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仕事や用事で家を留守にしたとき、ペットの様子が心配な方も多いと思います。IoTを活用してスマートホーム化すれば、そんな不安を一気に解消できます。
近年、様々なアイデアが盛り込まれているスマート家具やスマート家電を取り入れることで、人間の生活はどんどん便利になっています。その波がペット関連のアイテムにも押し寄せてきています。
ペットとの暮らしをスマートに変えるIoTアイテムがあれば、どんなときでもペットの安全&快適を守れ、安心して暮らせます。
この記事では、ペット愛好家の方がIoTでスマートホーム化するメリットと、ペットのためのIoTアイテムを紹介します。
ペット愛好家がIoTでスマートホーム化する3大メリット
IoT(アイ・オー・ティー)とは、モノに通信機能を搭載して、インターネットに接続・連携させる技術のこと。そしてスマートホームとは、IoTやAIの技術を生活に取り入れ、より快適に暮らせる住まいのことです。
ここでは、IoTを活用してスマートホーム化することで、ペットと飼い主さんにどんなメリットがあるのか解説します。
1.外出先からでも室内の温度・湿度の管理ができる
IoTによって、外出先からでも自宅の温度や湿度の管理ができるようになります。エアコンや扇風機の家電リモコンをスマホアプリと連携させることで、外出先からでも電源のオン・オフ、運転モードや温度の変更ができるようになるのです。
温度や湿度に敏感なペットにとって、室温管理は重要です。急激な気温の変化にも、手元のスマホで自由に調整ができます。
常時家電の電源をオンにしている場合、落雷や台風、地震などが原因で一時的に停電してしまうリスクがあります。自宅をスマートホーム化しておけば、電気が復旧したタイミングで電源をオンにできるため、万一のときも安心です。
2.ペットを守れる
IoTでネットワークカメラやヘルスケアデバイスを活用することで、ペットの健康を管理できます。
システムトイレでは尿の回数やデータ、体重を計測してアプリに送信、家族で情報を共有できます。室内にカメラを設置することで、パソコンやスマホからその映像を見てリアルタイムでチェックすることもできます。
このほか、スマホでペットの位置情報がすぐにわかる「追跡機能付き首輪」や適切な運動量を把握できる「首輪型犬猫用活動量計」などもあります。ペットのデータを蓄積することで多角的に健康の管理ができるようになり、ケアの幅が広がります。
3.外出先からペットにご飯やおやつをあげられる
スマホアプリから遠隔操作できる自動給餌器があれば、長時間留守にしてもご飯やおやつを適切なタイミングであげられます。食事の時間が決まっている場合でもタイマーを利用してあげることができます。
アプリの給餌ボタンをタップして、飼い主さんのタイミングでフードを与えることもできます。
マイクやスピーカーを搭載している製品なら、外出先から名前を呼んで話しかけられるため、ペットを寂しがらせずに済みます。ここからは、目的ごとのIoTアイテムを紹介します。
ペットを守るIotアイテム
外出先からペットの様子をチェックできるIoTアイテムを紹介します。
LIXIL「ライフアシスト2 ペット見守りセット」
引用:https://parts.lixil.co.jp/lixilps/shop/goods/index.html?ggcd=NETLV00136
LIXILのライフアシスト2は、ホームデバイス、屋内カメラ、赤外線リモコン、温湿度センサのセットになったIoTアイテムです。
カメラは縦方向90度、横方向345度可動する1080p(200万画素)の高画質、ナイトビジョン対応。双方向通話が可能なので、ご家族やペットとの会話も楽しめます。
専用のアプリとダウンロードして、ホームデバイスをインターネットに接続。アプリから屋内カメラを選択すれば、設置した場所の映像を外出先からでもスマホで確認できます。
このほか、各種センサーと連携することで「外気温が28℃になったらエアコンとサーキュレーターをオンにする」「湿度の高い日にエアコンがオンになれば、加湿器はオフになる」といった複雑な操作も設定できます。
参考価格
97,020円(セット価格)
※スマートホーム化にはブロードバンド回線(常時接続)が必要です。
▶LIXIL「ライフアシスト2 ペット見守りセット」はこちら
アクセルラボ「Space Core」
アクセルラボの「Space Core」は、連携することで住宅のなかのあらゆる機器を操作、自動化できるツールです。導入実績は18000戸と、業界最大級の実績を誇ります。
