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キャリーバッグは、愛猫の通院や外出に不可欠なアイテムです。
清潔に保つには、使うたびに抜け毛などの掃除が必要です。地面に置いたり天候が悪かったりすると、外側が汚れることもあります。
しかし、ニオイや汚れをどうやって取り除けばいいのか分からない飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
この記事では、猫用キャリーバッグのタイプ別の洗い方について解説します。
清潔なキャリーバッグで快適にお出かけしましょう。
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猫用キャリーバッグの汚れの種類
猫用キャリーバッグの汚れは、主に「ニオイ・抜け毛・菌」です。
キャリーバッグは通院で使うことが多いですが、体調が悪いと粗相や嘔吐をすることがあります。
また、1度使っただけでも抜け毛が付着します。使うたびにキャリーバッグの中と外をチェックして、清潔に保ちましょう。
ニオイ
猫は身を潜めて生活する動物なので、体臭が少ないです。キャリーバッグに猫特有の体臭がつくということはありません。
しかし、オシッコや嘔吐物でキャリーバッグが臭くなる場合があります。
特に、動物病院で恐怖を感じた場合、怯えてお漏らし(ビビリション)をしてしまうかもしれません。
また、体調が悪いと嘔吐や下痢をすることもあります。
キャリーバッグ内で粗相や嘔吐をしたり、愛猫に排泄物や嘔吐物などの汚れがついたままキャリーインしたりすると、内部が汚れてニオイがつきます。
抜け毛
猫は、とても毛が抜けやすいです。特に春と秋の換毛期(3月頃と11月頃)には、大量の毛が抜けます。
しっかり取り除かないと、アレルギーの原因になる可能性があります。
慣れない外出に興奮して、愛猫がキャリーバッグ内で暴れてしまうと、余計に毛が抜けてしまうでしょう。
お気に入りのタオルやブランケットを入れてあげると、少し落ち着きやすくなります。タオルなどについた抜け毛は、コロコロクリーナーで掃除するのがおすすめです。
菌
キャリーバッグに汚れや水分が残っていると、菌が繁殖して不衛生になります。
汚れの状態に応じて、使うたびにキレイに掃除をしましょう。
雨で濡れてしまった場合は、布や紙で水分を拭き取り、天気が回復したら風通しの良い日向で乾かします。
また、粗相や嘔吐などでひどく汚れた場合には、キャリーバッグの取扱説明書に従って、水洗いや水拭きをしましょう。
殺菌をするために熱湯をかけると、変色や破損の原因となるので避けてください。ペット用の除菌スプレーを使うのがおすすめです。
猫用キャリーバッグの洗い方
猫用のキャリーバッグは、主にプラスチック製と布製の2種類に分かれます。
素材によって洗い方が異なるので、商品の取扱説明書をよく確認しましょう。
本体をシャワーなどで丸洗いできると、簡単に汚れを落とせて衛生的です。クッションや中敷きだけ洗濯できる場合には、本体はウェットシートなどで拭き掃除をしましょう。
プラスチック製のキャリーバッグ
プラスチック製のハードタイプのキャリーバッグは、シャワーなどで丸洗いできるものが多いです。
上下に分解し、中と外を水やぬるま湯で濡らしてブラシやスポンジでこすりましょう。
ドア部分が金属の場合は、錆びないように、水気を拭き取ってしっかり乾かします。
本体を分解した状態で、風通しの良い日向に干しましょう。直射日光に長時間当てすぎると、プラスチックが劣化しやすくなるので注意が必要です。
布製のキャリーバッグ
布製のリュックやソフトタイプのキャリーバッグは、本体を洗濯できるものもあれば、水拭きしかできないものもあります。
型崩れの原因となるため、洗濯機を使えるかどうか商品の取扱説明書をよく読みましょう。
クッションや中敷きは、取り外して洗えるものが多いです。抜け毛が付着しやすいため、コロコロクリーナーや掃除機で取り除いてから、洗濯しましょう。
また、ポケットの中を確認してから洗うようにしてください。
換気ファン・ライト付きのキャリーバッグ
キャリーバッグやリュックには、換気ファンやライト付きのものがあります。
