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犬と猫を一緒に飼うのはOK?同居を成功させるポイントや注意点、リアルな体験談をご紹介!

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    この記事を書いた人
    丸山瑞季
    SEO対策を行なった記事作成が得意。犬と猫、どちらの記事も対応可能。
    (マルチーズ×キャバリア/男の子)(キンカロー/男の子)
    「犬と猫をどちらも飼いたいけれど、仲良くしてくれるか不安」という飼い主さんも多いことでしょう。

    基本的に犬と猫を一緒に飼うことはできるものの、中には難しいケースも。

    この記事では、犬と猫を一緒に飼う際の注意点や対面させる際のポイントについて解説します。

    実際に犬と猫と暮らす我が家の体験談もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください!

    犬と猫を一緒に飼っても基本的には問題なし

    犬と猫を一緒に飼っても基本的には問題なし
    犬と猫を一緒に飼うこと自体は、基本的に問題ありません。

    実際に多くの家庭で犬と猫が一緒に暮らしており、テレビやSNSなどでも微笑ましい姿が話題になることがよくあります。

    我が家でも、3年ほど前から犬1匹、猫1匹と仲良く暮らしています。

    もちろん、犬と猫は異なる動物であるため、最初からスムーズに打ち解けるとは限りません。

    しかし、お互いの距離を大切にしながら環境を整えることで、問題なく共存できるケースが多いです。

    とはいえ、人間同士でも相性が合わない場合があるように、犬と猫にも相性が悪いケースがあることを覚えておきましょう。

    犬と猫にとって同居することがストレスになる場合もあるため、生活スペースを分けるなどの工夫が必要なことも。

    特に、どちらかが攻撃的な性格を持っている場合は、無理に一緒にさせるのは危険な場合があります。

    相性によって同居が難しいケースもある

    基本的には一緒に暮らせるものの、犬と猫の相性が悪い場合は同居が難しくなることもあります。

    犬には群れで行動する習性があり、新しい仲間を受け入れることが比較的得意です。

    一方、猫は単独行動を好み、環境の変化に敏感なため、犬との生活にストレスを感じることがあるのです。

    また、犬の活発な動きが猫にとって脅威となる場合や、犬が強く猫を追いかけてしまうと、関係が悪化することも。

    特に、どちらも成犬・成猫になってから迎え入れる場合は、警戒心が強くなり、打ち解けるまで時間がかかることがあります。

    そのため、一緒に飼う前に慎重に性格や習性を見極めることが大切です。

    犬と猫を迎える順番も大切

    犬と猫を迎える順番も大切
    犬と猫を一緒に飼う際、迎え入れる順番やそれぞれの年齢によって、関係性が大きく変わることがあります。

    ここでは、犬と猫を迎え入れる順番に関するポイントをご紹介します。

    子猫と子犬は同時がベスト

    もっともスムーズに馴染みやすいとされているのが、子猫と子犬を同時に迎え入れるケースです。

    犬は生後3〜13週齢、猫は生後2〜8週齢が社会化期にあたるため、この時期に一緒に過ごすことで、自然に遊びながらお互いの存在に慣れることができます。

    この段階で共に成長すれば、成犬・成猫になった後も家族として仲良く過ごしやすくなります。

    ただし、子犬と子猫を同時に飼い始めることはお世話の負担が大きくなるため、初心者の飼い主さんは家族や経験者にサポートを受けながら進めるのが安心です。

    最初は遊びながら触れ合う時間を増やし、関係を築きやすい環境を作ることがポイントになります。

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    先住犬×子猫もうまくいきやすい

    先に犬を飼っている場合、新しく迎える猫が子猫だとスムーズに馴染みやすい傾向があります。

    犬は集団生活を好み、新しい仲間として猫を受け入れやすい習性があるため、子猫を家族の一員として認識しやすいのです。

    特に温厚な性格の犬の場合は、新入りの子猫を優しく迎え入れてくれることが多いでしょう。

    ただし、猫が警戒心の強い性格の場合、慣れるまでに時間がかかることも。

    先住犬の性格や子猫の反応を見ながら、無理なく関係を築いていくことが大切です。

    また、新入りの猫にばかりに気を向けると、先住犬が嫉妬してしまうこともあるため、犬への愛情を変わらず伝えることが重要なポイントになります。

