目次
猫と暮らす飼い主さんの中には、「旅行に行きたいけど愛猫を置いていくのはかわいそう」と思う方も多いかもしれません。
また、出張などでやむを得ず、愛猫と何日か離れなければならないこともあるでしょう。
猫は比較的お留守番が得意なイメージがありますが、実際にはどのくらいまで可能なのでしょうか。
この記事では、猫のお留守番させる際の注意点やよくあるトラブルについてご紹介します。
猫は基本的に単独行動を好む動物であり、家でのんびり過ごすことが好きです。
そのため、短時間の留守番は問題ありません。
特に、猫は1日の大半を眠って過ごすため、数時間の外出であれば安心して家を空けられます。
しかし、長期間の外泊となると注意が必要です。
猫は環境の変化に敏感であり、長時間の留守番はストレスを感じることがあります。
特に夏場は熱中症、冬場は寒さによる体調不良のリスクがあるため、温度管理が重要です。
環境や季節によっても異なりますが、十分な水と食事を用意し、快適な環境を整えておけば、猫は1〜2日程度のお留守番なら問題なく過ごせると言われています。
ただし、2泊以上の外泊を予定している場合は、ペットシッターやペットホテルの利用を検討することをおすすめします。
また、帰宅後は愛猫とたっぷり遊び、留守番中のストレスを解消してあげましょう。
愛猫の健康と幸福を第一に考え、適切な対応を心がけることが大切です。
そのため、旅行に連れて行くことは、猫にとって大きなストレスとなることが多いでしょう。
慣れ親しんだ家で過ごす方が、猫にとっては安心できる場所となります。
特に、猫は縄張り意識が強く、知らない場所に連れ出されることを嫌がる傾向があります。
旅行先では新しい環境に適応するのが難しく、ストレスを感じやすいです。
また、移動中の車や電車の音や振動も、猫にとっては不安の原因となります。
もしどうしても愛猫と一緒に旅行をする必要がある場合は、事前に短時間の外出を繰り返し行い、少しずつ慣れさせることが大切です。
しかし、多くの猫は外出自体を嫌がるため、無理に連れて行くよりも、信頼できるペットシッターやペットホテルを利用する方が安心です。
猫の健康と幸福を第一に考え、旅行中も安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。
そのため、友人や家族、親戚などにお世話を頼む飼い主さんも多いでしょう。
ただし、いきなりお世話をお願いするのではなく、飼い主さんを交えて事前に愛猫と触れ合う時間を設けておくと安心です。
また、キャットシッターを利用する方法もあります。
資格を持ったキャットシッターに自宅でお世話を依頼することで、愛猫は普段と同じ環境で過ごせます。
1〜2泊程度の短期間であれば、自宅で過ごさせる方法が最もストレスが少ないとされていますが、それ以上の期間になる場合はペットホテルの利用を検討すると良いでしょう。
最近では広いスペースの個室を用意しているペットホテルも増えてきましたが、ケージに慣れていない猫にとってはストレスになることもありますので注意しましょう。
比較的お留守番が得意な猫ですが、1泊以上お留守番をさせる際は以下のような点に注意が必要です。
事前に愛猫に必要なものを揃え、お留守番中でも快適に過ごせるような環境を整えましょう。
飼い主さんが不在でも、愛猫に適量の食事と水を用意できる、便利なアイテムです。
自動給餌器は、設定した時間に合わせてフードを出すため、猫が一度に食べ過ぎる心配がありません。
電池式や充電式のものを選ぶと、お留守番だけでなく災害時の備えとしても安心です。
給水器については、複数の場所に設置し、万が一倒れたりこぼれたりした場合でも、猫が水を確保できるようにしておきましょう。
特に夏場は水分補給が重要ですので、涼しい場所に置くことを心がけてください。
自動給餌器や給水器を使う際は、事前に動作確認を行い、猫が問題なく使えることを確認しておくと安心です。
猫はきれい好きな動物で、トイレが汚れていると他の場所で排泄してしまうことがあります。
特に長時間家を空ける場合、トイレが一つだけではすぐに汚れてしまい、猫にとってストレスとなってしまうことも。
そのため、複数のトイレを用意し、猫が常に清潔な場所で排泄できるようにしてあげましょう。
また、トイレの砂は多めに入れておくと、汚れが目立ちにくくなり、猫も快適に過ごせます。
衣装ケースなどの大きな容器をトイレとして代用するのも一つの方法です。
一般的に、猫が快適に過ごせる室温は20〜28度とされています。
夏場はエアコンを適切に設定し、冷やしすぎないように注意しましょう。
冬場も同様に、暖房を使って快適な温度を保つことが大切です。
エアコンの設定温度は、夏は28度前後、冬は20度前後が目安です。
外出先からでもスマートフォンでエアコンを操作できる機能を活用すると、急な天候の変化にも対応できます。
また、湿度も気にしたいところです。
加湿器や除湿機を活用し、湿度を50〜60%に保つと良いでしょう。
ただし、電気コードや暖房器具の取り扱いには注意が必要です。
猫が感電したり、誤って飲み込んだりしないよう、コードはしっかりとカバーしておきましょう。
そのため、お留守番中でも遊べる環境を用意してあげることが大切です。
お気に入りのおもちゃやキャットタワーを用意して、猫が飽きないように工夫しましょう。
特に、狩りの気分を味わえるようなおもちゃは、猫の本能を刺激し、楽しませることができます。
以下の記事では、お留守番に大活躍する猫のおもちゃを紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
お留守番にも大活躍な猫のおもちゃ5選!猫のひとり遊びに適したおもちゃ選びのポイントもご紹介!
