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「愛犬にとっていい家とは何か?」その答えの1つに「愛犬が長生きできるようなストレス負荷の少ない家」が挙げられるのではないでしょうか。
今回ご紹介する愛犬家住宅は、そんな愛犬が長生きできるために少しでもストレスを軽減させる工夫が詰まった家になりました。
N様ご夫婦は、以前飼われていた愛犬が急に亡くなってしまうと言う経験をされており、今度マイホームを建てる時は「愛犬が長生きできるような健康でストレスのかからない家にしてあげたい」との願いを持っていました。
人もそうですが、愛犬も「目に見える身体的な病気」と「目に見えない心の病気」が存在します。健康のためには愛犬が怪我をしないような素材選び、体に良い素材選びや間取りの工夫が大切です。そして、目に見えない「ストレス」という病気への対策としては「環境づくり」がとても重要になっているのです。
N様のお宅では、素材選びにもトコトンこだわり、愛犬がストレスを感じないための間取りの工夫や、写真のようなドッグランをお庭に施し、丘をかけ上がったり土管のトンネルをくぐれるような設計にすることで、ストレスなく自由に走り回れ体力も自然につけられるような工夫を詰め込んでいます。
今回は、この他にもたくさんの工夫が詰まったN様のマイホームのカタチをご紹介させていただきます。
ストレスフリーの愛犬家住宅 自由に走りまわれる工夫。
N様のマイホームを拝見して、まず目に飛び込んでくるものと言えば、お庭に施された大きな土管と複数ある小さな丘です。
写真は設置した当時のものですが、現在の丘には芝生がしっかり生え、きれいな丘に仕上がっているとのこと。お庭全面にはウッドチップを敷き詰めることで、丘の芝生と庭全体のウッドチップで愛犬への負担を大幅に軽減できるようになりました。
また、写真のようにリビング、ダイニング共に大きな窓を設置することにより回遊導線ができ、元気な愛犬が、家の中と外を思いっきり走り回れるように設計することで、愛犬がいつでも自由に思い切り走り回ることができ、ストレスフリーな暮らしを実現。
素材選びでは、リビング床材にガラスコーティングをすることで滑りにくくし転倒によるけがを防止、またガラスコーティングなので粗相をしてしまってもすぐにふき取れるようになっているのでご家族にもうれしい仕上がりになりました。
「愛犬が健康で長生きできる家」そして、家族も愛犬もくらいやすいライフスタイル
N様はもともと「ペット可」の賃貸住宅で愛犬と一緒に暮らしていたのですが、特にペットのための間取りが施されているわけではなく、和室を強引にペット用の部屋にするなど、愛犬にとって暮らしやすい環境と呼べる空間ではありませんでした。
そんな時、お子様が産まれたこともあり、せっかく家を建てるなら、人の暮らしやすい家に愛犬を住まわせるだけの家ではなく「愛犬が健康で長生きできるような環境を作ってあげられる家づくりがしたい」ということでスタートしました。
愛犬が自由に駆け回れるために考えた回遊型の間取りや遊び心いっぱいのドッグランだけではなく、愛犬が泥だらけになって帰ってきてもリビングを汚さなくて済むように、玄関からテラスまでの導線をタイル張りにし、テラスには湯水の出る洗い場を設置。
また、玄関横には愛犬が勝手に出て行かないようにゲートを設置したり、2階へ上がる階段の手前にもゲートを設置。このゲートにも工夫があり、普段は邪魔にならないように壁に収納できるような設計にしています。
愛犬専用のスペースにはイオン発生機も設置しニオイを軽減できるようにしています。
N様のマイホームには、愛犬が思いっきり走っても安心な設計と素材選び、そして、家族が暮らしやすい設計と環境づくりの両方がしっかり考えられた、「家族も愛犬も暮らしやすいライフスタイル」を可能にしたマイホームになりました。
愛犬が暮らしやすい家だけじゃない!「デザインにもこだわった愛犬家住宅」の空間デザイン
ここ最近では、若い子育て世代のご家族を中心に「おしゃれでかっこいいデザイナーズ住宅」への関心が高まってきました。
家そのものが暮らすための道具という価値ではなく、そのご家族の価値観や「ライフスタイル」を実現するためのツールとして見直されはじめ、外観デザインや内装へのこだわりが高まってきているようです。しかし、「デザイン」だけが先行してしまい、ただかっこいいだけの暮らしづらい住宅がたくさん存在しているのが現状です。
これからの住宅は「デザイン」「暮らしやすさ」「快適性」といった複数の要素がしっかりと盛り込まれた家づくりを実現できる住宅会社を選ぶことも、自分たち家族の想いをカタチにするうえで重要視されてくるポイントになってくるのではないでしょうか。
今回ご紹介させていただいたN様ご家族の家づくりでも、「愛犬のための家」「家族が暮らしやすい家」はもちろん、「デザイン性」も重視した、毎日の暮らしがワクワクするような「機能とデザインが融合した」家づくりがカタチになりました。
N様のライフスタイルは、休日にリビング横のテラスで、家族皆でBBQをしながら、愛犬が楽しそうにドッグランを走り回る姿をゆっくりのんびり眺めて過ごすことだそうです。そこに暮らす家族、一緒に長い時を過ごす愛犬にとって快適な住まいのカタチに、若いご家族の感性を融合した、これからの「愛犬家住宅」が出来上がりました。
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
AMILIE編集部
ペットは大切な家族の一員として、私たちと同じ住環境で暮らしています。ほんの少しペットの目線になることで人もわんちゃん・ねこちゃんも、ともに安心・安全・快適に暮らせる新しい住まいが見えてくるかもしれません。私たちの心をいつも豊かにしてくれるペットのためにも、家族みんなの笑顔があふれる住まいについて考えていくこと。それが、「愛犬家住宅・愛猫家住宅」。
愛犬・愛猫と幸せに暮らす住まい工夫事例をお届けします。
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