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猫が狭いところが好きなのはなぜ?おうちで快適に暮らす工夫

目次


    猫は押し入れなどの狭くて暗いところが大好きです。

     

    「猫の姿が見当たらないな?」と思ったら、クローゼットや段ボールの中などに隠れていた……というのは、猫の飼い主さんならば一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

     

    おもちゃを買ってあげても、商品が入っていた段ボールの方に夢中になっている、なんてことも一度や二度ではないはず。

     

    なぜ猫は狭いところが好きなのでしょうか?

     

    今回の記事では、猫が狭いところが好きな理由について解説します。

     

    おうちで暮らす猫がより快適に過ごせるよう、狭さを活かした猫好みの住まいづくりのアイデアについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

    猫が狭いところが好きな理由は「野生の本能」

    猫が狭いところが好きな理由は、次の2つが考えられます。

    理由①狩猟本能がかき立てられるから

    猫の祖先であるリビアヤマネコは砂漠地域に生息しており、穴にもぐり込んでいるネズミやイタチ、昆虫などを獲って暮らしていました。

     

    その名残りで、穴を見つけると「獲物がいるかもしれない」と狩猟本能がかき立てられるのです。

    理由②安心・安全だから

    猫の野生時代は、狭い岩場や穴ぐら、木の洞(うろ)(※)を寝床にしていました。

     

    このような狭い場所は外敵から身を隠すことができ、猫にとって安全確保のための大切なスペース。

     

    エネルギー温存のために1日の多くの時間を寝て過ごす猫にとって、安心して眠れる場所はとても重要です。

     

    飼い猫になった現在も、誰にも邪魔されずに眠れる「狭いところ」は猫にとって落ち着く場所なのです。

    ※)木の洞(うろ)とは、樹洞(じゅどう)ともいい、木の幹や太い枝にできた洞窟(どうくつ)状になっている空間のことを指します。

    狭いところを活かした住まいの工夫

    狭いところが大好きな猫が快適に過ごせるように、おうちの環境を整えてあげましょう。

     

    狭小住宅や賃貸でもできるアイデアをご紹介します。

    複数箇所に居場所をつくってあげる

    猫は気候や室温などの環境やそのときの気分によって、さまざまな場所で好きなように過ごします。

     

    いつでもどこでも快適に過ごせるよう、家の中にいくつか猫が好む狭い場所をつくってあげましょう。

     

    仮に部屋が狭くても、家具を「キャットタワー」や「キャットハウス」が一体化したタイプで“兼用”すれば、猫の場所を増やせます。

     

    猫の居場所を兼用できる家具は、下記の記事で詳しくご紹介しています。

     

    <関連記事>

    【おしゃれなキャットタワー】北欧インテリアに合う!おすすめ12選

    押し入れやクローゼットの一角を猫専用スペースにする

    “狭くて暗い”代表格である「押し入れ」は、猫が大好きなスペースのひとつです。

     

    筆者宅の猫も、器用に襖を開けて押し入れで寝ていることがあります。

    (ときどき覗いてみると、お気に入りのおもちゃまで持ち込んでくつろいでいます)

     

    押し入れやクローゼットの一角に、猫専用のベッドを置いてあげてみてはいかがでしょうか?

     

    押入れの2段目など、できるだけ高い位置だとより一層猫は喜んでくれるはずです。

    家具や棚の上を利用する

    猫は狭いところだけでなく、高い場所も大好きです。

     

    キャビネットやチェストの上など、家具の空いたスペースに猫用ベッドを置いてあげれば、猫にとって「狭くて高くて、居心地の良い最高の場所」になります。

     

    このとき選んであげるグッズは、深さのある段ボールなどが最適です。

     

    タオルや毛布で快適性をアップしましょう。

     

    ちなみに筆者宅では、パソコンデスク横の棚にちょうどよい大きさの段ボールを置いてタオルを敷き、猫専用のスペースを作っています。

     

    仕事をしながら猫のかわいい寝姿が見れるのは最高の贅沢だなと感じます。

     

    また、洗面所の棚にあるカゴの中も、我が家の猫の好きなスペース。

     

    「囲まれている感」があればあるほど、猫に気に入ってもらえるようです。

    狭いところに入る前に注意したいポイント

    猫専用の「狭いところ」を用意してあげる際は、気をつけたいポイントが4つあります。

    注意点①紐状のものは取り除いておく

    紐や糸、ビニールなどは猫が好むアイテムですが、狭いところに持ち込んでしまうと、飼い主の目が届きにくく危険です。

     

