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ペット愛好家のみなさまに住まいの情報を日々発信中!
シニア期に入ると、体の不調や行動の変化が少しずつ現れます。でも実は、その前からの備えが とても大切。
健康なうちにできる習慣づけや住まいの工夫、動物病院とのつきあい方など、 老犬と安心して暮らすために、今からできることを考えてみましょう。
監修/獣医師 早乙女真智子先生
「マリーナ 街の動物病院」院長。日本獣医畜産大学 卒業。2006年に「マリーナ 街の動物病院」を開院 し、地元密着の動物病院として地域の1次診療を担っている。趣味は登山とバレーボール。
犬の老化のサインを知ることから始めよう
年齢を重ねた犬や猫には、さまざまな“老化のサイン”が現れます。 まずは、飼い主さんが兆候を見逃さず、適切に寄り添うことが大切です。
身体的変化
- 筋肉量の低下
- 聴力の低下
- 視力の低下
- 毛艶が悪くなるなど
行動の変化
- まっすぐ座ることが できなくなる
- 歩くのを嫌がる
- 寝てばかりいる
- トイレの失敗が増えるなど
認知機能の低下
- 室内で迷子になる
- 興味を示さなくなる
- 同じ場所をぐるぐる回る
- 夜鳴きをするなど
愛犬の身体的変化・行動の変化を見抜いて!
日々、飼い主さんとの関わりが強い犬は、老化の変化もわかりやすいようです。よく見られる「これって老化?」に対して、飼い主さんの対処を考えていきましょう。
Check①名前を呼んでも気がついていない
聴力の低下は、犬にとって最も早く現れる変化のひとつです。(飼い主さんの)帰宅時に玄関を開ける音を察知して迎えに出ていたのに来なくなったり、家のチャイムにも反応しなくなったりします。
聞こえているのに無視する子もいるので、フードを食器皿に出して「カラカラ」という音を聴かせてみてください。大抵の場合、反応するはずです。
Check②家具やソファにぶつかるようになった
白内障で目が白っぽくなったり、濁りが出てきたりします。初期の場合 、明るいところでは物体としてはっきり見えなくても、何かがあるという認識はできます。
しかし暗い場所だとそれすらも分からなくなり、物にぶつかるようになります 。完全に見えなくなるの は 、目が真っ白になったり、視神経に問題が生じたりした場合です。
飼い主さんの対処法
聴力の低下による特別な工夫は必要ありません。もともと怖がりな愛犬は大きな音が聞こえなくなること
でストレスが軽減されるという利点も。
犬は目が見えなくなっても、どこを通れば目的地に行けるのかを普段の動きで覚えています。もし部屋の模様替えを計画しているなら、視力の低下が始まる前に行うことをおすすめします。
テーブルや椅子の足など、愛犬がぶつかりそうな場所には、柔らかな保護材をつけてあげるとよいでしょう。
Check③散歩を嫌がるようになった
犬の場合、日々のルーティンである散歩によって飼い主さんが変化に気づくことが多いでしょう。歩き方に元気がなくなり、散歩自体を嫌がるようになることがあります。
筋力の低下や心臓の動き自体が弱くなっているため、途中で休みたがる犬も少なくありません。低い段 差の上り下りもひと苦労、という場合も。
飼い主さんの対処法
老化 現象で明らかに歩くのが大変そうなら、無理に散歩させる必要はありません。
その場合はカートに乗せるなどして、日なたぼっこだけでもOK 。日光浴はビタミンDの生成を促し犬の体の代謝に必要です。
外に行けないときは、ベランダや家の窓際でも良いので、日光浴をさせてください。
まだ体力があるのに単に嫌がっているようなら、家から離れたところにカートや抱っこなどで連れて行って、帰り道だけでも歩かせるとよいでしょう。
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動画では、老化のサインや暮らしの工夫、注意点についてより深掘りしています。タメになる情報満載ですのでぜひチェックしてみてくださいね!
老犬になる前に、飼い主さんに気づいてほしいこと
「いつもの様子」と「スキンシップ」を心がけて
シニア期に入る前の心がけが、その後の暮らしをより快適にしてくれます。 毎日の「いつも」と触れ合いを大切にすることが、小さな変化に気づく第一歩に。
これからも心地よく過ごすために、飼い主さんにできることを早乙女先生に伺いました。
飼い主さんにできること、具体的なポイントとは…?
①愛犬の「いつもと違う」は、獣医師も知りたい
②撫でる時間が、病気のサインに気づくきっかけに
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