トイプードルと楽しく暮らす家　はじめてのペット共生でも安心。愛犬家住宅の基本を詰め込んだお家！

　今回ご紹介するお宅は、「愛犬家住宅の基本」ともいえる、愛犬家にとっての教科書のような愛犬家住宅になりました。これからマイホームを取得して、ペットを飼いたいという方にとって、参考になるポイントがたくさん詰まっています。愛犬家住宅の基本は、「愛犬の安全対策」「人、犬の双方のストレス軽減対策」、「ケア負担の軽減」「臭い対策」といったものを考慮しながら設計する必要がありますが、今回のお宅は、それら1つ1つのポイントをしっかり押さえながら、必要最低限の工夫で実現しているため、予算的にもベストな愛犬家住宅になっています。「ペットを飼いたいけど、習性や飼育方法も良く分かってないから心配がいっぱい」という方にとっては、何をどうすればいいのかという加減も難しい家づくりですが、愛犬家住宅コーディネーターの的確なアドバイスがあれば安心安全快適な愛犬家ライフを実現することが可能になるでしょう。

無駄のない間取りと工夫。基本を押さえた愛犬家住宅。

　今回ご紹介する愛犬家住宅では、今までペットを飼ったことが無い方でも安心して愛犬家ライフを送ることができる家の基本的なポイントをしっかり押さえたお手本的なマイホームです。基本的なポイントと言っても、全国の愛犬家住宅コーディネーターが今まで培ってきた経験、ノウハウを集約し、工夫を詰め込んだ家ですので、愛犬と楽しく暮らせる無駄のない家ともいえます。家族の家事動線や生活動線があるように、愛犬にとっても生活動線は存在します。「家族団欒のひとときを一緒に過ごすための居場所」や「お互いのプライベートを確保するための居場所」といったストレスのない暮らし方、体への負担や健康維持のために必要な素材選びや間取りの工夫にも、その1つ1つに愛犬家住宅コーディネーターの知識が盛り込まれているので参考にしてみてください。

コーディネーターの的確なアドバイスで実現しました！

　愛犬と一緒に暮らすために必要な「安全の確保」の1つとして、キッチンへの進入を防ぐ必要があります、キッチンには、愛犬が食べてはいけない食材、ヤケドしてしまうような熱い料理、危険な刃物やワレモノが多く存在しますので必須アイテムとなります。今回のお宅では、キッチンゲートを造作し、ゲートの必要が無い時は壁面に収納できるようにしているので、スッキリとした暮らしも実現できました。




上の写真は愛犬のお手入れができる洗面化粧台です。日々のケアは思っている以上に負担になりますので、少しでも軽減できる工夫が大切になります。下の写真はプライベートドッグラン。散歩に行けない時は、ここでおもいっきり遊べます。

愛犬のために細かい部分までこだわりました！

お散歩帰りのケアも重要なポイント！

　室内で愛犬を飼うことが当たり前になった今では、散歩帰りの汚れをケアする手間が増えました。今回のお宅では、玄関横にあるドッグラン入口付近に、温水シャワーも使える足洗い場を設置しています。足洗い場の設置場所は、散歩帰りの時でもドッグランで遊んだあとでも、どちらのケースでも使いやすいように場所を考慮しています。また、下の写真の奥に設置されている階段も、愛犬の足腰への負担を軽減できるようにしています。大きな段差は椎間板ヘルニアになってしまう原因にもなりますので注意が必要です。

リビングにはドッグスペースを確保！

　
　愛犬を飼い始めて感じることの1つに、「思っていた以上にペットグッズが増えていく」という点があります。収納スペースは必須となります。今回のお宅では、愛犬のプライベートスペースを確保し、丈夫にペットグッズを収納できるスペースを確保しました。リビングの一角に設置することで、家族と離れすぎず、気配を感じながら1人の時間を過ごすことができるため、ストレス軽減にもなります。

プライベートドッグランも工夫が大事！

ドッグランの工夫としては、メンテナンスを考え人工芝を採用した点や、愛犬の身長に合わせたフェンスの高さ選びがポイントになります。また周囲の目を気にしてしまう愛犬のために目隠しタイプにするといった配慮もすると、よりよい暮らしを実現できるようになります。