バッテリーが付属していることもあり、水をかけると故障の原因となるため、ウェットシートや硬く絞った柔らかい布などで汚れを拭き取りましょう。
電子機器が壊れる可能性があるので、直射日光に当てず、風通しの良い場所で陰干しをしてください。
また、水濡れに弱いので、雨の日には使用しないようにしましょう。
猫用キャリーバッグを洗う時の注意点
猫用のキャリーバッグを洗う時は、まず商品の取扱説明書をよく読むようにしましょう。
プラスチック製や布製などの素材によって洗い方が異なります。
抜け毛を取り除いてから、無香料の洗剤もしくは水のみで洗います。カビやニオイの原因となるので、しっかりと乾かすことが大切です。
抜け毛を取り除いてから洗う
キャリーバッグを使用すると、中に猫の抜け毛がたくさん付着します。洗う前に、コロコロクリーナーや掃除機で取り除きましょう。
洗濯機を使えないキャリーバッグの場合は、靴を洗うように、水で濡らしてからブラシでこすると汚れが取れます。
型崩れや色落ちの原因となるので、長時間水に浸けないようにしましょう。
洗濯機を使う場合は、人の洗濯物と混ぜるのは避け、愛猫用のタオルやハンモックなどを一緒に洗うのがおすすめです。
洗濯機のゴミ取りネットに貯まった抜け毛は、その都度、捨てましょう。
ニオイの強い洗剤を使わない
猫はニオイに敏感なので、ペット用の無香料の洗剤などを使うようにしましょう。香料が入っている洗剤や柔軟剤は刺激が強いため、嫌がる可能性があります。
重曹と炭酸塩で作られたセスキ炭酸ソーダもおすすめです。安全性が高く、環境への負荷が少ないということで人気の掃除アイテムです。
弱アルカリ性で、油やタンパク質の汚れを落とす効果があります。
シンナー・ベンジン・漂白剤は使わない
シンナーやベンジンなどの有機溶剤は、強力に油汚れを落とす効果がありますが、塗装もはがれるので使わないようにしましょう。
また、漂白剤は色落ちの原因となります。破損や変色の原因となるので使わないでください。
使用してはいけない液剤については、キャリーバッグの取扱説明書に記載されていることも多いので、指示に従って掃除をしましょう。
しっかりと乾かす
キャリーバッグを洗ったら、しっかりと乾かしましょう。
生乾きだと、布製のキャリーバッグの場合にはカビが生えたり嫌なニオイがしたりします。
金属部分は錆びることもあるので、注意が必要です。
晴れた日に、風通しの良い場所で乾かすようにしましょう。
直射日光は、変色や劣化の原因となる恐れもあります。長時間放置しないようにして、しっかり乾いたら形を整えて保管しましょう。
コインランドリーを使用しない
自宅の洗濯機でペット用品を洗うのに抵抗があるからといって、コインランドリーを使用するのは避けましょう。
猫の抜け毛が他のお客さんの洗濯物に付着するからです。特に猫アレルギーの場合、健康被害を引き起こすので絶対にやめましょう。
ペット専用のコインランドリーやペット用品宅配クリーニングを利用するのがおすすめです。猫の抜け毛を気にすることなく利用できます。
コインランドリーを使用する時は、ルールやマナーを守りましょう。
猫のキャリーバッグに汚れがつきにくくする工夫
キャリーバッグの中で粗相や嘔吐をすると、汚れやニオイの原因となります。外出先で汚れるとすぐには洗えないので、愛猫も飼い主さんも不快に感じるでしょう。
オシッコや嘔吐物をキャッチできるように、ペットシーツを敷くのがおすすめです。汚れたペットシーツを取り外し、帰宅してから丁寧に掃除をしましょう。
ペットシーツの上にお気に入りのタオルやブランケットを置くと、キャリーバッグ本体が汚れにくくなります。
【まとめ】猫のキャリーバッグは素材に合わせて洗おう!
猫用キャリーバッグの気になる汚れは、主に「ニオイ・抜け毛・菌」です。
キャリーバッグは、素材によって洗い方が異なるので注意しましょう。
水分が残ると変色や劣化の原因となるので、風通しの良い場所でしっかりと乾かすことが大切です。
猫はとてもキレイ好きで、嫌なニオイがしたり汚れていたりするとストレスを感じます。
粗相や嘔吐をした場合は、帰宅後すぐに掃除をして、清潔に保管しましょう。
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家