• 公開日時:
  • 更新日時:

多頭飼い向けのキャットタワーの選び方とおすすめ7選!

目次

    猫は、単独生活をする動物なので仲間を必要としません。とはいえ、相性が合えば、一緒に仲良く暮らすことができます。

    添い寝をしたり、お互いにグルーミングをする様子は、なんとも癒される光景でしょう。

     

    複数の猫がストレスなく暮らすには、パーソナルスペースの確保が大切です。部屋の数が少ない場合、立体的に空間を使えるキャットタワーが役に立ちます。

    この記事では、多頭飼い向けのキャットタワーの選び方とおすすめ商品をご紹介します。

    多頭飼いにおけるキャットタワーのメリット

    相性に関わらず、キャットタワーは多頭飼いの猫の暮らしを豊かにしてくれます。

    生活環境を立体的に分けることでケンカを減らし、上り下りすることで運動不足やストレスを解消できます。

    <関連記事>

    キャットタワーはいる?いらない?必要性と選び方をくわしく解説!

    狭い部屋でも快適に!猫が喜ぶ住まいの工夫

    ケンカの減少

    猫同士の関係性は、とてもデリケートです。人には友好的でも、同居猫には心を開かない猫もいます。

    せっかく1つ屋根の下で生活するなら、平和に暮らしてほしいですよね。

     

    キャットタワーは隠れ家や避難所にもなるので、臆病な猫が安心して過ごすのに役立ちます。また、立体的に空間を分けられるため、鉢合わせする場面が減り、ケンカを防ぐことができます。

    運動不足の解消

    猫は高い場所が好きなので、キャットタワーがあると上に登ろうとします。

    キャットタワーは階段状にステップが配置されており、日常的にキャットタワーを上り下りすることで、運動不足が解消されます。

     

    運動不足が原因で肥満になると、さまざまな病気になりがちです。

    多頭飼いは、1匹だけの場合よりも健康管理が大変です。キャットタワーがあれば自然と運動不足が解消されるので、飼い主さんの手間なく、愛猫たちの健康を維持するのに役立ちます。

    ストレスの解消

    多頭飼いをすることによって、ストレスを感じる猫は少なくありません。親子や兄弟など子猫の頃から一緒に過ごしてきた場合と異なり、新入り猫と先住猫の緊張関係が続くことはよくあります。

     

    多頭飼いがうまくいくかどうかは、先住猫に対する飼い主さんの接し方次第と言われています。いかに先住猫のストレスを減らせるかが重要です。

    猫には高い場所にいると優位性を感じる習性があります。先住猫はキャットタワーに登るだけで満足感を得られるため、不安によるストレスが少なくなるでしょう。

    3匹以上だとキャットタワーはいくつ必要?

    多頭飼いをする場合、猫の頭数は「部屋数マイナス1匹」までが推奨されています。

    猫は単独生活をする動物なので、たくさんの猫を飼育するとストレスを与えてしまう可能性があります。

     

    キャットタワーは空間を立体的に利用でき、実際の部屋よりも広いスペースを活用することが可能です。では、多頭飼いの場合、キャットタワーはいくつ必要なのでしょうか?

     

    相性が良いなら、2匹では大きめのキャットタワー1つで十分です。3匹以上なら、2つあると安全に使いやすくなります。耐荷重と猫の合計体重を確認し、同じ場所に猫が集まっても大丈夫なキャットタワーを用意しましょう。

    多頭飼い向けのキャットタワーの選び方

    多頭飼い向けのキャットタワーを選ぶ時は、まず安定性を重視しましょう。グラつかず倒れにくい製品を選ぶことが大切です。

     

    安定性の他には、「素材・耐荷重・付属品」をチェックしてください。劣化してもパーツだけ交換できれば、長く使うことができてお得です。

    安定性の高いデザイン

    キャットタワーには、据え置き式と突っ張り式の2種類があります。

    それぞれにメリットとデメリットがありますので、愛猫の年齢・体型などを考慮して、勢いよく猫が飛び乗っても倒れないデザインのキャットタワーを選びましょう。

     

    据え置き式のキャットタワーは、ボックスやハンモックなどの付属品が下の方についていると、重心が低くなり安定性が高いです。

     

