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財産寄付が動物の未来をつくる アニドネレガシーギフト

目次
    日本初の動物専門寄付サイト「アニマル・ドネーション」の活動を紹介する連続企画。4回目の今回は、「遺贈寄付」の取り組みをお伝えします。
    取材・文/安藤小百合

     レガシーギフト(遺贈寄付)とは、個人が遺言によって財産を団体や法人に寄付すること。アニドネも、自分の財産や相続財産を寄付できる仕組みを設けています。
     
     「この仕組みをつくることは、アニドネ設立前から決めていました。動物保護施設の維持には膨大な費用がかかりますが、実は欧米には活動資金の半分を遺贈寄付で支えている団体もあります。日本も同じことができれば、日本の動物福祉が加速するはずです」と、代表の西平さんは話します。すでに相続寄付した方からは「動物のために遺産を活かせて両親も喜んでいると思う」との声が寄せられており、キモチのバトンは着実に未来につながり始めているようです。

     「寄付の相談に来られる皆さんはとてもポジティブで、逝去後の話なのに夢を語り合っているかのように楽しいんです。これからレガシーギフトの存在を多くの方に知ってもらうために、周知活動に力を入れていきます。寄付の金額はもちろん問いませんので、皆さんのまわりに財産の使い道に悩んでいる方がいたら、この存在を知らせてあげてください」
     

    Q.アニドネレガシーギフトって何? 

    残された財産を動物の未来のために寄付できる仕組み。動物が大好きな人、ペットと楽しく暮らしてきた人、動物と人は良きパートナーと考える人……。そんな人たちの「キモチ」を動物の未来に活かせる贈り物です。

    キモチを活かす3つの方法

    相続した財産を寄付する
    動物が大好きだった親や親族から相続した財産を寄付する。

    自分の財産を遺贈寄付する
    遺言書を作成し、法律上の相続人以外に財産(の全部または一部)を無償で寄付する。専門家と作成する「公正証書遺言」が望ましい。

    残されるペットの生活に備える
    飼い主の逝去後も残されたペットが幸せに暮らせるように、あらかじめ銀行のペット信託や関連団体に相談して準備しておく。

    Q.アニドネレガシーギフトって何がいいの?
    アニドネは公益社団法人なので、寄付した相続財産に相続税がかからないことがメリットです。動物に特化しているので寄付の目的が明確、しかもバリエーション豊富な寄付先から特定の団体を指定できることも特長です。

    Q.寄付金はどのように使われるの?
    寄付先のご希望がある場合はそちらに寄付し、特にご希望がない場合は、そのとき本当に助けを必要としている団体や活動に寄付します。アニドネは日頃から厳しい審査を通過した動物福祉のための非営利団体のみに寄付金をお届けしているので、安心してお任せください。

    Q.興味があるけれど、どうすればいい?
    ケースによって流れが変わるので、まずはアニドネに寄付の意思をご連絡ください。必要な書類やアニドネができるサポートをご説明し、煩雑な手続きにはアニドネと提携している専門家をご紹介します。

    お聞きしたのは、

    西平 衣里さん
    アニマル・ドネーション代表理事。株式会社リクルートで結婚情報誌『ゼクシィ』の創刊から制作に従事し、2011年にアニドネを開始。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

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