ただし、いたずら防止も忘れずに行いましょう。
小さなパーツや紐がついているおもちゃは、誤飲の危険があるため、猫の手の届かない場所に片付けておくことが重要です。
また、ティッシュやリモコンなど、猫がいたずらしやすい物も目に触れない場所にしまっておきましょう。
コードをかじる癖がある場合は、専用のカバーを付けておくと安心です。
愛猫の様子をリアルタイムで確認できるため、万が一のトラブルにも迅速に対応しやすいです。
最近では、リーズナブルな価格で高機能なカメラが多く販売されており、飼い主さんの声を届けたり、おやつをあげたりできるタイプも。
スマホで外出先から愛猫を見守れるLIXILの「IoTホームリンク ライフアシスト2」や、200万画素、左右約360°・上下約90°の広範囲を見渡せるパナソニックの「HDペットカメラ」がおすすめです。
以下の記事では、ペットカメラの選び方や注意点をご紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
【ペットカメラ】愛犬・愛猫見守りカメラの選び方とプラスα機能付きおすすめ7選
ケージは短時間の使用には適していますが、長時間の使用は猫にとってストレスとなり、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、猫は自由に動き回ることが好きな動物ですので、広いスペースで過ごせるようにしてあげることが大切です。
ただし、短時間の外出時にケガをしている猫や、多頭飼いで猫同士が仲良くない場合には、ケージを活用することも有効です。
その際は、ケージ内に快適な寝床やおもちゃを用意し、猫がリラックスできる環境を整えてあげましょう。
猫は一般的に留守番が得意とされていますが、状況によってはお留守番が適さないケースもあります。
たとえば、成猫であれば比較的長時間のお留守番も可能ですが、生後2ヶ月頃までの子猫は、こまめな世話が必要ですので、長時間の留守番はNGです。
また、老猫や病気を抱えた猫も、飼い主さんが不在の間に何かあった場合にすぐ対応できないため、留守番は不向きです。
誤飲癖のある場合も注意しなければなりません。
さらに、寂しがりやの猫は、飼い主さんがいないことでストレスを感じやすく、健康に悪影響を及ぼすことも。
フードをすぐに食べ切ってしまう猫も、留守番には向いていません。
ごはんを多めに置いておいても、すぐに食べ尽くしてしまい、次の食事まで空腹で過ごすことになります。
このような場合では、自動給餌器を活用するのが良いでしょう。
状況や愛猫の状態からお留守番が可能かどうか適切に判断し、ペットシッターの利用や信頼できる知人に預けるなどの対策を検討しましょう。
猫は好奇心旺盛で、思わぬ行動をすることがあります。
お留守番中のトラブルを防ぐために、事前の対策が大切です。
ここでは、猫のお留守番中によくあるトラブルとその対策をご紹介します。
特に、トイレの場所が気に入らない場合や、トイレが清潔でない場合に粗相をすることが多いです。
対策は、トイレを複数用意し、常に清潔に保つこと。
また、愛猫が安心できる場所を作ってあげることも効果的です。
特に食べ物のニオイがするゴミ箱は要注意です。
対策としては、蓋付きのゴミ箱を使用し、ゴミ箱を猫の手の届かない場所に置くことが有効です。
また、ゴミ箱の周りに猫が嫌がるニオイを置くのも良いでしょう。
特に、留守中にストレスを感じると、家具を引っ掻いたり、物を倒したりすることがあります。
対策としては、猫用のおもちゃや爪とぎを用意し、エネルギーを発散させることが重要です。
また、壊されやすい物は片付けておきましょう。
見えないところにしまっておいても、冷蔵庫や食器棚を開けて食べ物を取ってしまうことも。
対策としては、フードやおやつ、人間の食べ物を手の届かないところにしまい、猫が開けられないようにすることが大切です。
また、猫が食べてはいけない物は置かないように注意しましょう。
特に、糸やビニール袋などの小さな物は誤飲のリスクが高いです。
誤飲すると、消化器官に問題を引き起こすことがあります。
対策として、小さな物を片付け、猫が誤飲しないようにすることが大切です。
また、猫が誤飲した場合は、できるだけ早く動物病院に連れて行きましょう。
特に、窓やドアが開いていると、外に出てしまうことも。
対策として、窓やドアをしっかりと閉め、脱走防止のための対策を講じましょう。
