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愛犬の空間をつくる 安らげる“わたしの部屋”

落ち着いて過ごせるような、愛犬専用スペース

愛犬との心地よい暮らしを叶える「秘訣」をご紹介します

愛犬家住宅を叶える

秘訣① 生活空間を区切る居場所づくり
秘訣② 生体に沿った“洞穴”を連想させるスペース
秘訣③ 愛犬が家族の姿を見渡せる“土間”

秘訣① 開け閉め出来る、愛犬ルーム


ガラス戸で仕切ってあるインナーテラスが、愛犬2匹のための専用スペース。テラス上部に窓を設けることで、風が通るように一工夫。来客がある時には、テラスの戸を閉めて、愛犬たちはテラス内で過ごすなど状況に応じた使い方が叶う作りに。家族の集まるリビングが見渡せるので、愛犬も寂しさを感じずに過ごすことができます。また飼い主にとっても安心。

秘訣② 天井の低いマイルーム


スキップフロアの階段下を、愛犬のためのスペースにアレンジ。凹んだ穴蔵のような空間は、犬の本能に合った、安らげる“わたしの部屋”。ふかふかのクッション付きのティピーテントも天井が低く、愛犬にとって心地よい居場所に。また見た目もお洒落。

+αの犬point

愛犬のための、専用通り道
愛犬の出入り口を設けた壁。怪我をしないように、くぐり戸はやわらかい素材を使用。

秘訣③ 家族を感じながら過ごす「土間空間」



大型犬がいるご家庭におすすめなのが、リビングへつづく広い「土間」を愛犬の居場所にするという方法。遊び場である庭に面した足洗い場、愛犬グッズの収納場所を備えた機能的な動線が理想的。

お洒落な犬小屋をイメージさせるデザインを施し、犬のサイズに合わせた広いスペースが愛犬にとっての心落ち着ける自分の部屋に。





玄関からリビングに沿うように、広く長く続く土間。リビング全体を見渡すことが出来る「土間」に愛犬専用のマットを設置することで愛犬はいつでも家族の存在を感じることが出来る。散歩を終えて帰宅した愛犬は、真っ直ぐに「土間」にある自分の居場所に戻ることが出来る作り。


Q&Aでわかる理想の「愛犬家住宅」

Q.犬が理想とする居場所とは?

A.洞穴をイメージさせるような天井の低いスペース

犬の祖先は洞穴で暮らしていたため、本能的に囲まれた狭い空間に安心感を抱くと言われています。広さだけでなく、天井も低くしてあげることがポイントです。
〈参考/愛犬家住宅コーディネーターテキストステップアップ編P148〉

Q.家に愛犬の居場所を設ける時の注意点は?

A.「温度」「直射日光」に加え、「音」「ニオイ」もチェック

愛犬に「ハウス」の待機をしてもらう場合は、その居場所が暑すぎたり寒すぎたりしないように注意し、直射日光が当たらない場所に設置してあげましょう。騒音がしない場所を選ぶと愛犬がゆっくり休めます。
ニオイが気にならない場所かどうかも考慮して決めると、飼い主さんご家族にとっても快適性が増すでしょう。
〈参考/愛犬家住宅コーディネーターテキストステップアップ編P148〉

Q.愛犬の居場所を設置する「位置」はどこが良い?

A.家族の気配を感じるけれど静かに休める場所が◎

犬は群れを成して生きる習性がありますが、ひとりで静かに休みたい時もあります。常に賑やかな場所であったり飼い主さんご家族と距離が近すぎたりすると、愛犬がゆっくり休めずストレスを感じる恐れがあります。
「家族の気配を感じる」程度の距離感を意識して愛犬の居場所の位置を考えてあげると良いでしょう。

もっともっと家で遊ぼう 愛犬の遊び場を考える

芝生のドッグランを走り回ろう

ご自宅の庭を運動不足解消・ストレス発散のためのスペースとして活用。長くハードな散歩をあまり必要としない犬種や老犬の場合には、散歩よりも専用ドッグランでの遊びを優先するという方法も。自宅の庭を多機能スペースとして活用すると、愛犬との暮らしもより豊かに。

バルコニーの使い方を見直そう

“愛犬が転落する危険性がないか”ということに十分気をつけることが出来れば、バルコニーも愛犬にとっての遊び場所の一つに。ただし、マンションやアパートなどのベランダやバルコニーを遊び場所とする場合は、共用スペースとなるため、マナーを守った使い方が必要。

屋上ドッグランで遊びの幅を広げよう

都会の狭小地で犬を飼う愛犬家のご自宅で取り入れられることも多い、屋上のドッグラン。自宅の庭同様に、多機能なスペースとして、愛犬と遊ぶのにおすすめの場所。洗い場が備え付けられていれば、遊んだ後に足を洗うことが出来て、飼い主にとっても便利。

この施工事例を担当した企業

株式会社やまぜんホームズ

所在地
〒511-0117
三重県桑名市多度町下野代900番地
対応エリア
目安の金額
 

株式会社木組

所在地
〒010-0955
秋田県秋田市山王中島町15-3
対応エリア
目安の金額
  

この記事を書いたペット愛好家の住まいの専門家

AMILIE編集部

ペットは大切な家族の一員として、私たちと同じ住環境で暮らしています。ほんの少しペットの目線になることで人もわんちゃん・ねこちゃんも、ともに安心・安全・快適に暮らせる新しい住まいが見えてくるかもしれません。私たちの心をいつも豊かにしてくれるペットのためにも、家族みんなの笑顔があふれる住まいについて考えていくこと。それが、「愛犬家住宅・愛猫家住宅」。

愛犬・愛猫と幸せに暮らす住まい工夫事例をお届けします。

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