猫との暮らしあこがれの住まいかた

猫と人とが安心・安全、そしてのびのびと暮らせる住まいは、猫の飼い主さんにとってまさに理想的です。
今回「猫のための暮らし」を楽しむ読者さんを取材。２匹の愛猫との幸せな生活をお伺いしました。

今回の訪問先
高山さん
家族構成…ひとり暮らし
ペット…猫（２匹）
お住まい…東京都在住
家の間取り…１LDK
施工年…2019年


（写真左）ぐりくん（4歳／スコティッシュ・フォールド）（写真右）トマくん（2歳／スコティッシュ・フォールド）


高山さんとぐりくん(撮影時、トマくんは雲隠れ中)。

猫たちが追いかけっこできる回遊性のある家

「こんなに猫にハマるとは思ってもみませんでした」。

そう語るのは、都内の閑静な住宅街に暮らす高山舞子さん。約5年前に実家を2世帯住宅にリフォームし、1階にはご両親、2階の1LDKには高山さんが猫2匹と暮らしています。愛猫の名前はぐりくんとトマくん。

高山さんはこれまで猫を飼ったことがなく、リフォーム当初も、猫を飼う予定はまったくなかったそうです。しかしある日、近所に住んでいるというという高山さんの親戚から「猫を飼いたいので一緒に来てほしい」と相談を受け、さまざまなペットショップを見て回ったといいます。

そこで出会ったのが、黒いハチワレ模様の猫・ぐりくんでした。「その時まで猫と暮らす生活なんて考えたことがなかったのに、ぐりにはひと目惚れでした」。

それからは、ぐりくんを中心とした生活に変わった高山さん。このまま1匹で十分…と思っていた矢先、たまたまインターネットで見かけた薄茶色で下がり眉毛模様の猫に心を奪われます。それが2匹目の猫・トマくんでした。トマくんがいる千葉県まで足を運んだ高山さんは、その日のうちに連れて帰りました。初めはトマくんを威嚇していたぐりくんですが、もともとの穏やかな性格がすぐに顔を出し、あっという間に仲良くなったそうです。

そんな２匹と暮らす高山さんの部屋は、おしゃれな猫家具やアイテムでいっぱい。2台並んだキャットタワーは、別売りパーツをつけて自分だけのキャットタワーにできる、SNSでも話題の製品です。「インテリアの邪魔もしないし、見た目もかわいいですよね」と高山さん。1本柱でもぐらつくことがなく、スリムで圧迫感がないところも魅力のひとつだそうです。他にも、ぐりくんとトマくんのお気に入りだというラタン製ちぐらや、猫作家さんが制作したとんがり帽子型の布製ちぐら、また手作りのカラフルな猫じゃらしがセンスよく置かれていますしたした。

高山さんのご自宅はリビング、寝室、洗面所がドアを隔ててつながっており、回遊できる仕組みになっています。ドアを開けっぱなしにしておくと、2匹で部屋をぐるぐると回りながら追いかけっこをしているそう。「本当はもう少しだけ猫仕様の家にしたかったなと思うことも。リフォームする時に猫がいなかったことが、ちょっぴり悔やまれますね」。

おしゃれでかわいらしい家具に囲まれたこの部屋で、高山さんご自身が一番好きな場所を聞いたところ、こう答えました。「リビングの真ん中にあるソファですね。ここでくつろぎながら、ぐりとトマを眺めているのが一番好きな時間です」。

柔らかな日差しが降り注ぐ部屋で、高山さんの優しい視線を感じながら、ぐりくんとトマくんは今日ものんびり暮らしています。


人懐っこいぐりくんと、ちょっぴり人見知りのトマくんはとても仲良し。


リビングから寝室、洗面所、浴室と回遊できる室内。猫同士の追いかけっこにも最適。


おしゃれな手づくり猫じゃらし、猫の置物やイラストなど、猫づくしのリビング。


寝室に低めのキャットタワーが。就寝時は猫たちもここで寝ることが多いそう。



家中のいたるところに、かわいいデザインのちぐらを用意。


２匹の猫もお気に入りのキャットタワー。


爪とぎの中にすっぽりとハマったぐりくん。

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