聞こえるくらいに静電気が発生します。
静電気は痛みも伴うので、静電気防止ブラシを使い、猫用スプレーで軽く湿らせてから毛並みに沿ってやさしくブラッシングをしましょう。
わが家では、濡らした手で愛猫をなでてからブラッシングしています。これだけでパチパチ感が激減します。
1回のブラッシングは短めにして、褒めることで「いい記憶」にしましょう。
スチーム式のブラシなら、保湿しながら毛並みを整えることができます。

【まとめ】静電気対策で愛猫と快適に過ごしましょう

寒い季節の「バチッ」は、「乾燥・摩擦・素材」の要因が重なって起きます。
静電気は愛猫に痛みやストレスを与えるだけでなく、飼い主さんがスキンシップを避ける原因にもなりがちです。
家庭における静電気の対策は5つあります。
①湿度45〜65%に保つ
②触れる前に金属で放電する
③手と被毛を軽く保湿する
④綿中心の素材を選ぶ
⑤ブラッシングは短く優しく
これらを冬のルーティンにすれば、「バチッ」はぐっと減少します。
痛くないスキンシップで、愛猫と寄り添う時間を取り戻しましょう。





