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猫の運動不足やストレスを解消するアイテムといえば「キャットタワー」や「キャットウォーク」が一般的ですが、「もっと愛猫が思う存分楽しめるような工夫をしてあげたい!」とお考えの飼い主さんも多いのではないでしょうか?
ハンモックやトンネル、吊り橋などがあれば、きっと愛猫も大喜びしてくれるはず!
そこで今回の記事では、猫が喜ぶ「遊び場をDIY」するアイデアをまとめました。
全てを手作りするのは大変なので、市販のアイテムを活用しつつ、コストを抑えながら愛猫が喜ぶ「世界で1つ」の遊び場を作る方法をご紹介します。
猫の「遊び場」をつくるとこんな良いことがある!
猫の遊び場をDIYするメリットは、次の3つが挙げられます。
遊び場のメリット①:運動できる
猫の身体能力に合わせて遊び場を作ってあげることで、縦横無尽に動き回ることができます。
猫が好む上下運動によって運動不足の解消につながり、筋力アップや肥満の予防にも効果的です。
遊び場には、ゆらゆら揺れる動きやよじ登る動き、くぐり抜ける動作など、猫にさまざまな動きを促すアイテムを組み合わせることで、飽きることなく遊べます。
遊び場のメリット②:ストレス発散
室内で飼われている猫は、日々の行動が単調になりやすく運動不足な子も多いです。
猫にとって運動不足はストレスの原因にもなるため、日頃からこまめに運動を促してあげたいところですが、飼い主さんが留守のときなどは難しい場合もありますよね。
遊び場があれば、飼い主さんがいなくても猫が自発的にカラダを動かす仕組みが作れるので、楽しみながらストレスを発散できます。
遊び場のメリット③:カスタマイズできる
既製品ではサイズが合わなかったり、予算オーバーになったりするものでも、自作すればコストを抑えながら好きなサイズや色で作れます。
さらに猫の頭数や身体能力、年齢に合わせて遊び場をカスタマイズできるのが、DIYの大きな魅力です。
子猫と成猫、老猫では遊び方も大きく違いますし、活発な子もいれば臆病な子もいます。
愛猫それぞれの性格に合わせ、活発な子にはステップの数を増やしたり、臆病な子には休息できるハウス(ボックス)を増やしたりといったきめ細かな対応も、DIYであれば可能です。
猫が遊べるDIYアイデア6選
猫の遊び場イメージ図
ここからは初心者の方に向けて、市販のアイテムを駆使しながら、猫が喜ぶ遊び場づくりのアイデアを6つご紹介します。
上の設計図(イメージ図)は、2×4材の柱を使いながら、階段や吊り橋、キャットハウスなどを全て自作した場合のものです。
(DIY上級者の方はぜひ参考にしてみてください!)
下記でご紹介している商品は、2024年5月現在の価格です。
DIYアイデア①:キャットウォーク
画像引用:【楽天市場】LABRICOツーバイフォー木材セット
賃貸でも壁や天井、床をキズつけない方法です。
【材料】 |
天井と床に角材を突っ張り、柱として利用します。
キャットウォークをDIYする方法については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
▷関連記事:【設計図あり】キャットウォークをDIYする方法!ポイントと注意点を解説
DIYアイデア②:階段(ステップ)
画像引用:【キャットステップ】MYZOO-ZONE
画像引用:Amazon.co.jp: MYZOO マイズー ZONE ステップ (左高) キャットウォーク 壁掛け キャットステップ
上り下りが楽しくなる、階段型のステップです。
複数個を組み合わせればさまざまなデザインを楽しむことができ、インテリアにも彩りを添えてくれます。
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DIYアイデア③:キャットハウス
ボックスタイプ
画像引用:ディノス|壁付けと床置きの2WAYで使えるネコハウス 壁付けキャットボックス (穴ありタイプ)
猫が休憩できるキャットハウス(ボックス)です。
ボックスの一面が扉になっており、万が一緊急時や病院に連れていくときなど、猫がボックス内に逃げてしまっても運び出せるようになっている点も嬉しいポイント。
ボックスの内側には爪とぎボードも付いています。
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サイドステップ付きネコハウス
画像引用:【楽天市場】壁掛け キャットステップ 猫ハウス : HAKOIRI
こちらはサイドステップが付いたタイプのネコハウスです。
直接壁に取り付けても、キズの跡が残りにくいのが特長。
丸みを帯びたデザインも可愛らしいですね。
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DIYアイデア④:ハンモック(布タイプ)
猫用ハンモック
ステップ(板)の一部に猫が通れるサイズの穴を開けて、ステップの下に金具(アイストラップなど)を取り付け、既成の猫用ハンモックを吊り下げるのもおすすめです。
ハンモックは、愛猫の体格にあった大きさや耐荷重のものを選びましょう。
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ハンモックを吊り下げる金具
画像引用:アイストラップ ステンレス 1個 モノタロウ 【通販サイトMonotaRO】
金具は4ヵ所取り付けて、猫が乗ってもハンモックが落下しない強度を確保しましょう。
DIYアイデア⑤:ハンモック(宇宙船タイプ)
猫がくつろげる宇宙船タイプ(ドーム型)の透明なハンモックです。
肉球を下から眺められるため、愛猫家にはたまらないアイテムですね。
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DIYアイデア⑥:【上級者向け】吊り橋(キャットブリッジ)
※この図はイメージです。ロープのつなぎ方などは簡略化して表現しています。
DIY上級者の方は、猫用の吊り橋を自作してみてはいかがでしょうか?
歩くたびにゆらゆらと揺れるさまが楽しく、きっと猫も喜んで使ってくれるはず!
足場の板は、1×4(ワンバイフォー)材をカットして使用し、綿ロープで繋げます。
画像引用:【Amazon】 ギノヤ 6mm 綿ロープ, 50m
ロープの太さは、6mm以上のものを選ぶと良いでしょう。
猫の遊び場をDIYするときの注意点
猫の遊び場を自作する際には、次の3つの注意点を押さえておきましょう。
注意点①:耐荷重
猫のアイテムをDIYするときに一番気を付けたいのが「安全対策」です。
安心して遊ばせられるよう、遊び場は猫が乗っても壊れない強度を確保しましょう。
ちなみに、体重5kgの猫が1mの高さから飛び降りたとき、体重の4倍である約20kgの荷重がかかるといわれています。
棚受けや金物などを選定する際は、必ず耐荷重がどれくらいなのかを確認してください。
注意点②:採寸
2つ目に大切なことは「採寸」です。
設置する場所や使用する材料を加工する際は、しっかり採寸してサイズを間違えないようにしましょう。
注意点③:仕上げにこだわる
木材や金属、樹脂を加工すると“バリ”が発生します。
バリとは、材料を切断したり切削(せっさく)した際に切り口部分に発生する「出っ張り」や「トゲ」のことです。
バリをそのままにしておくと猫がケガをしてしまう恐れがあるため、ご自身で材料をカットされる場合には、角はヤスリなどで丸く滑らかに仕上げましょう。
まとめ:さまざまなアイテムを組み合わせて、猫が喜ぶ遊び場を作ろう!
DIYで猫の遊び場づくりのアイデアについてご紹介しました。
猫の遊び場に使うアイテムは、イチから全て自分で作らなくても市販でも良質な商品がたくさん売られているので、DIY初心者さんでも取り入れやすいのではないでしょうか?
愛猫のことをよく知っている飼い主さんだからこそ、その子の特性に寄り添ってアイテムを選んで組み合わせてあげられる点がDIYの醍醐味のひとつです。
ぜひ愛猫のための素敵な空間づくりを楽しんでくださいね!
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家