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愛犬愛猫のトイレ・水飲み場・居場所はどこに置く?配置のポイントを解説します♪

目次

    AMILIEかわら版4月号

    愛犬愛猫の「トイレ」「水飲み場」「居場所」最適配置!



    愛犬・愛猫にとって、おうちの中で重要な場所は

    ①トイレ
    ②水飲み場
    ③居場所


    の3つです。

    この3つの場所を設置する位置、
    そして各場所でのお悩み解決のポイントを解説します♪

    トイレ



    ニオイが気になるからと、飼い主さんの目の届かない“僻地”に追いやっていませんか?

    愛犬愛猫の排泄中・排泄物をチェックすることは、健康管理のために大変重要です。
    そして、トイレが遠すぎることが原因で、愛犬愛猫のトイレの失敗につながる恐れもあります。

    ・飼い主さんがこまめにチェックできる
    ・愛犬愛猫の食事場所と近すぎない
    ・賑やかすぎない
    ・室温が適度に保たれる


    このような場所に設置してあげましょう。

    ニオイ対策

    犬にも猫にも「汚れたトイレで排泄したくない」という繊細な子がいます。
    ニオイ対策の大前提として、トイレをこまめに掃除し常にきれいなトイレを保つことが大切です。

    ハード面でのニオイ対策としては、

    ・換気扇をつける
    ・脱走させずに窓を開けて換気できるようにする
    ・脱臭機を設置する
    ・消臭効果のある壁材に変える


    などが挙げられます。

    こまめな掃除とともに、ハード面からもサポートすることでトイレの悪臭は大きく改善するでしょう。

    トイレの失敗



    犬の場合、トイレトレーニングが完了しないうちは飼い主さんの誘導でトイレを覚えてもらう必要があります。
    トイレの上で排泄ができるようになったら、少しずつ希望の場所へトイレを移動させていきましょう。

    足の感触でもトイレを認識するため、床に直接シートを敷くのではなく、トイレトレーなどの段差(床との質感の違い)があるとわかりやすいでしょう。



    猫の場合、犬と比べるとトイレの失敗は少ないです。
    マーキング以外の粗相は病気やストレスのサインであることが多いため、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。

    水飲み場



    ポイントは、愛犬愛猫の目に付く場所に設置してあげることです。

    特に猫の場合、適度な水分補給は健康管理に欠かせません。
    水飲み場が視界に入ることで、愛犬愛猫に「あ、お水を飲もう」と思い立ってもらうことが重要です。

    猫の場合は大きな容器1つだけよりも、小さくてもよいので複数箇所に点在させるとよいでしょう。
    床だけでなく、ステップの途中といった高さのある場所にも置いてあげることがおすすめです。

    水の温度や器の種類

    犬や猫は人間よりも「水の味」を感じると言われています。
    水の好みには個体差があるようで、冷たい水が好きな子、ぬるい水が好きな子、流れる水が好きな子などさまざまです。



    犬の場合は犬種による体格差が大きく、必要な飲水量も体格によって異なります。

    水の容器に関しては、愛犬の体格に合わせた大きさの容器で飲み水を用意してあげましょう。



    猫の場合にも「うちの子は湯飲みに入った水が好き」というような、器の形状の好みがある子も少なくないようです。

    犬や猫の視力は人間よりも弱いため、最近ではガラス製やステンレスなどの容器や流れる自動給水器など「キラキラする水」の方が水の場所を認識しやすいという意見もあります。

    愛犬愛猫の水の好みを探り、好みに合った水飲み場を用意してあげましょう。

    コンセントの位置と安全性

    水飲み場の近くにコンセントがある場合、コンセントカバーをつけて漏電を防ぐと安心です。

    これから新築・リフォームのご予定がある方は、コンセントの位置を高めにするというのも安全対策の1つです。

    居場所



    「うちの子は膝に乗るのが好きなの」という場合でも、愛犬愛猫のプライベートな居場所も用意してあげることがおすすめです。

    犬も猫も、誰にも構われずにひとりでくつろぐ時間も必要で、何か怖いことがあっても「ここに逃げ込めば大丈夫」というプライベート空間があることで精神的な支えにもなります。

    愛犬の場合はヨコの距離感を意識



    ケージに拒否感を抱く子が多いのですが、安心してケージ内に居られるトレーニングは重要です。

    ケージを愛犬のプライベート空間にする
    ことで、ケージ=良い場所と認識してもらうことがポイントです。

    会話やテレビなどで賑やかになるリビングではゆっくり休めませんが、犬にとって家族の気配を感じられないのも不安です。

    飼い主さんご家族のいる時間が長いリビング等から見えて、かつ少し距離を保った位置に居場所となるケージを設置してあげるとよいでしょう。

    愛猫の場合はタテの距離感を意識



    猫の場合は高さのある場所に安心を感じ、そこから飼い主さんの行動を眺めることが楽しみの1つです。

    リビングや飼い主さんの仕事部屋にくつろげるキャットステップをつけたり、適度な高さの収納棚の上にベッドを置いてあげたりするなどがおすすめです。

    高さを意識した愛猫の居場所づくりは転落によるケガや、愛猫の転落による二次的な家具の転倒・損傷などのアクシデントも考えられます。

    愛猫が転落しないような安全対策と、愛猫の居場所周辺のインテリアを安全に保つことが重要です。

    まとめポイント:3つの「アクセス」が重要!

    トイレ・水飲み場・居場所の3つは切り離して考えるのではなく、これらすべてがアクセスしやすい場所にあることが重要です。

    愛犬愛猫の快適性を考えると、この3つの場所はそれぞれ近すぎても遠すぎてもNG。
    程よい距離を保ちつつも、愛犬愛猫が自由に行き来できる場所に設置してあげましょう。

    しかし、愛犬愛猫が高齢になるとこの3つの場所を近づける必要性が出てくることも。

    愛犬愛猫の性格や年齢を考慮して、おうちの中でベストボジションを探してみてください。
     

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    勝部 千尋

    「書く・聴く・伝える」 執筆&犬猫お悩み相談『毛玉生活』運営 ライター/犬猫相談員 経歴 静岡県沼津市出身/京都芸術大学卒 大学卒業後、オーストラリアにワーキングホリデーと...

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    愛犬家住宅コーディネーター