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熱中症を予防!猫の暑さ対策におすすめのグッズ8選

目次

    イエネコの祖先は砂漠地帯で生活していたため、猫は暑さに比較的強いと言われています。しかし発汗によって体温を下げる人間とは違い猫には汗腺が肉球くらいにしかなく、発汗による体温調節ができません。

    体温が急激に上がるとなかなか体温を下げられず、夏の暑い時期には熱中症になってしまう危険性があります。

    熱中症になると命を落とす可能性もあるので、飼い主はしっかり猫の暑さ対策をしてあげなくてはなりません。

    そこで今回は、猫のためにできる夏の暑さ対策を紹介するとともに、猫の暑さ対策におすすめのグッズを紹介します。

    猫の暑さ対策として日常的に行うべきこと

    猫が熱中症にならないよう、暑い時期に日ごろから気をつけておくべきことを解説します。

    水分補給させる

    猫はもともとあまり多く水を飲まないため、尿路系のトラブルや腎臓系の病気にかかりやすいという性質があります。このように夏にも水を飲まないと、熱中症を起こしやすくなってしまうので注意してください。

    夏はいつも以上に猫が水分補給しやすい環境を作りましょう。

    たとえば水飲み場を複数か所用意する、部屋ごとに飲み水を置く、飲み水が汚れたらすぐに取り換える、フードからも水分をとれるようにウェットフードにする、おやつはスープ系にするなどが有効です。

    また、ペットボトルに氷水を入れたものをお皿やトレーにのせておくのもおすすめ。結露してペットボトルの表面についた水をなめるので、遊びながら水分補給ができます。

    ブラッシングをする

    猫には夏毛と冬毛があり、季節に応じて換毛します。冬毛が残ったままだと暑いため、夏にはブラッシングをして冬毛をしっかり取り除いてあげましょう。

    長毛種の場合はブラッシングを毎日行うことが必要です。毛がもつれやすい部分は、すきバサミで梳いて毛量を減らしてあげるのも良いでしょう。

    エアコンをつける

    人が家にいる際は、猫が外に出ないよう注意して部屋の風通しを良くするか、エアコンをつけるようにしましょう。

    エアコンやサーキュレーターの風が苦手な猫もいますが、猛暑日は室内にいても熱中症になりやすいので、エアコンをつけて室内の温度を下げる必要があります。

    温度設定は26~28度ほどで、寒くなりすぎないよう注意し、猫が寒いと感じたら入れる猫ハウスを用意しておくのがよいです。また、他の部屋へ行けるようにしておくなどの工夫もあわせて行いましょう。

    夏場に留守にする際の暑さ対策

    飼い主が家にいる際は猫の様子を見ながらいろいろ対処ができますが、留守にする際にはあらかじめさまざまなケースを考慮した暑さ対策が必要です。家を空ける際の暑さ対策を紹介します。

    停電した場合にも涼がとれる環境を用意する

    夏の暑い日に家を空ける際には、網戸にしていくのは防犯上も危険ですし、猫が網戸を破って外へ出てしまう危険もあります。できるだけ部屋を閉じた状態で、エアコンをつけて出かけるようにしましょう。