    これらの紐状のものは猫の誤飲の原因となり、最悪の場合、腸閉塞を引き起こす恐れがあります。

     

    誤って首に巻き付いてしまうこともあるため、猫が勝手に持ち込んでいないかしっかり確認しましょう。

    注意点②無理やり入れようとしない

    猫の飼い主さんの必需品である「キャリーバッグ」も、猫にとっては“狭いところ”のひとつです。

     

    猫を外出させる際に必要なものですが、無理やり入れてしまうと恐怖心を与えてしまい、トラウマになりかねません。

     

    日頃から生活空間にさりげなく置いておき、いつでも出入りできるようにして慣れさせることが大切です。

     

    移動に便利なリュック型のキャリーバッグについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。

     

    <関連記事>

    電車移動におすすめ!失敗しない猫用リュック型キャリーバッグの選び方

    注意点③飼い主の目が届きにくい場所には近寄らせない

    上記でも触れましたが、猫専用のスペースをつくるときには飼い主の目の届く場所を選ぶことが大切です。

     

    災害などの有事の際に押入れの奥にもぐり込んでしまうと、避難に手間取ってしまいます。

     

    狭い場所を用意するときには、猫が奥に行き過ぎない工夫をしましょう。

    注意点④隠れたまま出てこないときは体調不良の可能性

    猫は体調が悪くなると、1人になって狭い場所でじっと過ごす傾向があります。

     

    狭いところに入ったままなかなか出てこないときには、体調不良の可能性があるため、いつもと様子が違うところはないか注意深く観察し、念のため獣医師に相談しましょう。

    猫の隠れ家にピッタリな猫用ハウス3選

    ここからは、狭いところが好きな猫におすすめの「猫用ハウス」を3つご紹介します。

     

    二段式の猫ちぐら

    畳に使われている「い草」の猫ちぐらです。

     

    天然素材でできているため、夏は涼しく冬は暖か。

     

    型崩れしにくく、安定感があります。

     

    2段ベッドのようになっているので、猫を多頭飼いされているお宅にぴったりです。

     

    ニャンとも ちぐら にゃんション

    価格

    20,000円(税込)

    メーカー

    ペッツルート

    サイズ

    本体:幅42cm ×奥行き42cm ×高さ54cm

    開口部:約19cm ×14cm

    上下クッション:約36cm ×36cm

     

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    絵本の世界を表現したドーム型ペットハウス

    ピーターラビットがデザインされたドーム型のペットハウスです。

     

    猫だけでなく、小型犬にもおすすめ。

     

    ハウスの中にはふわふわのクッションが敷かれており、狭くて暗い“猫好み”の空間です。

     

    ピーターラビット ペットハウス

    価格

    3,828円(税込)

    メーカー

    ペットセレクト

    サイズ

    本体:幅38cm ×奥行き38cm ×高さ36cm

    重量:約600g

     

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    鞠型の猫ハウス

    画像引用:PE-05 ねこハウス まり-フランスペット

     

    集成材でできたボール型の猫ハウスです。

     

    ユニークな形状をしており、集成材の特徴である断面の縞模様が見える高いデザイン性で、インテリアのアクセントとしてもおすすめ。

     

    底板とハウスが脱着できるため、お掃除もらくらくです。

     

    しっかりとした造りで安定感があります。

     

    PE-05 ねこハウス まり

    価格

    59,400円(税込)

    メーカー

    フランスペット

    サイズ

    本体:幅40cm ×奥行き40cm ×高さ30.6cm

    重量:9kg

     

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    まとめ:安全で快適な「狭い居場所」を整えてあげよう

    狭いところが大好きな猫のための、住まいの工夫についてご紹介しました。

     

    おうちの環境を整えてあげる際は、単純に「狭い場所」をつくるのではなく「危ないものがなく、飼い主の目が届くところ」を用意しましょう。

     

    猫は段ボールでも十分喜んでくれるため、お金をかけなくてもお手軽に「猫用スペース」がつくれる点は、飼い主さんにとってはありがたいですよね。

     

    ぜひ今回の記事を参考に、愛猫のための素敵な「狭いところ」をつくってあげてくださいね。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    安美 サヨリ

    猫2匹と暮らす二級建築士。
    (キジトラ/男の子)(キジシロ/女の子)

    エリア:東京都

    愛猫家住宅コーディネーター