    先住猫×子犬は時間をかけて

    先に猫を飼っている場合、新しく迎える犬とは慎重に関係を築いていくことが大切です。

    猫は単独行動を好む動物で、環境の変化を嫌うため、突然子犬が家にやってくるとストレスを感じることも少なくありません。

    そのため、犬を迎え入れる際には、猫のペースに合わせて少しずつ距離を縮めることが大切です。

    猫が犬の存在に慣れるまで、しばらくの間は別の部屋で過ごさせるなど、猫が安心できるスペースを確保しながら様子を見ていきます。

    焦らず、猫が落ち着いて過ごせるように配慮することが、長期的に良好な関係を築くポイントになります。

    犬と猫を一緒に飼う上での注意点

    犬と猫を一緒に飼う上での注意点
    犬と猫を一緒に飼う際は、それぞれの習性を理解し、快適に過ごせる環境を整えることが大切です。

    ここでは、犬と猫を一緒に飼う際の注意点を5つご紹介します。

    どちらにも平等に接する

    犬と猫と暮らすうえで大切なのは、どちらにも平等に接することです。

    飼い主さんが新しく迎えた子ばかり構ってしまうと、先住の犬や猫が嫉妬し、ストレスを感じる原因になります。

    例えば、撫でる順番や食事を与えるタイミングを意識し、どちらも同じように愛情を注ぐことが大切です。

    一緒に遊ぶ時間を設けたり、個別にスキンシップをとることで、安心感を与えてあげると良いでしょう。

    犬と猫に限らず、多頭飼いをする際は「接し方に偏りがないか」を意識するようにしましょう。

    混食を避けるためご飯の時間や場所を工夫する

    犬と猫の食事は、時間や場所を分けることをおすすめします。

    犬は一度に多くの食事を摂るのに対し、猫は少量ずつ何度も食べる習性があるため、犬が猫の食事を横取りしてしまうことも。

    また、犬と猫では必要な栄養素が異なるため、犬が猫のフードを食べたり、その逆が起こると健康に影響を及ぼす可能性もあります。

    犬の食事は床に置き、猫の食事は高い位置に設置するなど、食べる場所を分ける工夫をすると安心です。

    お互いが落ち着いて食事できる環境を整えましょう。

    可能ならトイレは離して設置する

    犬と猫は排泄の習慣が異なるため、それぞれのトイレを離れた場所に設置することで快適に過ごせるようになります。

    犬は広いペットシートを使い、比較的どこでも排泄ができるのに対し、猫は猫砂のある専用のトイレで排泄する習性があり、環境の変化で排泄をためらうことがあります。

    また、猫はきれいなトイレを好むため、こまめな掃除が必要です。

    トイレの距離が近いと、一方が一方のトイレを邪魔してしまったり、ニオイを嫌がって排泄しなくなる可能性があります。

    トイレを離すことで、衛生的にも管理しやすくなるため、住環境を整える際の大切なポイントです。

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    それぞれが落ち着けるスペースを確保する

    犬と猫がどちらも快適に暮らせるように、それぞれ専用のスペースを確保することも大切です。

    犬は床にクレートやベッドを設置し、猫はキャットタワーや棚の上など高い場所にくつろげる場所を用意すると、それぞれの習性に合った安心できる空間を作れるでしょう。

    また、縄張り意識が強い猫の場合、過度な接触を避けるために隠れられる場所を用意するのも効果的です。

    それぞれが落ち着いて過ごせるスペースを確保することで、ストレスなく快適な共生環境を実現できます。

    特に猫のストレスに注意

    犬は社交的な動物ですが、猫は単独行動を好むため、犬との暮らしがストレスになることがあります。

    猫は環境の変化に敏感で、新しい動物との同居に緊張することが多いため、慣れるまで十分な配慮が必要です。

    猫が安心して過ごせるように、キャットタワーや棚の上など、犬が届かない高い場所を確保すると良いでしょう。

    ペット専用のドアや、気軽にキャットウォークを設置できる壁パネルなどアイテムを活用するのもおすすめです。

    また、猫は静かな空間を好むため、犬の活発な動きが苦手な場合は、猫専用の落ち着けるスペースを作ってあげることもポイントの一つ。

    ストレスが溜まると体調を崩すこともあるため、飼い主さんが猫の様子をこまめに観察し、安心できる環境づくりを心がけてあげましょう。

    犬と猫を会わせるときの手順とポイント

    犬と猫を会わせるときの手順とポイント
    犬と猫の初対面は、いきなり直接対面させるのではなく、慎重に慣らしていくことが大切です。