    突っ張り式のキャットタワーは、天井までのスペースを活用できます。ポールが太く、2本以上のものがおすすめです。

    長く使える素材

    キャットタワーには、木製と布製の2種類があります。

    それぞれのメリット・デメリットを理解し、衛生的に長く使えるキャットタワーを選びましょう。

     

    木製のキャットタワーは、掃除がしやすいです。上質な木材を使ったキャットタワーは耐久性が高く、半永久的に長く使うことができます。ツルツルしているので、滑り止め付きだとより安全です。

     

    布製のキャットタワーは汚れがつきやすいので、取り外して丸洗いできる製品をおすすめします。フワフワして暖かいので、木製よりも布製を好む猫が多いようです。

    十分な耐荷重

    キャットタワーを選ぶ時は、商品本体とパーツ毎の耐荷重をチェックしましょう。

    多頭飼いの場合、同じ場所に猫たちが集まる可能性があります。そのため、愛猫1匹ずつの体重だけでなく合計体重を把握することが必要です。

     

    猫が3匹以上なら、複数のキャットタワーを置くと、より安全で快適に過ごすことができます。

    また、子猫の場合はどれくらいまで大きく成長するかわかりませんので、一般的な標準体重(オス4〜5キロ・メス3〜4キロ)を目安にして、十分な耐荷重のキャットタワーを選びましょう。

    豊富な付属品

    多頭飼い向けのキャットタワーを選ぶなら、付属品が豊富な商品がおすすめです。

    ベッドやハンモックなどの寛ぎスペースが複数あり、爪とぎ器が多めにあるキャットタワーを選びましょう。ボックスがあれば、隠れ家にもなります。

     

    猫は高い場所が大好きなので、カーペットや畳よりもキャットタワーで寝るのを好みます。寝床の取り合いをしてケンカにならないように、大きめのベッドや複数のハンモックがあるキャットタワーを設置してあげましょう。

    部品交換が可能

    劣化した部品の交換ができるキャットタワーは、修理しながら長く使えます。数年ごとに本体を買い替える必要がないので、コストパフォーマンスが良いです。

     

    もっとも劣化しやすいのは、ポールです。多くのキャットタワーでは、麻や綿のヒモが巻いてあり、爪とぎ器として活躍します。

    また、滑り止めシートも使用するたびにキズがつきやすいです。

     

    キャットタワーを安全に使い続けるには、定期的にネジの緩みをチェックしたり、破損した部品を補修したりするなどのメンテナンスが欠かせません。

    多頭飼いにおすすめの据え置き式キャットタワー4選

    据え置き式のキャットタワーは天井を傷つけないので、賃貸住宅にもおすすめです。

     

    段差が低いタイプを選べば、子猫・シニア猫・短足種などジャンプが苦手な猫も安全に上り下りができます。

    多頭飼いの場合は、ベッドやハンモックなどの寛ぎスペースが複数あるキャットタワーを選びましょう。

    <関連記事>

    賃貸でも置ける!安全なキャットタワーの選び方とおすすめ5選

    Mau タワーコメット

    画像出典:キャットタワー専門店Mau公式サイト

    この商品は、ハンモック3つと大きなベッドが特徴のキャットタワーです。フワフワの布製で、インテリアになじみやすい優しいカラーになっています。

     

    全高は159センチで、耐荷重は約20キロです。4本のポールでしっかり支えられており、猫3匹までを対象としています。最上部のベッドはとても大きく、猫2匹でも広々と寝ることができます。

     

    爪とぎ器になっているポールは1本だけです。最下部なので、立ち上がって力強く爪とぎしてもグラつきにくくなっています。

    Mau タワーカラフル

    画像出典:キャットタワー専門店Mau公式サイト

    この商品は、ハンモック2つと大きな展望台が特徴のキャットタワーです。フワフワの布製で、ピンク・オレンジ・グレーの3色使いがおしゃれです。

     

    全高は178センチで、耐荷重は約20キロです。6本のポールで支え、商品重量は30キロ越えのしっかりしたデザインなので倒れにくく、猫3匹まで安全に使用できます。

     

    ジャングルジムのようにたくさんのステップが配置され、上り下りがしやすいです。爪とぎポールは2本あります。

    FEANDREA 大型猫用キャットタワー

    画像出典:Amazon公式サイト

    この商品は、ボックス・ハンモック・ベッドが2つずつあり、寝床がたくさんあるキャットタワーです。

    幅広の底板と4本のポールで支えているので、非常に安定しています。ゆらゆら揺れるボールのオモチャも楽しめます。

     

