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犬と暮らすと光熱費は高くなる?1ヶ月の目安やシミュレーション、節約術をご紹介!

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    この記事を書いた人
    丸山瑞季
    SEO対策を行なった記事作成が得意。犬と猫、どちらの記事も対応可能。
    (マルチーズ×キャバリア/男の子)(キンカロー/男の子)
    ここ数年、電気代や光熱費の高騰が続き、節約への関心が高まっている方も多いことでしょう。

    特に、ペットとの暮らしでは、一般的な家庭よりもエアコンなどの使用頻度が高く、電気代がどれくらいかかるのか気になるところですよね。

    この記事では、愛犬との暮らしでかかる光熱費やアイテム別の目安価格について解説します。

    光熱費を節約するポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください!

    愛犬との暮らしでは光熱費が高くなる?

    愛犬との暮らしでは光熱費が高くなる?
    犬と一緒に暮らすと、どうしても光熱費が上がりがちです。

    例えば、夏の暑い日や冬の寒い日には、エアコンやペットヒーターを使うことが多いですよね。

    また、愛犬が安全で健康に過ごせるよう、空調を長時間つけっぱなしにすることもあるでしょう。

    その結果、光熱費が増えるというのは自然な流れなのかもしれません。

    しかし、「愛犬のために快適な環境を整えたい」という気持ちと、「できるだけ節約したい」という気持ちの両方を持つのは、飼い主さんとして当然のこと。

    日々の工夫次第で無理のない光熱費の見直しができることもあります。

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    ペットを飼い始めて電気代が高くなったと回答した人は約8割

    暮らしに役立つ情報メディア「LIVIKA」が2024年6月に行った調査によると、ペットを飼い始めた家庭の79%が「電気代が高くなった」と回答しています。

    その要因の一つとして挙げられるのが、エアコンやヒーターをつけっぱなしにする時間が増えること。

    また、空気清浄機や加湿器を併用する家庭も多く、こうした家電の使用が光熱費に影響を与えているようです。

    参考:【ペットを飼っている家庭の節電方法】同じ空間で過ごすことで節電に|LIVIKA

    夏場のお留守番では「エアコンつけっぱなし」が当たり前?

    夏場に愛犬をお留守番させる際、エアコンをつけっぱなしにするのは多くの飼い主さんにとって当たり前になりつつあります。

    「みんなのブリーダー」が行った調査によると、約8割の家庭が留守中もエアコンを稼働させていることが分かりました。

    特に、暑さが厳しい日には熱中症のリスクが高まるため、愛犬の健康を守るために欠かせない対策と言えるでしょう。

    エアコン以外にも扇風機や冷感マットを活用する家庭もありますが、やはり空調がメインの選択肢となっています。

    また、設定温度は27℃前後が一般的とされていますが、犬種や毛の長さに応じて低めに設定する方も少なくありません。

    参考:犬のためにエアコンはつけっぱなしにしたほうがいい?設定温度は?|みんなのブリーダー

    【アイテム別】1ヶ月に追加でかかる光熱費の目安

    【アイテム別】1ヶ月に追加でかかる光熱費の目安
    一般的な家庭と比較した場合、ペットを飼育する際に追加でかかる光熱費の目安は以下の通りです。
    • エアコン(24時間稼働):約3,000〜8,000円
    • 空気清浄機・ペットヒーター・加湿器:それぞれ約100〜2,000円
    これらを合計すると、一ヶ月に3,000〜12,000円程度の光熱費が増えると考えられます。

    もちろん、この金額は愛犬の大きさや住んでいる地域、家電の使用頻度によって変わります。

    寒冷地ではヒーターの使用が増えたり、都会の暑い夏にはエアコンが必要不可欠だったりと、条件はさまざまです。

    しかし、いずれの場合も愛犬の快適さを保つ上では、必要な出費と考えておくと良いでしょう。

    愛犬に必要な電化製品の光熱費シミュレーション

    愛犬に必要な電化製品の光熱費シミュレーション
    愛犬が快適に暮らせる環境を整えるには、さまざまな電化製品が役立ちます。

    しかし、それに伴い光熱費が増加することも避けられません。

    ここでは、エアコンやヒーターなど主要な家電の光熱費についてシミュレーションし、目安を確認してみましょう。

    エアコン(冷房)

