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犬と暮らす家では、ドッグランは大事な要素です。犬は走ることが大好きなので、庭にドッグランがあることで、運動不足やストレスを解消することができます。
ここでは、愛犬家住宅コーディネーターが関わった住宅のなかで、ドッグランをうまく活用した家の事例を紹介しようと思います。
事例1.オープンリビングにもなるドッグラン
「愛犬がストレスを抱えない環境」にこだわり、愛犬のライフスタイルや特性に配慮した住宅のドッグランの事例です。
リビングの外にウッドデッキを設置し、その先の庭には愛犬が思いっきり走ることのできるドッグランを作っています。リビングやウッドデッキに座って、ドッグランで楽しそうに走りまわる犬の姿を眺めることができます。
ドッグランの柵は大型犬や中型犬でも問題のない高さに設定。どんな犬を飼っても安心な設計です。
さらに、玄関横には広いインナーテラスを設置。インナーテラス内には、お湯も使える足洗い場を設置し、寒い時期でも快適に足を洗えるようにしています。
また、地面をコンクリート仕上げにすることで、夏の暑い日にもひんやりした床でお手入れができます。テラスでお手入れをしたら室内に入りますが、テラスから室内に入るための出入り口を作ることで、愛犬が楽に室内に入ることができます。
事例2.トンネルのあるドッグラン
こちらの住宅はプロの設計士がデザインして作り上げた、デザイン性と機能を両立させた愛犬家デザインハウスです。
ウッドデッキの先の庭にドッグランを設置。ドッグランの中には丘を作り、その中腹にトンネルを設置することで、飼い主と遊ぶときに楽しめます。
外遊びが大好きな犬が、遊びを満喫できる庭に設計がされています。
ウッドデッキと地面の高低差を小さくしているので、愛犬はリビングからウッドデッキ、庭へと飛び出していくことができます。リビングやウッドデッキから飛び出し、愛犬が楽しむ姿を見るのは、何よりも幸せな時間です。
ドッグランの周囲を高めの柵で覆っているので、万が一にも愛犬が外に飛び出すこともありません。
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事例3.愛犬と家族が遊べるドッグラン
子育て世代の愛犬家住宅のドッグランの事例です。初めから愛犬と暮らすことを想定されて作られており、犬と暮らすための工夫がいっぱいのお家です。
庭は子どもと犬が走り回って遊べるような広々とした作りに。天気のいい日は家族が犬と遊べますし、夏にはプールを作って水遊びをして、お友達の犬が遊びに来た時にもお庭で楽しく遊ぶそうです。
リビングから庭に下りるために低めのステップを設置しており、犬が庭に出やすい工夫をしています。縁側のようなウッドデッキを作ったり、可愛いデザインの木製の柵を採用していますが、これは注文住宅だからこそできる贅沢ですね。
庭を家族みんながくつろげるスペースにすることで、愛犬も一緒に集まってコミュニケーションする場所として設計しています。
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事例4.ウッドチップを敷いたドッグラン
ビーグルを5頭飼っていて、広いスペースが必要となる家のドッグランの例です。
家のなかのドッグスペースからは、庭のドッグランに直接出られるようにペットドアを設置。ここを開けておけば、愛犬たちは自由に行き来ができます。
テラスの前には、ウッドチップを敷いたドッグランを用意。地元信州産杉で、無害のガーデニング用新品枕木のウッドチップを敷き詰めてあります。これによって、良い香りが漂うとともに、愛犬の足腰への負担を減らすことが出来ています。
ドッグランは、ウッドフェンスで囲まれており、高さを出すとともに外から見えないようにしています。
愛犬のお友達が来た時には、広々としたドッグランで全員で走りまわるそうです。
事例5.テラスとドッグランを分けた庭
小型犬を2匹飼っているお家の事例です。広々としたお家には、テラスや庭があります。
LDKから外に広がる庭は、テラスエリアとドッグランエリアに分けています。バーベキューやお茶はテラスエリアで楽しみながら、犬はドッグランエリアで走り回る姿を見ることが出来ます。
テラスはタイル敷きであり、ドッグランエリアはビリ砂利とウッドチップの種類を敷いており、異なった感触を楽しめる工夫をしています。
愛犬がドッグランで遊ぶ姿を家のなかからもテラスからも眺められる、まさに愛犬家のための住宅です。
事例6.屋上にドッグランを作った例
こちらのドッグランは、なんと木造住宅の屋上に作られた事例です。
愛犬家のご主人はいつでも自由に走り回れる空間を作ってあげたいという思いで、屋上にドッグランを作りました。
ここに敷き詰められている芝は天然芝を採用。木造住宅の屋上に天然芝の庭園を造ることは容易ではないのですが、ご主人の熱意によって特別な施工をすることで可能にしました。
この屋上があることで、愛犬はいつでも自由に走り回ることができます。だからこそ、散歩に行けない日でもドッグランで走ることで、ストレスを減らせます。
さらに、ペットの尿の臭いは上に上がって周辺に臭うので、屋上であれば地上の人たちが気にすることがありません。近所の住人への配慮もできる住宅といえます。
事例7.狭い庭にドッグランを作った例
日本の中古住宅では、犬が走り回れる広い庭がある家はあまりありません。しかし、狭い庭でもうまく工夫をすることで、ドッグランを作ることができます。
ここで紹介するのは、狭い庭でもドッグランを作った家の事例です。庭がなくて愛犬がストレスを感じてしまっていたそうなのですが、建物の周りのスペースをうまく活用し、ドッグランを作っています。
人工芝を敷くことによって、愛犬の足への負担を軽減しています。玄関横には足洗い場を設置したり、水栓をつけることで汚れを落としたり水遊びをしたりといった使い方もできるようになりました。
狭い庭でもリノベーションすることで、愛犬が走り回れる環境を作れるといういい例です。
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まとめ
ここでは、ドッグランのある家、ドッグランに工夫をしている家の事例を紹介しました。犬は走り回ることが大好きな動物です。
ドッグランを設置してあげることで、ストレス解消になりますし、運動不足を防ぐこともできます。一軒家で犬を飼う人は、ぜひドッグランを設置することを検討してみてください!
今回紹介した事例は、愛犬家住宅コーディネーターが提案しているものも多数あります。愛犬家住宅コーディネーターは、犬に最適なドッグランを提案することができますので、ぜひご相談していただければと思います。
▶︎ペットのための愛犬家住宅・愛猫家住宅の住まい工夫事例はこちらから
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
勝部 千尋
「書く・聴く・伝える」
執筆&犬猫お悩み相談『毛玉生活』運営
ライター/犬猫相談員
経歴
静岡県沼津市出身/京都芸術大学卒
大学卒業後、オーストラリアにワーキングホリデーと...
エリア:東京都
愛犬家住宅コーディネーター