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犬が快適に暮らせる庭づくりの方法と注意点、業者まとめ

目次

    一戸建ての家で犬を飼うときには、庭で遊ばせたり、庭で放し飼いをしたりすると思います。

    家のなかと違って庭は広いので、ワンちゃんも走り回ることができて、ストレス発散や運動不足解消をすることができます。

    ですが、犬のための庭を作るときには、気をつけなくてはならないことがあります。庭では犬の不意の行動によって怪我をしたり、体調を崩したりすることがあるので、犬の安全性や快適性を考えなくてはならないのです。

    ここでは、これから家を建てる方、庭を犬のためにリノベーションしようという人に向けて、庭を作るときに知っておくべきポイント、注意点をまとめてみました。庭づくりを依頼できるプロの業者も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

    犬が快適に暮らせる庭づくりのポイント

    犬が快適に暮らせる庭を作るには、押さえておくべきポイントがある程度決まっています。以下のポイントに注意して庭を作ることで、犬が怪我をせず、安心して暮らせる庭を作ることができます。

    飛び出しを防ぐ

    犬は道路が危険だとわかっていません。犬は人間ほど社会的判断能力が高くなく、瞬時に危険を認識するまでの時間に個体差があります。だからこそ、庭を飛び出さないようにする必要があります。

    そのためには、しっかりとした柵や門扉などで庭を囲うのが重要なのです。少しでも隙間があると、犬は興味のあるものに引かれて外に出てしまいます。

    地面に穴を掘って隙間を広げて出る可能性もあるので、地面が土の場合には注意が必要です。

    犬種によっては、120cmでもジャンプしたり前脚をかけて飛び越えたりする犬もいるので、注意してください。

    体を傷めない素材を選ぶ

    体を傷めない素材

    庭にウッドデッキを設置する場合や、遊具を設置する時には注意が必要です。

    こういった設備の素材が木の場合、庭で雨風にさらされた状態で年月が経つと、ささくれが出来てきたりします。また、犬が噛んでささくれができる場合も。

    ささくれは、犬の体に怪我を負わせる可能性があるので注意が必要です。ウッドデッキや遊具の素材は、木製であれば仕上げを丁寧にしたり、樹脂を含むものを利用したりするなど、年月によってささくれができないようなものを選びましょう。

    害のある植物に注意

    植物のなかには、犬が口にしたら中毒を起こすような危険な植物があります。人間にとってはただの植物でも、犬にとっては危険なものになってしまうのです。

    以下のような植物を庭に植えるときには、柵や囲いを作るなどして、口にしないように気をつけましょう。

    中毒を起こす植物 その症状
    チューリップ(球根) 嘔吐・下痢・心臓マヒ
    アサガオ(種子) 嘔吐・下痢・幻覚・血圧低下・瞳孔散大
    キキョウ(根) 嘔吐・下痢・胃腸炎・血圧低下・溶血
    クリスマスローズ(全草・根) 嘔吐・下痢・不整脈・血圧低下・心臓マヒ
    シクラメン(根) 胃腸炎・痙攣・神経マヒ
    ジンチョウゲ(花・根) 皮膚炎・嘔吐・下痢
    スイセン(植物全体) 嘔吐・下痢・神経マヒ・血圧低下
    パンジー(根茎・種子) 嘔吐・神経マヒ
    ポインセチア(茎・葉) 嘔吐・下痢・皮膚炎・痙攣
    ユリ(植物全体) 腎不全
    ポトス(汁液) 胃腸障害・皮膚の炎症
    ポトス(植物全体) 口内炎・皮膚炎
    アジサイ(つぼみ) 痙攣・昏睡
    スズラン(植物全体) 嘔吐・下痢・痙攣・呼吸困難
    ツツジ(葉・蜜) よだれ・嘔吐・下痢・筋力低下
    アロエ(樹液) 下痢
    ジンチョウゲ(花・葉) よだれ・嘔吐・下痢・血便

    ここで紹介しているのは、犬にとって害のある植物の一部です。気になるものがあれば、愛犬家住宅コーディネーターに聞いたり、インターネットで調べたりするようにしましょう。