健康状態が良好で、短時間のお留守番で問題がなければ、1泊程度のお留守番は可能だと言われています。
お留守番させる際は、フードやトイレ、室温などの準備を万全にし、愛猫が一人でも快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
「どうしても愛猫が心配」「2泊以上、家を離れなければいけない」という場合は、猫に慣れている知人やペットシッターにお願いしたり、ペットホテルを利用したりする方法もあります。
また、長くお留守番させた後は、愛猫にたっぷり愛情を注いであげましょう。
愛猫とのかけがえのない時間を大切に過ごしてくださいね。
また、出張などでやむを得ず、愛猫と何日か離れなければならないこともあるでしょう。
猫は比較的お留守番が得意なイメージがありますが、実際にはどのくらいまで可能なのでしょうか。
この記事では、猫のお留守番させる際の注意点やよくあるトラブルについてご紹介します。
猫はどれくらいまでお留守番できる?
猫は基本的に単独行動を好む動物であり、家でのんびり過ごすことが好きです。
そのため、短時間の留守番は問題ありません。
特に、猫は1日の大半を眠って過ごすため、数時間の外出であれば安心して家を空けられます。
しかし、長期間の外泊となると注意が必要です。
猫は環境の変化に敏感であり、長時間の留守番はストレスを感じることがあります。
特に夏場は熱中症、冬場は寒さによる体調不良のリスクがあるため、温度管理が重要です。
環境や季節によっても異なりますが、十分な水と食事を用意し、快適な環境を整えておけば、猫は1〜2日程度のお留守番なら問題なく過ごせると言われています。
ただし、2泊以上の外泊を予定している場合は、ペットシッターやペットホテルの利用を検討することをおすすめします。
また、帰宅後は愛猫とたっぷり遊び、留守番中のストレスを解消してあげましょう。
愛猫の健康と幸福を第一に考え、適切な対応を心がけることが大切です。
旅行に一緒に連れて行くことは不向き
猫は環境の変化に非常に敏感な動物です。そのため、旅行に連れて行くことは、猫にとって大きなストレスとなることが多いでしょう。
慣れ親しんだ家で過ごす方が、猫にとっては安心できる場所となります。
特に、猫は縄張り意識が強く、知らない場所に連れ出されることを嫌がる傾向があります。
旅行先では新しい環境に適応するのが難しく、ストレスを感じやすいです。
また、移動中の車や電車の音や振動も、猫にとっては不安の原因となります。
もしどうしても愛猫と一緒に旅行をする必要がある場合は、事前に短時間の外出を繰り返し行い、少しずつ慣れさせることが大切です。
しかし、多くの猫は外出自体を嫌がるため、無理に連れて行くよりも、信頼できるペットシッターやペットホテルを利用する方が安心です。
猫の健康と幸福を第一に考え、旅行中も安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。
愛猫を家に残す以外の選択肢
猫は散歩の必要がないため、フードや水の補充だけで済むことが多く、手間がかかりません。そのため、友人や家族、親戚などにお世話を頼む飼い主さんも多いでしょう。
ただし、いきなりお世話をお願いするのではなく、飼い主さんを交えて事前に愛猫と触れ合う時間を設けておくと安心です。
また、キャットシッターを利用する方法もあります。
資格を持ったキャットシッターに自宅でお世話を依頼することで、愛猫は普段と同じ環境で過ごせます。
1〜2泊程度の短期間であれば、自宅で過ごさせる方法が最もストレスが少ないとされていますが、それ以上の期間になる場合はペットホテルの利用を検討すると良いでしょう。
最近では広いスペースの個室を用意しているペットホテルも増えてきましたが、ケージに慣れていない猫にとってはストレスになることもありますので注意しましょう。
1泊以上お留守番させる際の注意点
比較的お留守番が得意な猫ですが、1泊以上お留守番をさせる際は以下のような点に注意が必要です。
事前に愛猫に必要なものを揃え、お留守番中でも快適に過ごせるような環境を整えましょう。
できれば自動給餌器・給水器を用意する
猫をお留守番させる際には、自動給餌器と給水器の使用をおすすめします。飼い主さんが不在でも、愛猫に適量の食事と水を用意できる、便利なアイテムです。
自動給餌器は、設定した時間に合わせてフードを出すため、猫が一度に食べ過ぎる心配がありません。
