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愛犬がうんちを踏んでしまうのはなぜ?子犬とシニア犬それぞれの原因と対策まとめ!

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目次
    この記事を書いた人
    丸山瑞季
    SEO対策を行なった記事作成が得意。犬と猫、どちらの記事も対応可能。
    (マルチーズ×キャバリア/男の子)(キンカロー/男の子)

    愛犬がうんちをした後に踏んでしまい、部屋や足が汚れて戸惑ってしまう飼い主さんは多いですよね。

    特に、やんちゃな子犬や、介護が必要になってきたシニア犬の場合、排泄のトラブルは悩みの種です。

    この記事では、子犬とシニア犬それぞれの時期に見られる「うんちを踏んでしまう原因」や、すぐに実践できる対策方法をまとめました。

    また、汚れてしまったときのお掃除やケアのコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

    愛犬が自分のうんちを踏んでしまうのは異常?

    愛犬が自分のうんちを踏んでしまうのは異常?

    愛犬がうんちを踏んでしまうと「どうしてうちの子だけ?」と心配になりますよね。

    しかし、うんちを踏んでしまう行動自体は、多くの場合「異常」ではありません

    特に、トイレのしつけ中の子犬や、足腰が弱ってきたシニア犬にはよく見られます。

    子犬が踏んでしまうのは、排泄後の興奮やうんちへの好奇心が原因であることがほとんどで、犬の行動特性に由来するものです。

    一方で、シニア犬が頻繁に踏む場合は、足腰の衰えによるふらつきや、認知機能の低下で排泄に気づかないことが背景にある可能性があります。

    うんちを踏む行動には年齢や体の状態、生活環境が深く関わっています。

    病的な異常ではないことが多いものの、シニア犬の場合は認知症や神経系の病気のサインかもしれないため、念のため獣医師に体に異変がないか確認してもらうと安心です。

    子犬がうんちを踏む理由と対処法

    子犬がうんちを踏む理由と対処法

    トイレトレーニング中の子犬がうんちをうっかり踏んでしまうのは、純粋な好奇心や行動特性が大きく関わっています。

    原因を正しく理解し、愛情をもって環境を整えてあげることが大切です。

    「排泄後の興奮や好奇心」→優しく声をかけてすぐに片付ける

    子犬がうんちを踏む最も多い原因は、排泄後の解放感からの興奮やダッシュです。

    うんちを出し切った嬉しさで勢いよく動き回り、足元の排泄物をうっかり踏んでしまうことがあります。

    また、うんちを「気になる異物」として興味本位でちょっかいを出して汚れてしまうことも。

    こうした行動には、排泄物への意識をそらすことが重要です。

    うんちをしたらすぐに優しく声をかけ、速やかに片付けましょう。

    うんちをしている最中や直後ではなく、トイレから離れた場所でたっぷりと褒めます

    トイレで排泄=良いこと」と認識させつつ、排泄物自体への興味を薄れさせることができます。

    うんちに近づきそうになったら「ダメ」などのコマンドで静かに制止すると良いですが、絶対に怒らないようにしてください。

    「トイレスペースが狭い」→トイレ環境を見直す

    トイレのスペースが狭すぎると、子犬は排泄後に体勢を整える際や、一歩踏み出したときにうんちを避けるのが難しくなり、踏んでしまいやすくなります。

    また、人の出入りや物音が激しいなど落ち着かない環境だと緊張してしまい、慌てて排泄を済ませようとして失敗することも。

    トイレは安心して用を足せる場所でなくてはなりません。

    まずはトイレスペースを広くとってあげることが大切です。

    排泄後に二歩ほど動いても排泄物を踏まない程度の、ゆとりのある広さが理想です。

    また、子犬がリラックスできるように、人通りが少なく大きな音のしない静かな場所に設置するのがポイントです。

    犬の習性として、排泄を我慢しないよう寝床のすぐそばにトイレを置くのは避け、必ず離してあげましょう。

    「急いで排泄を済ませてしまう」→トイレ成功体験を増やす

    子犬がトイレに慣れていない時期は、排泄にまだ自信が持てていない状態です。

    そのため「早くこの場所から離れたい」という気持ちから、排泄を慌てて済ませてしまうことがあります。

    その結果、落ち着いて体勢を整えられず、うんちを踏んでしまうことに。

    正しい場所での排泄と、排泄後の正しい行動がまだ身についていないのです。

    この段階では「トイレの成功体験を積み重ねる」ことが大切です。

    排泄のタイミングを見計らってトイレに誘導し、成功したら少し大げさに褒めてご褒美をあげ、「正しい場所で排泄すると良いことがある」というポジティブな経験を繰り返させましょう。