    最初の出会い方によってその後の関係が決まるため、焦らずに少しずつ距離を縮めていきましょう。

    まずは別々の部屋で気配のみを感じさせる

    犬と猫を初めて会わせるときは、まずは別々の部屋で過ごさせ、お互いの気配やニオイを認識させることから始めましょう。

    例えば、それぞれのニオイがついたタオルや毛布を交換すると、相手の存在を間接的に感じられます。

    この段階では直接対面はせず、環境に慣れる時間を設けることがポイントです。

    動物同士の警戒心を和らげるため、まずは気配に慣れることからスタートしましょう。

    気配に慣れたらケージ越しで対面させる

    気配に慣れたら、次はケージ越しで対面させ、お互いの姿を確認させます。

    対面の際には、猫が威嚇したり怯えたりしていないか注意深く観察し、落ち着かない様子があればすぐに距離をとりましょう。

    この段階では長い時間の対面は避け、最初は短時間にとどめて徐々に時間を延ばしていくのがポイントです。

    お互いの存在に少しずつ慣れながら、リラックスできる環境を整えていきましょう。

    犬にリードをつけた状態で触れ合わせる

    ケージ越しの対面がスムーズに進んだら、次は犬にリードをつけた状態で直接触れ合わせます。

    犬が興奮しすぎないよう飼い主さんがしっかりとコントロールし、猫が自由に動けるような状況をつくることがポイントです。

    猫が犬に近づいてきたら、優しく声をかけながら褒めてあげ、ポジティブな印象を持たせましょう。

    無理に距離を縮めるのではなく、猫のペースに合わせながら少しずつ関係を築いていくことが大切です。

    犬と猫と一緒に暮らす筆者の体験談

    犬と猫と一緒に暮らす筆者の体験談
    我が家では犬と猫が共に暮らしているものの、特別仲が良いわけでも悪いわけでもなく、それぞれマイペースに過ごしています。

    猫は甘えん坊ですが、犬は飼い主を独占したがるため、猫が遠慮している場面が多く見られます。

    そのせいか、犬が別の部屋にいるときは猫が安心した様子で過ごしており、逆に猫がいないと犬が落ち着いているように見えます。

    2匹が寄り添って眠っているのは稀で、程よい距離感で過ごしていることが多いです。

    犬と猫の関係を見ていると、猫は犬のことを好いている様子があり、犬は自由に過ごしたい気持ちが強いようです。

    猫を後から迎えたことで、犬が安心できる環境を保ちつつ、猫が控えめながらも共存できる形になったと感じています。

    犬と猫と一緒に暮らす上で実践したこと

    新しく猫を迎え入れる際に、先住犬との関係をスムーズに築くために工夫したことのひとつが、「犬の立場を尊重する」ことでした。

    例えば、新入り猫を抱き上げて先住犬を見下ろすような状況を避け、犬が優位な立場にあることを意識しながら接しました。

    また、ご飯やおやつ、遊びの順番は常に先住犬を優先するようにしつつ、愛情はどちらも平等に注ぐことを心がけました。

    順番には気をつけつつも、接し方は変えずに平等に扱うことで、「犬も猫も落ち着いて暮らせる環境をつくれたかな」と思います。

    我が家が犬と猫を一緒に飼う上で注意していること

    犬と猫が同じ環境で暮らすうえで、特に気をつけているのは「生活空間の調整」です。

    犬が猫のご飯を狙うことがあるため、猫の食事はケージの中の高い場所で与え、犬が届かないようにしています。

    また、歯周病や感染症の予防のために、食器や飲み水はそれぞれ専用のものを用意し、共用しないことを徹底しています。

    さらに、お留守番時や激しめの遊びが始まった際には、別々の部屋に移動させ、ケガをしないよう安全な環境を維持するようにしています。

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    工夫次第で犬と猫は仲良く一緒に暮らせる

    犬と猫を一緒に飼うことは可能ですが、必ずしもすべての組み合わせで仲良くなるとは限りません。

    お互いの習性を理解し、それぞれが快適に過ごせる環境を整えることが大切です。

    仲睦まじく寄り添う関係になる場合もあれば、適度な距離を保ちながら穏やかに共存するケースもあります。

    無理に仲良くさせようとせず、愛犬と愛猫の個性を尊重しながら、時間をかけて関係を築くことを意識しましょう。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
    丸山瑞季
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    (マルチーズ×キャバリア/男の子)(キンカロー/男の子)