電池式や充電式のものを選ぶと、お留守番だけでなく災害時の備えとしても安心です。
給水器については、複数の場所に設置し、万が一倒れたりこぼれたりした場合でも、猫が水を確保できるようにしておきましょう。
特に夏場は水分補給が重要ですので、涼しい場所に置くことを心がけてください。
自動給餌器や給水器を使う際は、事前に動作確認を行い、猫が問題なく使えることを確認しておくと安心です。
トイレは複数個用意する
1泊以上、猫をお留守番させる際には、複数のトイレを用意することが望ましいです。猫はきれい好きな動物で、トイレが汚れていると他の場所で排泄してしまうことがあります。
特に長時間家を空ける場合、トイレが一つだけではすぐに汚れてしまい、猫にとってストレスとなってしまうことも。
そのため、複数のトイレを用意し、猫が常に清潔な場所で排泄できるようにしてあげましょう。
また、トイレの砂は多めに入れておくと、汚れが目立ちにくくなり、猫も快適に過ごせます。
衣装ケースなどの大きな容器をトイレとして代用するのも一つの方法です。
一日を通して快適な室温・湿度を保つ
猫は寒さにも暑さにも敏感で、特に暑さには弱い傾向があります。一般的に、猫が快適に過ごせる室温は20〜28度とされています。
夏場はエアコンを適切に設定し、冷やしすぎないように注意しましょう。
冬場も同様に、暖房を使って快適な温度を保つことが大切です。
エアコンの設定温度は、夏は28度前後、冬は20度前後が目安です。
外出先からでもスマートフォンでエアコンを操作できる機能を活用すると、急な天候の変化にも対応できます。
また、湿度も気にしたいところです。
加湿器や除湿機を活用し、湿度を50〜60%に保つと良いでしょう。
ただし、電気コードや暖房器具の取り扱いには注意が必要です。
猫が感電したり、誤って飲み込んだりしないよう、コードはしっかりとカバーしておきましょう。
一人でも遊べる環境を用意しておく
猫は遊びを通じてストレスを発散し、運動不足を解消します。そのため、お留守番中でも遊べる環境を用意してあげることが大切です。
お気に入りのおもちゃやキャットタワーを用意して、猫が飽きないように工夫しましょう。
特に、狩りの気分を味わえるようなおもちゃは、猫の本能を刺激し、楽しませることができます。
以下の記事では、お留守番に大活躍する猫のおもちゃを紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
お留守番にも大活躍な猫のおもちゃ5選!猫のひとり遊びに適したおもちゃ選びのポイントもご紹介!
ただし、いたずら防止も忘れずに行いましょう。
小さなパーツや紐がついているおもちゃは、誤飲の危険があるため、猫の手の届かない場所に片付けておくことが重要です。
また、ティッシュやリモコンなど、猫がいたずらしやすい物も目に触れない場所にしまっておきましょう。
コードをかじる癖がある場合は、専用のカバーを付けておくと安心です。
ペットカメラを設置できると安心
ペットカメラを使えば、外出先からスマートフォンを通じてお家の様子を確認できます。愛猫の様子をリアルタイムで確認できるため、万が一のトラブルにも迅速に対応しやすいです。
最近では、リーズナブルな価格で高機能なカメラが多く販売されており、飼い主さんの声を届けたり、おやつをあげたりできるタイプも。
スマホで外出先から愛猫を見守れるLIXILの「IoTホームリンク ライフアシスト2」や、200万画素、左右約360°・上下約90°の広範囲を見渡せるパナソニックの「HDペットカメラ」がおすすめです。
以下の記事では、ペットカメラの選び方や注意点をご紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
【ペットカメラ】愛犬・愛猫見守りカメラの選び方とプラスα機能付きおすすめ7選
ケージに入れっぱなしは避ける
猫を1泊以上お留守番させる際には、ケージに入れっぱなしにするのは避けましょう。ケージは短時間の使用には適していますが、長時間の使用は猫にとってストレスとなり、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、猫は自由に動き回ることが好きな動物ですので、広いスペースで過ごせるようにしてあげることが大切です。
