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猫と人とが安心・安全、そしてのびのびと暮らせる住まいは、猫の飼い主さんにとってまさに理想的です。
今回「猫のための家」を建てた読者さんを取材。6匹の愛猫との幸せな暮らしぶりをお伺いしました。
外のベランダには2メートル半ほどの高い柵があり、猫たちが外で日向ぼっこをすることも可能。
もともとは猫を飼っていなかったというご夫妻。5年前に夫婦旅行で行った沖縄で、ねずみを取るためのトリモチにベッタリと引っ付き、毛が抜けてボロボロの黒い子猫に遭遇します。急いで近くの動物病院に連れて行きトリモチは洗って落としてもらったものの「元いた場所に戻すか、飼うか」の選択を迫られたご夫妻。そのまま戻すことはできず、沖縄から連れて帰ります。それが1匹目の猫、來々ちゃんとの出会いでした。
そこから猫のかわいさの「とりこ」となったご夫妻は、2匹、3匹……と保護した猫を引き取るようになり、いまでは計6匹に。
約2年半前に某ハウスメーカーで建てたというこの住まいは、猫の住みやすさを一番に考え、担当者と一緒に何度も打ち合わせを重ねたこだわりの家です。1階のリビングの一角に2畳ほどのキャットルームを作り、その中にキャットタワー、食事場所、トイレを設置。猫の目線からバルコニーが見えるよう下に窓をつけ、狭いスペースでも猫たちが楽しめるよう工夫がされています。バルコニーに格子がついているおかげで猫の脱走を防ぎ、また通りから家の中を覗くことができないので、人も安心です。
階段の途中にある足元の窓は、猫の目線の高さを考えて配置。外の通りが確認できるようになっています。「猫たちがゆっくり眺められる高さに配置するのがとても難しかった。ここは特に綿密な打ち合わせをした部分です」と奥様。
2階に上がるとすぐ、開放感あふれる3畳ほどのスペースがあります。ここは住宅メーカーとの打ち合わせの中で、猫の溜まり場として作ったスペース。思惑通り、猫に人気のスペースとなっています。ご主人いわく「この家の間取りは2LDKS。しかし、猫の溜まり場は間取りに入っていないので、2LLDKではないのかなと思っています(笑)」。寝室には自ら配置図を作成し、大工が設置したというキャットステップや宇宙船があり、猫たちが思い思いに遊んだり、昼寝をしたりする姿を見ることができます。
ご夫妻の一番のお気に入りの場所はリビング。キャットルームで猫たちが寝ているのを見ることができ、テレビを見ながら猫たちとのんびりと過ごすことができるところが気に入っていると言います。
猫のためにここまでこだわった理由を伺ったところ、ご夫妻はこう語ります。「私たちの猫は毎日のご飯に困るような生活をしていた子ばかり。だから、昔を忘れて楽しく暮らせる家を建てたいと思ったんです」。保護した6匹の猫たちに対するご夫妻の深い愛情が、あたたかみのある心地よい空間を作り上げていました。
リビングとつながるキャットタワーには、常に猫の姿が。
猫が遊んでいるところを座って眺めることができます。
安全に上り下りできるよう考えて配置。「自分でレイアウトを考えるのは大変!」
2階廊下の小窓。ハンモックから外を眺めることが多いそう。
階段途中の小窓。外から手を降ってくれる通行人も。
キャットタワーの順番待ち。
取材を見守る次女・ももちゃん。
このおうちの動画はAMILIEチャンネルで!