    ただし夏は雷も多く、停電が起きる可能性もあるので、万が一エアコンが止まっても猫が涼をとれる環境を用意しておくことが大切です。

    凍ったペットボトルや保冷剤をタオルで包んで並べて置いておく、ひんやりする冷感グッズ・クール用品を用意しておくなどの工夫をしましょう。

    遮光カーテンを使う

    室内の温度が上がりすぎないようにするには、直射日光を避けられる遮光カーテンを使うのもおすすめです。

    戸建住宅などであれば、ベランダや窓の外側にすだれやよしずを設置する、ゴーヤなどの植物によるグリーンカーテンで直射日光を遮るというのも暑さ対策として良いでしょう。

    猫が入ったら危険な場所を作らない

    猫は涼しい場所を探すのが得意なので、玄関やお風呂場、洗濯機の中などに入り込むことがあります。

    洗濯機の中などは猫が入っていることを知らずにフタを閉めてしまうと危険なので、出かける前に猫が入っていないか確認し、入らないようフタを閉めておきましょう。

    また、お風呂場は猫が涼める場として開放しておいてあげるのがおすすめですが、落ちて溺れる危険性があるため、浴槽のお湯は必ず抜いて空にしておきましょう。

    部屋のドアを開けておく

    猫が自分で過ごしやすい場所を見つけられるよう、部屋のドアは開けておき、自由に移動できるようにしてあげましょう。

    1つの部屋でエアコンをつけて、他の部屋へも自由に移動できるようにしておけば、猫は自分で一番過ごしやすい場所を見つけられます。

    ただしドアを開けておく際は、ドアが閉まって猫が閉じ込められてしまわないよう、ドアストッパーなどを利用するのが大切です。

    エアコンをつけたまま家中のドアを開けっぱなしにすると電気代が心配という場合には、ドアを閉めたままでも猫が出入りできるキャットドアを付けるのもおすすめです。

    キャットドアについては、『ペット用ドアのおすすめ商品を「愛犬家住宅視点」で解説【選び方、注意点も】』の記事で解説しているので参考にしてください。

    夏でもひんやり! 猫の暑さ対策におすすめのクールグッズ8選

    電気を使わずに猫の暑さ対策ができる、便利なクールグッズを紹介します。上手に活用して夏でも猫が快適に過ごせる環境を作ってあげましょう。

    1.ペティオ Petio 猫用マット 抗菌防臭クールファイバーマット

    「ペティオ Petio 猫用マット 抗菌防臭クールファイバーマット」は、抗菌防臭加工が施された冷感生地のファイバーマットです。

    クリアルという触るとサラサラした感触の接触冷感生地が使用されており、猫が乗るとひんやり快適に過ごせます。

    菌の増殖を抑える抗菌加工がされているので、ニオイも気になりにくいのが嬉しいポイント。丸ごと洗えてすぐに乾くため、いつも清潔に使えるのも特長です。

    マットには弾力があり、猫も気持ちよくお昼寝できます。裏面には滑り止めが付いているのも便利です。

    サイズ 幅約35×奥行約35×厚み約1.5cm
    原材料 表地:ポリエステル・レーヨン・ナイロン、中材:ポリプロピレン、底面:ポリプロピレン・塩化ビニル樹脂
    お手入れ方法 丸洗い可
    価格 税抜1,480円

    「ペティオ Petio 猫用マット 抗菌防臭クールファイバーマット」はこちら

    2.マルカン ひんやりクール猫鍋

    「マルカン ひんやりクール猫鍋」は、猫型フォルムがかわいいアルミ製の猫鍋です。滑り止めパッドもついているので滑りにくく安心。

    99.5%以上という高純度のアルミニウムが使用されており、ひんやりした感触を楽しめます。

    アルマイト加工がされているため汚れがつきにくいのも特長。簡単にお手入れでき、いつも清潔な状態を保てます。

    猫は鍋の中に入るのが大好きなので、きっと気に入ってもらえるはず。シートやマット状のクールグッズを使わないという猫にもぜひ試してみてほしいアイテムです。

    サイズ W約380×D約380×H約75mm
    原材料 アルミニウム純度99.5%以上
    お手入れ方法 拭き取り、水洗い可
    価格 税込3,157円

    「マルカン ひんやりクール猫鍋」はこちら

    3.ペピイ ソフトクールマット・枕付き

    「ペピイ ソフトクールマット・枕付き」は、ふんわりした枕付きの夏用マットです。やさしいひんやり感なので、冷えすぎる心配がありません。

    ひんやり感の秘密は、碧玉粉という鉱石を生地に練り込んでいることです。これによって、石に触れたときのようなひんやり感を実現しています。

    ひんやりするのにお布団のような、ふんわりやさしい寝心地も特長です。枕も付いているので頭や顎をのせてゆったりお昼寝ができます。

    枕の中材は取り外しできるので、フラットな状態で使うことも可能です。枕の中材を取り外せば、丸洗いもできるのが便利です。洗濯してもひんやり効果は持続します。

    サイズ 【Mサイズ】縦65×横45×厚さ0.5cm、枕の高さ約5.5cm【Lサイズ】縦100×横80×厚さ0.5cm、枕の高さ約6.5cm【LLサイズ】縦140×横100×厚さ0.5cm、枕の高さ約7.5cm
    原材料 表地:ナイロン62%、ポリエステル38%、裏地:ポリエステル100%、中身:ポリエステル100%
    お手入れ方法 丸洗いOK(手洗い)
    価格 Mサイズ:税込2,750円、Lサイズ:税込4,400円、LLサイズ:税込6,160円

    ペピイ ソフトクールマット・枕付きはこちら

    4.ドギーマン ひんやりジェルマット ワイド

    「ドギーマン ひんやりジェルマット ワイド」は、季節や好みに合わせてひんやり感を選べるリバーシブル仕様のマットです。両面ともすべらない加工がしてあるのも安心して使えます。

    純アルミ素材でできているので、乗るだけでひんやりします。面によってひんやり感が異なるのもポイントです。

    アルミ面はしっかり冷えるので真夏にも安心。不織布面はソフトに冷えるので、そこまで暑くない日におすすめです。

    また中に入っているジェルには苦み成分が配合されているため、万が一破れて出てしまっても、猫が誤飲するのを防げます。

    サイズ 縦30×横45cm
    原材料 本体:ナイロン、ポリエチレン、アルミ、不織布/中剤:水、ポリマー、防腐剤
    お手入れ方法 拭き取り
    価格 税込758円