    失敗しても叱らず成功したときにしっかり褒めることで、落ち着いて用を足せるようになり、排泄後の行動も意識的にコントロールできるようになっていきます。

    シニア犬がうんちを踏む理由と対処法

    シニア犬がうんちを踏む理由と対処法

    シニア期に入ったシニア犬が自分のうんちを踏んでしまうのには、子犬とは違った、加齢に伴う身体的な変化が深く関わっています。

    かつては完璧だったトイレも、体力の衰えとともに難しくなってしまうのは、決して珍しいことではありません。

    ここでは、シニア犬がうんちを踏んでしまう原因と対処法について見ていきましょう。

    「足腰の衰えによる踏み外し」→ふらつきを防ぐ工夫を

    年を重ねると筋力が低下し、関節の痛みから排泄時の体勢が不安定になりがちです。

    中腰などの体勢が辛いため、ふらついて排泄の位置がずれたり、すぐに体勢を立て直せずその場で踏んでしまうことが多くなります。

    また、床材が滑りやすいと、さらに不安定さが増してしまいます。

    このような場合、愛犬のふらつきを防ぐサポートが必要です。

    排泄時にはハーネスや補助具、バスタオルなどを使い、優しく体を支えてあげると安定します。

    また、トイレスペースのバリアフリー化も心がけましょう。

    トイレトレーの縁を取り払う、または縁の低いものに変える、トイレスペースへの段差をなくすといった工夫をするだけで、出入りや体勢移動がぐっと楽になります。

    滑り止めマットを敷くなど、足元が安定する環境作りも有効です。

    「認知機能・排泄コントロールの低下」→おむつやマナーウェアで対策

    シニア犬になると、認知機能の低下や神経系の衰えにより、排泄のコントロールが難しくなります。

    認知症を発症すると、排泄したい感覚が鈍ったり、排泄したことに気づかなかったりして、うんちを避けられないことがあります。

    自分の体勢や排泄場所を認識できなくなることも原因のひとつです。

    排泄コントロールが難しければ、おむつやマナーウェアを活用して、汚れるのを防ぎましょう

    ただし、蒸れや皮膚炎に注意し、こまめに交換する必要があります。

    排泄トラブルが急に増えた場合は、病気が潜んでいる可能性もあります。

    異常が見られたら必ず獣医師に相談し、認知症のケアや治療について専門的なアドバイスをもらいながら、愛犬にとって最良のケア方法を見つけてあげてください。

    愛犬がうんちを踏まない環境づくりのコツ

    愛犬がうんちを踏まない環境づくりのコツ

    愛犬がうんちを踏んでしまうのは、不注意だけでなく、トイレの環境が行動や身体能力に合っていないことが原因かもしれません。

    トイレ環境を整えることで、排泄の成功率を上げることにつながるのです。

    ここでは、愛犬が排泄物を避けやすく、安心してトイレを使えるようにするための工夫をご紹介します。

    トイレスペースを広くとる

    子犬が興奮して動き回る場合や、シニア犬がふらついて体勢を崩しやすい場合、狭いトイレスペースはうんちを踏む直接的な原因になります。

    排泄後にクルクル回ったり、一歩踏み出したりした際に、排泄物を避ける十分な余裕がないからです。

    愛犬の体がすっぽり収まる以上の広さ、できれば二歩ほど動いても排泄物を踏まないゆとりのある広さを確保してあげましょう。

    トイレトレー自体を大きいサイズに変えるか、複数のトレーをぴったり並べて大きな面にするのが効果的です。

    広いスペースであれば、シーツの端に排泄してしまっても、踏んでしまうリスクを大幅に減らせます。

    トイレ全体を囲ったサークル内をトイレスペースとして認識させる方法も良いでしょう。

    ペットシーツを工夫する

    犬は「おしっこの跡を踏みたくない」という本能を持っているとされています。

    シーツの吸収力が弱く排泄のたびに濡れ跡が広く残ってしまうと、愛犬はおしっこの跡を避けるために不自然な体勢をとったり、うんちを踏んでしまったりすることがあります。

    そのため、吸収力の高い厚手のシーツを選び、おしっこの広がりが少ない状態を保つことが大切です。