    冷房時のエアコンの電気代は、部屋の広さや消費電力によって異なります。

    以下は代表的な例です。
    部屋の広さ 消費電力 1時間あたりの
    電気代
    24時間つけっぱ
    なしの電気代
    1ヶ月の
    電気代目安
    6畳 425W 13.2円 316.3円 9,616.1円
    12畳 825W 25.6円 613.9円 18,663.2円
    20畳 1,880W 58.3円 1,398.7円 42,521.1円
    参考:エオリア 2024年モデル Xシリーズ|Panasonic
    ※電力料金目安単価:31円/kWh(税込)で算出

    なお、エアコンは運転中に消費電力が変動するため、1時間あたりの電気代には幅があります。

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    エアコン(暖房)

    暖房時のエアコン使用も、電気代が増える要因の一つです。

    冷房の場合と比較すると、暖房使用時の電気代の方が高いことが分かります。
     
    部屋の広さ 消費電力 1時間あたりの
    電気代
    24時間つけっぱ
    なしの電気代
    1ヶ月の
    電気代目安
    6畳 440W 13.6円 327.4円 9,951.7円
    12畳 915W 28.4円 680.9円 20,698.8円
    20畳 1,630W 50.5円 1,212.7円 36,866.7円
    参考:エオリア 2024年モデル Xシリーズ|Panasonic
    ※電力料金目安単価:31円/kWh(税込)で算出

    特に寒い地域に住んでいる場合、暖房を効率的に利用する方法を探すのがおすすめです。

    ペットヒーター

    ペットヒーターは、寒い季節に愛犬が快適に過ごすための頼れるアイテムです。

    電気代は以下の通りです。
    部屋の広さ 消費電力 1時間あたりの
    電気代
    24時間つけっぱ
    なしの電気代
    1ヶ月の
    電気代目安
    Sサイズ 10W 0.31円 7.44円 226.3円
    Mサイズ 11W 0.34円 8.18円 248.93円
    Lサイズ 18W 0.56円 13.39円 407.34円
    参考:ペット用ホットカーペット PHK-M|アイリスオーヤマ
    ※電力料金目安単価:31円/kWh(税込)で算出

    少ない消費電力でも効果的に保温できる商品を選ぶと、経済的です。

    加湿器・空気清浄機

    加湿器や空気清浄機も、愛犬の健康管理には欠かせません。
    製品タイプ 消費電力 1時間あたりの
    電気代

    1日8時間使用
    の月額目安

    超音波式加湿器 22W 0.68円 166円
    気化式加湿器 20W 0.62円 150.78円
    空気清浄機(中モード) 8W 0.25円 182.4円
    参考:超音波式加湿器 しずく型|アイリスオーヤマ
    参考:東芝加湿器 気化式(家庭用)取扱説明書
    参考:加湿空気清浄機F-VXW55 仕様|Panasonic
    ※電力料金目安単価:31円/kWh(税込)で算出

    愛犬と暮らす上では、新鮮な空気や適度な湿度を保つことも大切です。

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    光熱費がかかっても愛犬にエアコンやヒーターが必要な理由