    そして、もしこういった植物を犬が食べてしまった場合には、なるべく早く動物病院に連れて行くようにしましょう。時間が経過すると中毒成分がどんどん吸収されて症状が重くなることがあります。

    安全な植物を植える

    犬は体を舐める習性があり、毛などを飲み込んで胸やけや胃腸障害を起こすことがあります。

    そんな時には、本能的に草を食べて胃を刺激し、飲み込んだ毛を一緒に吐き出して胃腸の健康を守ろうとします。以下のような植物は犬にとっても安全ですし、よい効果もあるのでぜひ植えるようにしましょう。

    安全な植物 効果
    カモミール リラックス効果・虫よけ効果・鎮痛効果
    ローズマリー 疲労回復・除菌・消臭効果
    ゼラニウム 抗炎作用・抗菌作用・虫よけ効果
    ラベンダー リラックス効果・鎮痛効果・殺菌効果
    クマザサ 胸やけ解消・体臭を抑える
    えん麦 胸やけ解消・胃もたれ解消
    ユーカリ 免疫力回復・殺菌作用・ハエよけ
    タイム 消臭効果・消毒作用
    ペパーミント 除菌・消臭作用・乗り物酔い対策

    犬には本来、本能として危険な植物を自分でかぎ分ける力が備わっています。ただ、間違えて食べてしまうこともあります。

    飼い主が事前に注意しておくことで、愛犬の危険を減らすことできますので、庭に植える植物には気をつけましょう。

    ドッグランを作る

    犬は走ることが大好きです。だからこそ、庭にドッグランを作れば、散歩に行かなくても犬は走り回れるので、ストレス発散になりますし運動不足を防ぐことができます。

    ドッグランは、犬がリードなしで走ることができるようにするとともに、快適に走れるように作ります。ドッグランでは固い素材ではなく、芝生やウッドチップを敷くことで、愛犬の足腰への負担を減らすことができます。

    また、ドッグランには丘をつくったりトンネルを作ったりという工夫をすることで、ワンちゃんが楽しめる庭にすることができます。

    ドッグランを作るときに気をつけることやドッグランの作り方は、『庭にドッグランを作る方法とおすすめのアイテム、業者を紹介』で紹介しています。

    足洗い場を設置

    散歩からの帰りや外遊びのあとに、足や体の汚れを洗い流せる水栓設備があると便利です。

    玄関脇や庭のなかに足洗い場やシャワーを作りましょう。それによって、お風呂や洗面台を利用せずに愛犬のお手入れができますし、散歩帰りにもすぐにお部屋のなかに入れることができます。

    さらに温水のシャワーをつければ、冬でも屋外でシャンプーをすることができますよ。

    清潔さを保つ

    庭は清潔に保てるような工夫をしましょう。

    ジメっとしているような不潔な庭では、ノミやダニが繁殖する可能性があります。庭に繁殖すると犬に寄生して、さらにその数を増やします。家のなかにも入ってくることになりますし、犬の病気を誘発することもあります。

    お庭は日当たりがよく、風通しのよい場所に作り、清潔な環境を作るようにしましょう。

    犬小屋の位置に注意

    もし庭で犬を放し飼いするという場合には、犬小屋の位置にも注意が必要です。

    犬は警戒心の強い動物なので、犬小屋はある程度周囲を見渡せる場所に置くようにしましょう。さらに、夏に直射日光が直接当たるような場所や冬に北風が直接入ってくるような場所は避けた方がいいでしょう。

    皮膚の乾燥を起こしてしまうので、クーラーの室外機の近くも避けた方がいいでしょう。フケやかゆみの原因にもなってしまいます。

    また、屋外の通行人が簡単に近づけるような場所は避けるようにしましょう。犬が通行人からいたずらされる可能性があるだけでなく、犬が苦手な人にとっては道を通るのを怖れてしまうからです。