    「ドギーマン ひんやりジェルマット ワイド」はこちら

    5.大理石 ひんやり ペット マット

    「大理石 ひんやり ペット マット 40×30cm」は、100%天然の大理石でできた、ペット用のひんやりボードです。

    大理石ならではの冷たさが、猫の体温を吸収してくれるのが特長。35℃以下の場所で使用するのがポイントです。

    職人が1枚1枚研磨しているため、表面はピカピカ。厚みがあるため、長時間使っていても温まりにくくなっています。

    サイズ 40×30×幅約2~3cm
    原材料 天然石または御影石または大理石(選択不可)
    お手入れ方法 拭き取り
    価格 税込4,100円

    「大理石 ひんやり ペット マット」はこちら

    6.ペットパラダイス 接触冷感 波柄 柔らか クールマット

    「ペットパラダイス 接触冷感 波柄 柔らか クールマット」は、熱を素早く拡散する冷感素材を使用した、キルティング加工のマットです。裏側はメッシュになっており、通気性もバツグン。

    接触冷感値0.4以上でひんやり感を強く感じられるため、真夏でもしっかり暑さ対策ができます。

    キルティング地なのでふんわりやわらかい肌触りなのも魅力。寝心地がいいため、猫のお気に入りの場所になるはずです。

    サイズ 90cm×60cm
    原材料 表地:ナイロン100%、メッシュ生地/中材:ポリエステル100%、パイピング:綿100%
    お手入れ方法 丸洗い可
    価格 税込5,500円

    「ペットパラダイス 接触冷感 波柄 柔らか クールマット」はこちら

    7.アイリスプラザ ペット用クールドームベッド

    「アイリスプラザ ペット用クールドームベッド ホワイト/ブルー」は、人間の夏用寝具にも使用される接触冷感生地を使用したドーム型のベッドです。

    体を気持ちよく包み込んでくれるドーム型ベッドは、置く位置によってエアコンなどの風当たりを調節できるため、猫に優しいのが特長です。

    取り外しできるふかふかのクッションは、ひんやりした接触冷感生地とサラッとしたニット生地のリバーシブルになっているので、気温に合わせて使えます。

    生地には亀や魚、ヒトデなど海の生物がデザインされており、見た目も涼し気でかわいいです。

    サイズ Sサイズ:幅約41×奥行約36×高さ約30cm、Mサイズ:幅約48×奥行約39×高さ約31cmから選択可
    原材料 【本体】表面:ポリエステル100%、底面:ポリプロピレン100%、芯材:ウレタンフォーム【クッション】表面:ナイロン50%、レーヨン50%、裏面:ポリエステル100%、詰めもの:ポリエステルわた
    お手入れ方法 本体:固く絞った布で水拭き、クッション:手洗い後、風通しの良いところで陰干し
    価格 Sサイズ:税抜2,080円、Mサイズ:税抜2,480円

    「アイリスプラザ ペット用クールドームベッド」はこちら

    8.IDOG&ICAT ひんやり防虫ラウンドベッド moscape COOL

    「IDOG&ICAT ひんやり防虫ラウンドベッド moscape COOL」は、ひんやり接触冷感と防虫機能が付いた、ゆったりくつろげるラウンド型ベッドです。

    取り外しできるクッションはリバーシブルになっており、無地面は業界最高基準「Q-MAX 0.45」のひんやり感素材と、蚊やダニ・ノミからペットを守る防虫加工素材が使われています。

    暑くないときに使える反対面は、プリント・色柄があっておしゃれです。カラーは5種類あり、お部屋に合ったものを選べます。

    なお防虫機能があっても無香料なので安心です。底面にはウレタンシートが入っているので、型崩れの心配もありません。

    サイズ 直径53cm・高さ18cm・内寸直径42cm・入口高さ9cm
    原材料 表生地:ポリエステル100%、クール生地:ナイロン82%・ポリエチレン18%
    お手入れ方法 手洗い可能
    価格 税抜3,200円

    まとめ

    夏の暑さは室内にいても熱中症の危険があります。加えて猫は我慢をしてしまう動物なので、「具合が悪そう」と思ったときには手遅れの場合もあります。常に健康状態をチェックすることが欠かせません。

    ▶︎愛犬・愛猫、ペットのための住まいの建材設備・アイテムはこちらにまとめてご紹介しています

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    勝部 千尋

    「書く・聴く・伝える」 執筆&犬猫お悩み相談『毛玉生活』運営 ライター/犬猫相談員 経歴 静岡県沼津市出身/京都芸術大学卒 大学卒業後、オーストラリアにワーキングホリデーと...

    エリア:東京都

    愛犬家住宅コーディネーター