    上り下りがしやすいステップの配置になっており、子猫からシニア猫まで使うことが可能です。運動不足が解消され、健康増進に役立つでしょう。

     

    全高は206センチで、転倒防止ベルト付きです。麻ヒモの爪とぎポールは14ヵ所もあり、思う存分爪とぎができます。

    Mwpo 多頭飼いキャットタワー

    画像出典:Amazon公式サイト

    この商品には大きなボックスと2つずつのベッドとハンモックがあり、たくさんの寛ぎスペースがあるキャットタワーです。

    上り下りしやすいステップの配置で、どんな猫でも使いやすくなっています。

     

    全高は170センチで、付属の転倒防止ベルトで壁と固定できます。大きなボックスは下の方にあるので、重心が低く安定性が高いです。

     

    通り抜け穴やオモチャなどの楽しめる工夫が多く、「猫の遊園地」をイメージしたデザインです。爪とぎポールもたくさんあり、複数の猫が仲良く爪とぎできます。

     

    多頭飼いにおすすめの突っ張り式キャットタワー3選

    突っ張り式のキャットタワーは、天井ギリギリまで空間を活用できます。スマートな省スペースタイプも多いです。

     

    天井にキズがつく可能性があるので、賃貸より持ち家の方におすすめです。運動量が多めの小柄で活発な成猫に向いています。多頭飼いの場合は、ポールが2本以上のキャットタワーが安全です。

    <関連記事>

    突っ張り式のキャットタワーが倒れる原因とは?安全な設置方法を解説!

    アイリスプラザ W固定キャットタワー

    画像出典:Amazon公式サイト

    この商品は、省スペースで安定感の高いキャットタワーです。

    ボックスと2つのハンモックがついており、2本のポールで支える構造になっています。布製で、インテリアになじみやすいナチュラルカラーです。

     

    全高は、230〜253センチの間で調節できます。耐荷重は15キロです。底板が厚く、下の方はポールが3本なので安定性が高いです。

     

    ハンモックは2種類で、好みや気分に合わせて使い分けることができます。ハシゴもあり、子猫やシニア猫も上り下りがしやすいです。

    Mwpo おうちで木登りタワー

    画像出典:Amazon公式サイト

    この商品は、スリムで多機能なキャットタワーです。

    爪とぎ器を兼ねたグリーンのポールが印象的で、木のようなデザインになっています。

     

    全高は、234〜258センチの間で調節できます。ハンモックの耐荷重は6キロです。2本のポールで支えるので安定感が高く、付属の転倒防止ベルトを使えばさらに安全です。

     

    オモチャで遊ぶこともでき、ステップが低めなので子猫もシニア猫も楽に上り下りができます。シンプルなデザインですが、複数の猫が運動や休息するのに十分な機能を備えています。

    PETEPELA 宇宙船付キャットタワー

    画像出典:Amazon公式サイト

    この商品は、部屋の角にも置きやすいキャットタワーです。

    台座が四半円で、3本のポールで支えるので安定感が高くなっています。省スペースながら、付属品が豊富です。

     

    全高は、236〜258センチの間で調節できます。最上部には透明な宇宙船型ハンモックがあり、お腹や肉球などを観察することが可能です。オモチャは2種類あります。

     

    ボックスやハンモックでは、のんびり寛げるでしょう。麻ヒモの爪とぎポールは複数あるので、気が向いた時にいつでも爪とぎができます。

    【まとめ】多頭飼いはキャットタワーがあると快適!

    多頭飼いが成功するためには、猫同士の相性がとても大切です。そして、相性と同じくらい重要なのは「部屋の環境」です。

    複数の猫がストレスなく暮らすためには、キャットタワーが役に立ちます。

     

    猫は高い場所を好むので、安全に上り下りができるキャットタワーを用意してあげましょう。複数のベッドやハンモックがあり、爪とぎ器も兼ねた製品がおすすめです。

     

    やんちゃだったり臆病だったりする愛猫のそれぞれの個性を尊重し、ケンカを防ぐ環境作りを心がけましょう。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    AMILIEライター

    エリア:東京都

    愛犬家住宅コーディネーター