    光熱費がかかっても愛犬にエアコンやヒーターが必要な理由
    犬は毛に覆われており汗をほとんどかかないため、暑さや寒さに弱い動物です。

    特に日本の夏の高温多湿や冬の厳しい寒さでは、エアコンやヒーターが熱中症や低体温症から守る重要な手段となります。

    犬が快適に過ごせる室温・湿度を維持するため

    愛犬が快適に過ごすには、適切な室温や湿度を維持することが欠かせません。

    犬種や毛の長さにより最適な温度は異なりますが、一般的に室温は22〜25℃、湿度は40〜60%が理想的とされています。

    これを超えると、熱中症や低体温症のリスクが高まるため、エアコンや加湿器などを使用して調節することが大切です。

    短毛種・子犬・シニア犬は温度管理が特に重要で、暖房や冷房を適切に利用することで健康を守ることにつながります。

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    6〜10月は暑さ対策として冷房を

    日本の6〜10月は気温が25℃を超える日が多く、犬にとって暑さ対策が欠かせません。

    犬は汗をほとんどかかないため、体温調節が難しく、暑い環境では熱中症のリスクが高まります。

    この時期は、冷房を適切に活用し、快適な室温を維持することが大切です。

    特に、鼻の短い犬種・長毛種・子犬・シニア犬は暑さに弱いため、室内を22〜25℃程度に保つよう注意しましょう。

    また、直風が犬に当たらないよう風向きを調整し、湿度が高い場合は除湿機能の活用もおすすめです。

    気温15℃を下回る日は暖房を

    寒さが厳しくなり気温が15℃を下回るような日は、犬にとって暖房が欠かせない時期です。

    犬種や個体差にもよりますが、寒がりな犬は震えたり、活動性が落ちたりすることがあります。

    このようなサインが見られたら、室温を20〜25℃に保つよう暖房を活用すると良いでしょう。

    ただし、暖房器具を使用する際は低温やけどに注意し、愛犬が近づきすぎないよう柵を設置するなど安全対策を忘れずに。

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    愛犬との暮らしで光熱費を節約するには?

    愛犬との暮らしで光熱費を節約するには?
    愛犬との生活では光熱費がかさみがちですが、日々の工夫次第でコストを抑えつつ快適な環境を保つことができます。

    ここでは、5つの光熱費節約術をご紹介します。

    エアコンは定期的にお手入れする

    エアコンをきれいな状態に保つことで、光熱費の節約につながります。

    フィルターやアルミフィン(熱交換器)に汚れが溜まると、空気の流れが悪くなり、効率が低下します。

    その結果、設定温度に達するまで余計に電力を消費してしまうことも。

    しかし、こまめにフィルターを掃除するだけで、冷房時は約4%、暖房時は約6%の電力を削減できると言われています。

    掃除の頻度は2週間に1回を目安に行い、定期的にプロのクリーニングを利用するのもおすすめです。

    また、エアコンの汚れは愛犬の健康にも影響を与える可能性があるため、衛生面でも重要です。

    省エネ性能に注目して製品を選ぶ

    省エネ性能に優れた製品を選ぶことで、光熱費を大幅に削減できます。

    家電店で見かける「統一省エネルギーラベル」は、省エネ性能を星の数(1〜5個)で示しており、星の数が多いほど効率的にエネルギーを使用する製品であることを示しています。

    例えば、5つ星の家電は、2つ星のものに比べて年間電気代が数千円安く済む場合もあります。

    また、家電製品を長く使用することを考えると、省エネ性能が高い製品を選ぶことで、初期費用以上に電気代の節約につながることも。

    購入時には価格だけでなく、ランニングコストにも目を向け、家計にも愛犬にも優しい選択をするのがおすすめです。

    電気を使わないアイテムを併用する

    光熱費を抑えつつ愛犬が快適に過ごせる環境を整えるには、電気を使わないアイテムを活用する方法がおすすめです。

    夏場には、ひんやりマットや冷却ジェルマットを取り入れると、エアコンの稼働時間を減らせます。

    一方、冬場には毛布や保温効果のあるペットベッドを利用することで、暖房器具の使用を補うことが可能です。

    電力会社やプランを見直す

    光熱費を抑えるためには、電力会社や料金プランの見直しが効果的です。

    現在では電力自由化により、大手電力会社から新電力会社まで、多種多様なプランが用意されています。

    例えば、夜間や休日の電気料金が安くなるプランや、一定の使用量を超えた分が割安になるプランなど、ライフスタイルに合った選択が可能です。

    定期的に料金プランを確認し、使用状況に応じて最適なものへ切り替えることで、節約につながる可能性があります。

    お家の断熱性を高める

    断熱性能が高い家は、外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい環境を保つことが可能です。

    冷暖房の使用頻度が減り、光熱費を抑えられるというメリットがあります。

    例えば、窓に断熱シートを貼ったり、カーテンを遮熱・保温タイプにするだけでも効果が期待できます。

    また、床にカーペットを敷くことで、床からの冷気を防ぎ暖房効果を高める工夫もおすすめです。

    愛犬のためにも、快適で負担の少ない住環境を目指してみてはいかがでしょうか?

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    愛犬との暮らしでかかる光熱費を賢く抑えよう

    愛犬との暮らしでは、どうしても光熱費が高くなりがちです。

    エアコンやヒーターなどの家電は、愛犬が健康で快適に過ごすために必要ですが、光熱費の負担は工夫次第で軽減できます。

    エアコンのお手入れや省エネ性能に注目した家電を選び、断熱性を高める方法などが有効です。

    愛犬に適した室温や湿度を保ちつつ、光熱費を抑える工夫も取り入れてみてください。
     
    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
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