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猫がテレビをじっと見る理由とは?注意点と好きな番組について解説

目次
    猫と暮していると、愛猫が人と同じような行動をしていて驚くことがあります。

    ソファに座ってテレビをじっと見ている顔は、真剣そのもの。

    テレビに興味を持つか持たないかは猫それぞれですが、愛猫がテレビ好きだからと1日中テレビをつけっぱなしというご家庭もあるかもしれませんね。

    この記事では、猫がテレビをじっと見る理由や注意点、猫が好みやすい番組について解説します。

    猫の気持ちを知り、愛猫と一緒にテレビを楽しみましょう。

    猫がテレビを見る理由


    猫がテレビを見る主な理由は、テレビに登場する生き物などの動きや音が気になるからだと考えられています。

    画面内ですばやく物が動いていたり、聞きなれない音に対して興味を惹かれたりすると、猫はテレビに目を向けるようです。

    動きが気になるから

    猫は、すばやく動く物を目で追う習性があります。

    テレビの画面内で鳥や虫が飛んでいると、気になって見る猫もいるようです。

    猫の動体視力は人間の約4倍も優れていて、1秒間に4ミリというわずかな動きでも察知することができます。

    そのため、人にはわからないテレビのコマ送りや点滅が見えてしまい、ストレスに感じることがあると言われています。

    また、猫の目は近視で視力は0.04〜0.3程度しかなく、あまり動きのない画面には興味を持ちにくいようです。

    音が気になるから

    小動物が出すカサカサという音や小鳥のさえずりに興味を持つ猫は多いです。

    テレビからそのような音が聞こえると、テレビをじっと見ることがあります。

    また、犬やライオンなどの動物が吠える声が聞こえると、警戒して注意を向けることもあるようです。

    猫は、高くて柔らかい音や途切れず滑らかに連続している音を好みます。

    テレビから、鈴やトライアングルなどの高くて小さい音が聞こえると気になる猫もいます。

    猫がテレビを見る時の注意点


    猫がテレビを見る時は、事故やストレスに注意しましょう。

    興奮してテレビに飛びつくと危険ですし、強すぎる光や大きすぎる音はストレスになる可能性があります。

    テレビに飛びつかせない

    猫が興奮してテレビにぶつかると、テレビが倒れる可能性があるため、大変危険です。

    虫・鳥・魚などの動きが気になって、テレビにパンチしたり飛びついたりする猫がいます。

    愛猫がテレビに飛びつきそうな時は、テレビを消して気分転換させましょう。

    狩りの気分になっているので、オモチャで遊びに誘うのがおすすめです。

    飼い主さんが目を離した際にも安全なように、地震での転倒防止シートなどを敷いておくとテレビが倒れにくくなります。

    テレビに近づけすぎない

    テレビは猫の目や脳に影響がないと言われているので、心配し過ぎる必要はありません。

    しかし、まぶしい光を長時間見ることは、人にとっても猫にとっても良くありません。

    直射日光に比べるとテレビの光は安全ですが、猫がテレビに顔を近づけすぎないようにしましょう。

    猫は近視で、はっきり見えるのは75センチ程度の距離と4〜6メートルの距離だと言われています。

    猫がテレビに顔を近づけている時は、実はあまり見えていません。

    静かな時間を作る

    愛猫がテレビを見るからと言って、1日中テレビをつけっぱなしにするのは避けましょう。

    電気代もかかりますし、そもそも猫にテレビは必要ありません。

    猫は聴力が優れていますが、聞きたくない音を無視する能力があります。

    人が何かに集中している時に、周りの音が聞こえなくなるのと同じです。

    そのため、テレビの音がうるさすぎることはないと言われていますが、音に敏感な猫の場合はストレスになる可能性もあります。

    多頭飼いの場合は、それぞれの猫の性格に配慮しましょう。

    留守番にテレビは不要

    愛猫が寂しいだろうからと、テレビをつけて留守番させる方もいらっしゃるでしょう。

    しかし、1泊2日程度なら、ゴハン・水・トイレの準備があれば問題なく留守番ができるため、テレビは必要ではありません。

    部屋の電気をつけっぱなしにして、明るくしておく必要もありません。

    ただし、分離不安症(愛着を感じている人と離れることで強い不安やストレスを感じ、問題行動を起こす精神的な疾患)の猫の場合は、テレビやラジオをつけた方が落ち着きやすいと言われています。

    <関連記事>
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    猫が好みやすいテレビ番組


    猫によってはテレビにまったく興味を示しませんが、どうやら猫が好みやすいテレビ番組には傾向があるようです。

    愛猫の好みのテレビ番組が飼い主さんと同じだと嬉しいですね。

    動物(ペット)番組

    鳥や虫、魚などが動き回る動物番組を好む猫が多いと言われています。

    猫はそれらの生き物がテレビの中にいるとは考えていないようですが、画面内ですばやく動き回ったり声や音を出したりするのが気になるようです。

    テレビをじっと見るだけでなく、画面に手で触れる猫もいます。

    猫好きな方は、猫のテレビ番組を見ることも多いでしょう。

    愛猫と一緒に猫の番組を鑑賞すると、より楽しい気分になりますね。

    天気予報

    点や線が動く様子がおもしろいのか、天気予報に反応を示す猫が多いと言われています。

    気象予報士さんが持つ指示棒に興味を持つ猫も多いようです。

    「今日は関東全域で風が強いです。」などと説明しながら、地図上をグルグルと指し示す棒の動きがおもしろいのかもしれません。

    台風や大雨の予報では、注意喚起のために気象予報士さんの棒は広く激しく動きます。

    まるで猫じゃらしのように動く棒に、猫の目は釘付けになるでしょう。

    スポーツ番組

    サッカーや野球などのスポーツ番組が好きで、ボールが動くのを目で追う猫もいます。

    人が飛んだり走ったりするスポーツも、猫の興味を惹きやすいようです。

    卓球やテニスのようにボールが行ったり来たりするのが気になる猫もいれば、次々に動きが変わるフィギュアスケートに見入ってしまう猫もいると言われています。

    逆に、水泳やマラソンのように動きにバラエティがなく淡々と進むスポーツは、猫にとっては関心が向きにくいようです。

    【まとめ】猫と一緒にテレビを楽しもう!


    昔のブラウン管テレビは、猫が見るものというより乗るものという位置付けでした。

    しかし、薄型のテレビが一般的になると、テレビをじっと見ている猫がSNSなどで注目されるようになってきました。

    すばやい動きが気になるようで、動物やスポーツの番組を好む猫が多いです。

    毎朝の天気予報を楽しみにしている猫もいるそうで、飼い主さんと好きな番組が同じだと嬉しいですね。

    愛猫が興奮しすぎたりテレビに近づきすぎないように気をつけて、一緒にテレビを楽しみましょう。

     

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    AMILIE 愛犬・愛猫家とくらす住まいの専門家

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