    庭づくりの業者一覧

    犬が快適に暮らすための庭づくりをするときには、専門の業者に依頼するのがおすすめ。

    素人が自分の手で庭を作ろうと思ってもかなり大変ですし、技術や道具なども必要になってきます。

    犬のための庭づくりに詳しい業者に依頼しましょう。特に愛犬家住宅コーディネーターが在籍している、以下のような会社がおすすめです。

    ガーデンコンシェルジュ

    ガーデンコンシェルジュの庭


    ガーデンコンシェルジュは神奈川県を中心に、 外構工事・エクステリアの施工を行っている会社です。

    お庭の専門店ながら、「人と犬が一緒に笑顔になれるお庭」をテーマに、犬に最適な庭を提案してくれます。ガーデンコンシェルジュの庭の方針としては以下です。

    • 逃走・飛び出しをさせない
    • 開き門扉ではなく、引戸門扉
    • 滑りにくい床材
    • 段差をなくす
    • 日陰をつくる
    • 地面の温度に注意
    • 安心・安全な庭

    このように、犬が安全にすごせる庭を提案してくれるとともに、遊ぶのが大好きになる庭を提案してくれます。

    ガーデンコンシェルジュはこちら

    株式会社ガーデンプラス

    ガーデンプラスの庭
    ガーデンプラスの庭
    画像提供:ガーデンプラス(https://www.garden.ne.jp)
    

    ガーデンプラスは全国でお庭のエクステリア外構工事を行っている会社です。全国に558拠点もあり、どのエリアでも依頼することができます。

    ガーデンプラスの庭づくりでは、国産二大メーカーの正規品を中心にした高品質のエクステリアを低価格で提供。姉妹店であるエクスショップがネット販売実績19年連続No.1であることから、コストを抑えた仕入れを実現しています。

    ガーデン・エクステリアに関するプロのデザイナーが在籍するデザインセンターを設置しており、コストだけでなくデザインにもこだわっています。

    施工実績は2万件以上あり、豊富な実績から幅広い要望に応えてくれます。

    ガーデンプラスはこちら

    グリーン造園

    グリーン造園の庭
    グリーン造園の庭

    グリーン造園は、北海道の気候や土地にあったお庭を作っている会社です。

    「手間をかけずにいつまでも美しい庭を保つ」をモットーとして、機能に優れながら住宅や景観に合った美しい庭を作ってくれます。

    人工芝、アイアンフェンス、ドッグラン、ウッドデッキ、カーポート、趣味のミニ小屋など、ライフスタイルにあった設備を取り入れながら、デザイン性にも優れたお庭を作ってくれます。

    グリーン造園はこちら

    日豊資材

    日豊資材の庭
    日豊資材の庭

    日豊資材は、静岡や愛知においてエクステリアや公園など、多種多様な景観プランを提案している会社です。

    「人と自然との共存」をテーマに、自然を取り入れた庭を作ってくれます。施工終了後も、樹木の剪定や維持管理など、サポートしてもらえるのが特徴です。

    芝生やウッドデッキ・テラス、フェンスなどについても、犬に合ったものを厳選して提案してもらえます。

    日豊資材はこちら

    まとめ

    今回は、犬が快適に暮らせる庭の作り方、庭を依頼できる業者を解説してきました。犬は外遊びが大好きなので、出来ればお庭を作ってあげる必要があります。

    しかし、犬にとって安全かつ快適な庭を作るためには、知識とノウハウが必要です。自分で勉強するのも結構ですが、専門的な知識を持っている業者に依頼するのがおすすめです。

    犬は怪我や病気になりやすいからこそ、安全で快適な庭を作ってあげるようにしましょう。

    ▶︎愛犬・愛猫、ペットのための住まいの建材設備・アイテムはこちらにまとめてご紹介しています

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    勝部 千尋

    「書く・聴く・伝える」
    執筆&犬猫お悩み相談『毛玉生活』運営
    ライター/犬猫相談員

    経歴

    静岡県沼津市出身/京都芸術大学卒

    大学卒業後、オーストラリアにワーキングホリデーと...

    エリア:東京都

    愛犬家住宅コーディネーター