    また、トイレスペース全体にシーツを多めに敷き詰めると、愛犬が濡れていない場所を選んで排泄できる面積が増え、うんちを踏むリスクを減らすことにつながります。

    シニア犬の場合はシーツがズレて排泄に失敗しないよう、ズレ防止のクリップや専用カバーで固定する工夫も有効です。

    お留守番中は対策を強化する

    お留守番させる間は、愛犬にとって排泄トラブルが最も起こりやすい時間帯です。

    留守番に出かける直前には、散歩でたっぷり運動をさせたり、排泄を済ませておく習慣をつけましょう。

    また、広い範囲をカバーできるワイド・スーパーワイドのペットシーツを何枚も敷き詰めておくと、床が汚れるのを防げます。

    サークルやゲートで仕切ったトイレ専用ルームなど、排泄しても問題ない部屋を用意するのも一つの方法です。

    うんちを踏んで汚れてしまったときの対応方法

    うんちを踏んで汚れてしまったときの対応方法

    愛犬がうんちを踏んでしまった場面では、つい大きな声を出してしまいそうになりますよね。

    しかし、まずは落ち着いて対応することが大切です。

    愛犬の体をきれいにしてから清掃に移るといったように、一つずつ丁寧に対応してあげましょう。

    肉球や足裏を丁寧に洗う

    うんちを踏んだまま愛犬が歩き回ると部屋中に汚れが広がってしまうため、掃除よりも先に愛犬の足をきれいにしてあげるのが賢明です。

    ぬるま湯を使って、うんちを優しく洗い流してあげてください。

    汚れがひどい場合は、犬用シャンプーを使って肉球を丁寧に洗いましょう。

    特に指の間は汚れがたまりやすく、そのままにしておくと皮膚炎の原因になりかねません。

    洗い終わったらタオルで水分をしっかり拭き取り、ドライヤーなどで根元まで完全に乾かしてあげましょう。

    床や家具の除菌・消臭をする

    愛犬の足をきれいにしたら、次に汚れてしまった床や家具の清掃に移ります。

    雑菌の繁殖を防ぐためにも、汚れたシーツやカーペットなどはすぐに取り除きましょう。

    汚れを拭き取った後は、ペット用の消臭・除菌スプレーを使用して、ニオイの元をしっかり分解することが大切です。

    カーペットなど布製品のニオイには、重曹やクエン酸なども有効です。

    また、消臭効果のある壁材や塗料高性能な空気清浄機を取り入れることも、快適な環境づくりに役立ちます。

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    叱らず冷静に処理をする

    愛犬がうんちを踏んだときに「汚い!」「ダメでしょ!」といった大きな声を出したり、慌ててドタバタと動いたりするのは絶対にやめましょう。

    特に子犬は、飼い主さんのオーバーな反応を「かまってもらえた」「遊んでもらえている」と勘違いし、うんちを踏む行動をわざと繰り返してしまう可能性があります。

    愛犬を無視するわけではありませんが、何事もなかったかのように冷静に、淡々と処理を行うことが大切です。

    飼い主さんが心に余裕を持つためにも、光触媒を応用した消臭対策など、ニオイの元を分解し続ける対策を取り入れるのがおすすめです。

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    愛犬がうんちを踏む理由に合わせて対処しよう

    愛犬がうんちを踏んでしまうのは「異常」なことではありません。

    活発な子犬ならではの好奇心、シニア犬の足腰の衰えや認知機能の低下など、年齢や状況によってその原因はさまざまです。

    愛犬を叱らず、原因に合った対策を講じることを心がけましょう。

    それぞれのライフステージに寄り添い、優しくサポートしてあげることで、愛犬との生活はもっと快適で安心できるものになります。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家
    丸山瑞季
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