今回「猫のための家」を建てた読者さんを取材。6匹の愛猫との幸せな暮らしぶりをお伺いしました。
外のベランダには2メートル半ほどの高い柵があり、猫たちが外で日向ぼっこをすることも可能。
猫たちが自由に、のんびりと。考え尽くされたこだわりの家
宮大工が監修したというキャットタワーの前で、猫が順番待ち。窓から外を眺めながらうとうとしている猫……。埼玉県在住のTさんご夫婦の自宅には、來々(ここ)ちゃん、ももちゃん、紗々(しゃあしゃ)ちゃん、紡希(つむぎ)ちゃん、太陽くん、くりちゃんの6匹の猫たちが自由気ままに暮らしています。もともとは猫を飼っていなかったというご夫妻。5年前に夫婦旅行で行った沖縄で、ねずみを取るためのトリモチにベッタリと引っ付き、毛が抜けてボロボロの黒い子猫に遭遇します。急いで近くの動物病院に連れて行きトリモチは洗って落としてもらったものの「元いた場所に戻すか、飼うか」の選択を迫られたご夫妻。そのまま戻すことはできず、沖縄から連れて帰ります。それが1匹目の猫、來々ちゃんとの出会いでした。
そこから猫のかわいさの「とりこ」となったご夫妻は、2匹、3匹……と保護した猫を引き取るようになり、いまでは計6匹に。
約2年半前に某ハウスメーカーで建てたというこの住まいは、猫の住みやすさを一番に考え、担当者と一緒に何度も打ち合わせを重ねたこだわりの家です。1階のリビングの一角に2畳ほどのキャットルームを作り、その中にキャットタワー、食事場所、トイレを設置。猫の目線からバルコニーが見えるよう下に窓をつけ、狭いスペースでも猫たちが楽しめるよう工夫がされています。バルコニーに格子がついているおかげで猫の脱走を防ぎ、また通りから家の中を覗くことができないので、人も安心です。
階段の途中にある足元の窓は、猫の目線の高さを考えて配置。外の通りが確認できるようになっています。「猫たちがゆっくり眺められる高さに配置するのがとても難しかった。ここは特に綿密な打ち合わせをした部分です」と奥様。
2階に上がるとすぐ、開放感あふれる3畳ほどのスペースがあります。ここは住宅メーカーとの打ち合わせの中で、猫の溜まり場として作ったスペース。思惑通り、猫に人気のスペースとなっています。ご主人いわく「この家の間取りは2LDKS。しかし、猫の溜まり場は間取りに入っていないので、2LLDKではないのかなと思っています(笑)」。寝室には自ら配置図を作成し、大工が設置したというキャットステップや宇宙船があり、猫たちが思い思いに遊んだり、昼寝をしたりする姿を見ることができます。
ご夫妻の一番のお気に入りの場所はリビング。キャットルームで猫たちが寝ているのを見ることができ、テレビを見ながら猫たちとのんびりと過ごすことができるところが気に入っていると言います。
猫のためにここまでこだわった理由を伺ったところ、ご夫妻はこう語ります。「私たちの猫は毎日のご飯に困るような生活をしていた子ばかり。だから、昔を忘れて楽しく暮らせる家を建てたいと思ったんです」。保護した6匹の猫たちに対するご夫妻の深い愛情が、あたたかみのある心地よい空間を作り上げていました。
リビングとつながるキャットタワーには、常に猫の姿が。
猫が遊んでいるところを座って眺めることができます。
安全に上り下りできるよう考えて配置。「自分でレイアウトを考えるのは大変!」
2階廊下の小窓。ハンモックから外を眺めることが多いそう。
階段途中の小窓。外から手を降ってくれる通行人も。
キャットタワーの順番待ち。
取材を見守る次女・ももちゃん。
このおうちの動画はAMILIEチャンネルで!
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
AMILIE編集部
ペットは大切な家族の一員として、私たちと同じ住環境で暮らしています。ほんの少しペットの目線になることで人もわんちゃん・ねこちゃんも、ともに安心・安全・快適に暮らせる新しい住まいが見えてくるかもしれません。私たちの心をいつも豊かにしてくれるペットのためにも、家族みんなの笑顔があふれる住まいについて考えていくこと。それが、「愛犬家住宅・愛猫家住宅」。
愛犬・愛猫と幸せに暮らす住まい工夫事例をお届けします。
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