ただし、短時間の外出時にケガをしている猫や、多頭飼いで猫同士が仲良くない場合には、ケージを活用することも有効です。
その際は、ケージ内に快適な寝床やおもちゃを用意し、猫がリラックスできる環境を整えてあげましょう。
お留守番させない方が良いケース
猫は一般的に留守番が得意とされていますが、状況によってはお留守番が適さないケースもあります。
たとえば、成猫であれば比較的長時間のお留守番も可能ですが、生後2ヶ月頃までの子猫は、こまめな世話が必要ですので、長時間の留守番はNGです。
また、老猫や病気を抱えた猫も、飼い主さんが不在の間に何かあった場合にすぐ対応できないため、留守番は不向きです。
誤飲癖のある場合も注意しなければなりません。
さらに、寂しがりやの猫は、飼い主さんがいないことでストレスを感じやすく、健康に悪影響を及ぼすことも。
フードをすぐに食べ切ってしまう猫も、留守番には向いていません。
ごはんを多めに置いておいても、すぐに食べ尽くしてしまい、次の食事まで空腹で過ごすことになります。
このような場合では、自動給餌器を活用するのが良いでしょう。
状況や愛猫の状態からお留守番が可能かどうか適切に判断し、ペットシッターの利用や信頼できる知人に預けるなどの対策を検討しましょう。
お留守番時のよくあるトラブル
猫は好奇心旺盛で、思わぬ行動をすることがあります。
お留守番中のトラブルを防ぐために、事前の対策が大切です。
ここでは、猫のお留守番中によくあるトラブルとその対策をご紹介します。
トイレの失敗
猫は環境の変化に敏感で、飼い主さんがいない不安からトイレの失敗をすることがあります。特に、トイレの場所が気に入らない場合や、トイレが清潔でない場合に粗相をすることが多いです。
対策は、トイレを複数用意し、常に清潔に保つこと。
また、愛猫が安心できる場所を作ってあげることも効果的です。
ゴミ箱をあさる
猫は好奇心が強く、ゴミ箱の中身に興味を持つことがあります。特に食べ物のニオイがするゴミ箱は要注意です。
対策としては、蓋付きのゴミ箱を使用し、ゴミ箱を猫の手の届かない場所に置くことが有効です。
また、ゴミ箱の周りに猫が嫌がるニオイを置くのも良いでしょう。
物を壊す
猫は遊びの一環として、家具や物を壊すことがあります。特に、留守中にストレスを感じると、家具を引っ掻いたり、物を倒したりすることがあります。
対策としては、猫用のおもちゃや爪とぎを用意し、エネルギーを発散させることが重要です。
また、壊されやすい物は片付けておきましょう。
盗み食い
飼い主さんがいない間、盗み食いをすることもよくあることです。見えないところにしまっておいても、冷蔵庫や食器棚を開けて食べ物を取ってしまうことも。
対策としては、フードやおやつ、人間の食べ物を手の届かないところにしまい、猫が開けられないようにすることが大切です。
また、猫が食べてはいけない物は置かないように注意しましょう。
誤飲
飼い主さんが見ている時は大丈夫でも、お留守番中に小さな物を誤って飲み込むこともあります。特に、糸やビニール袋などの小さな物は誤飲のリスクが高いです。
誤飲すると、消化器官に問題を引き起こすことがあります。
対策として、小さな物を片付け、猫が誤飲しないようにすることが大切です。
また、猫が誤飲した場合は、できるだけ早く動物病院に連れて行きましょう。
脱走
猫は外の世界に興味を持ち、脱走することがあります。特に、窓やドアが開いていると、外に出てしまうことも。
対策として、窓やドアをしっかりと閉め、脱走防止のための対策を講じましょう。
お留守番させる際も愛猫の安心と快適を考えよう
愛猫と片時も離れたくないと思っていても、実際には難しいですよね。健康状態が良好で、短時間のお留守番で問題がなければ、1泊程度のお留守番は可能だと言われています。
お留守番させる際は、フードやトイレ、室温などの準備を万全にし、愛猫が一人でも快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
「どうしても愛猫が心配」「2泊以上、家を離れなければいけない」という場合は、猫に慣れている知人やペットシッターにお願いしたり、ペットホテルを利用したりする方法もあります。
また、長くお留守番させた後は、愛猫にたっぷり愛情を注いであげましょう。
愛猫とのかけがえのない時間を大切に過ごしてくださいね。
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家