スペースコアを導入することで、カーテン・エアコン・カメラ・鍵・床暖房・照明・給湯器・テレビなど、あらゆる設備をアプリで管理できるようになるだけでなく、スマートホームデバイスと家電や設備が連携して自動で快適な環境を作ることができます。
例えば、360度回転するカメラで外出先からでもペットの姿を確認できますし、センサーで室内の温度や湿度の変化を通知して自動で調整します。さらには、遠隔操作でカーテンを閉じたりエアコンを動かしたりと、ペットのために快適な環境を作ってあげることができます。
参考価格
問い合わせ
TP-Link「Tapo C100 ネットワークWi-Fiカメラ」
引用:https://www.tp-link.com/jp/home-networking/cloud-camera/tapo-c100/
TP-LinkのネットワークWi-Fiカメラは、ペットの様子をいつでもチェックできる屋内用カメラです。
カメラがペットの動きを検知するとアプリに通知が届きます。暗所でも数メートル先まで視聴・撮影ができるので、夜間に電気を点けていなくても問題ありません。
不審な人物が映るとアラーム音とライトで警告するので安心です。もしもの時も使える、防犯機能を兼ねたIoTアイテムです。
参考価格
3,490円(公式サイト)
▶TP-Link「Tapo C100 ネットワークWi-Fiカメラ」はこちら
PETKIT FIT P2(ペットキットフィットピーツー)
引用:https://item.rakuten.co.jp/1096dog/w-156610-00-00/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868&icm_acid=288-622-7470&gclid=Cj0KCQjwwY-LBhD6ARIsACvT72PZulqUQ2MJEqEoEzWwJ8Q_QNjq_wekeaE9WSP3uIv0QppybgmfbmoaAqA4EALw_wcB&rafct=i_1&icm_cid=1425319416&icm_agid=60033312950
PETKIT FIT P2は、スマホと連動させてペットの体調管理(睡眠、消費カロリー、気分指数&健康指数など)ができるペット用活動量計です。
コインサイズのモニターを首輪などに取り付け、睡眠やランニング、ウォーキングなどペットの活動情報を収集できます。蓄積されたデータを取得するには、Wi-Fiでクラウドに接続するか、bluetoothを使用してモニターとペアリングします。
アプリの学習が進むと、体調が良くないと判断できる場合に通知してくれるようになります。ペットの活動をアプリで確認することで、新しい発見があるかもしれません。
参考価格
9,080円(楽天)
▶PETKIT FIT P2(ペットキットフィットピーツー)はこちら
外出先からペットの食事を管理できるIotアイテム
外出先からもペットに食事を用意できるIoTアイテムを紹介します。
うちのこエレクトリック「カリカリマシーンSP」
引用:https://petelect.jp/
カリカリマシーンSPは、飼い主さんが不在でも食事を与えることができる自動給餌器です。見守り用のカメラとマイクが内蔵されています。
給餌口に赤外線センサーを搭載しており、タンク内のドライフードが空になると、アプリに通知が届きます。
タイマーを設定して、決まった時間に1食分ずつドライフードを与えることもできますし、急なトラブルで家に帰れないときなど、スマホから手動給餌も可能です。器用な子でもいたずらができないよう、上蓋空け&転倒対策にロックボタンがついています。
参考価格
8,970円(公式サイト)
※スマートホーム化にはブロードバンド回線(常時接続)が必要です。
おわりに:IoTを活用したスマートホームでペットと豊かな暮らしを
通信技術の発達で、家電や照明、AIスピーカーなど家全体のあらゆるものがインターネットにつながるようになりました。
IoTを活用して自宅をスマートホーム化すれば、生活が格段に便利になり、ペットも人も今よりもっと住みやすい家に変えられます。
さらにIoTアイテムをインターネットに接続するだけで、寒さ対策や熱中症防止、事故防止に役立てられます。スマートホームで安心&安全、快適な暮らしを実現しましょう。
留守中にペットにご飯を与えられる自動給餌機についても、『自動給餌器おすすめアイテム5選!メリットや選び方も解説』で解説しているのでぜひ参考にしてください。
この記事を書いたペットとの暮らしの専門家