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犬用の車椅子おすすめ7選!選び方も紹介

どんな犬も、加齢や病気、ケガなどを理由に足腰が弱くなる時期がやってきます。歩行が困難になり、思うように動けなくなったときに役立つのが犬用車椅子です。

愛犬と飼い主さんにとって、少しの距離でも一緒に歩ける時間は貴重です。たとえ体が不自由であっても、犬用車椅子があれば愛犬の意思で行きたい場所に移動できます。

寝たきりを予防するために、体力づくりの一環として犬用車椅子を利用するのも一つの方法です。この記事では、犬用車椅子の選び方を説明するとともに、おすすめの製品7つを紹介します。

犬用の車椅子とは?

犬が思うように歩けなくなったとき、歩行をサポートしてくれるのが犬用の車椅子です。車椅子が具体的にはどのような役割があるのかを解説します。

歩行を補助する

犬用車椅子は、人間が使う車椅子とは少し役割が違います。人間の車椅子のように完全に体を浮かせて移動するのではなく、犬の車椅子は歩行を補助する「杖」のような役割なのです。

犬が車椅子を必要とするシーンは、以下のような場合です。

  • 変性性脊髄症(DM)や椎間板ヘルニア、股関節形成不全による運動機能低下
  • 事故等で足を失ったとき
  • 介護用ハーネスなど介助用品ではサポートしきれないとき

これらの症状を抱えている犬すべてが、完全に歩行機能を失っているわけではありません。動かすことが難しい前足や後ろ足、胴回りなどを部分的にサポートすることで、犬は歩行の感覚を取り戻すことができます。そのために犬用の車椅子は利用されるのです。

実際に歩行で使う筋肉を動かすため、筋力の回復を期待できます。術後や病後のリハビリに犬用車椅子を使うケースも多いです。

QOL(生活の質)を向上させる

犬用車椅子を使うことで、QOL(生活の質)を向上できます。

完全に寝たきりの状態になってしまうと、食事や排泄の介助は大変です。犬も思うように動けないのでストレスを感じます。だからこそ、歩行が難しくなったタイミングで獣医師に相談し、犬用車椅子の利用を検討してみましょう。

器具を装着すれば体を起こした状態を維持できるので、誤嚥や嘔吐など食事中のトラブルを防止できます。排泄のコントロールができる状態であれば、外で立ったまま排泄も可能です。このように、愛犬のQOLを向上することができるのです。

犬用車椅子を選ぶポイントとは?

愛犬の症状や犬種により、適切な車椅子は異なります。ここでは、犬用車椅子を選ぶ際のポイントについて解説します。

タイヤの数

犬用車椅子は、2輪と4輪の2タイプに分けられます。

後ろ足が弱っていて前足が動くときは2輪

2輪は加齢や椎間板ヘルニアなどの発症により、後ろ足を引きずっている状態のときに使います。胴回りから後ろ足にかけて水平を保てるので、前足だけに負担がかかることはありません。前足の力だけで楽に前進できます。

自力で立ち上がるのが難しいときは4輪

4輪は前後の足が弱り、自力で立てないときに使います。胴回りを4つの車輪で支えるため、2輪よりも足への負担を軽減できます。

犬にとってベストな高さに調整することで、地面を軽く蹴るだけで楽に前進できます。2輪から4輪にカスタマイズできる製品を選べば、症状に合わせて使い分けできます。

オプションパーツ

オプションパーツが充実している製品を選べば、歩行の課題をクリアできます。

例えば、2輪車椅子を使用中、後ろ足を引きずってしまうときは、足が地面に触れないよう「足置き」「釣りベルト」「後ろ足ホルダー」といったパーツを追加します。左右のバランスを保つのが難しいときは、「胴当て」付きの製品を選ぶことで、安定感を得られます。

フレームの素材

軽さと耐久性に着目して素材を選びます。

超小型犬や小型犬、力の弱い老犬の場合は、軽くて丈夫なアルミ製がおすすめです。リハビリ目的や中型犬、大型犬の場合は、アルミ製より重くなるものの、頑丈で耐久性に優れたスチール製も選択肢に入れます。

既製品とオーダーメイド

既製品であっても、高さや幅を調整できる製品がほとんどです。ただ、左右のバランスや症状、体格にフィットした車椅子を作りたいなら、オーダーメイドがおすすめです。

既製品、オーダーメイド問わず、体型の変化で車椅子が合わなくなることもあります。パーツ交換や修理、位置調整などに対応しているか、事前に確認しておきましょう。

レンタルの有無

愛犬と車椅子にも相性があります。価格面においても気軽に購入できる製品ではないので、事前にレンタルできると安心です。

時間があれば複数の使い心地を比較し、より愛犬に合った犬用車椅子を選んでみましょう。

犬用車椅子おすすめ製品7選

ここからは、おすすめの犬用車椅子を7つ紹介します。

LANDAM「ランダムカート」

両脇をパイプで挟む一般的な犬用車椅子とは異なり、メインパイプを背中の上方に設置し、腰を支点に体を横に曲げられる車椅子です(特許スイングアーム構造)。家の中でも小回りが利き、犬本来の軽快な動きを実現できます。

体型や姿勢の変化に合わせ、胴回りの幅や脚パイプの長さ、背中幅など各部の再調整も簡単です。小型犬は上から、重い大型犬は座らせた姿勢で下から装着できます。

取扱商品一覧 Small(2輪小型犬用カート)、Medium(2輪中型犬用カート)、Large(2輪大型犬用カート)※全3種
主要素材 アルミパイプ、樹脂部品ほか
レンタル 有:10,000円/月 ※預り金20,000~30,000円はレンタル終了時に返却)
価格 70,000~110,000円(税込)
製造 日本
補足 簡単な採寸とフィッティング作業後に納品

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ペットアドバンス「ドギーサポーター」

既製品の犬用車椅子のため、欲しいときに購入してすぐに使用できます。飼い主さんで長さ、高さ、幅の調整が可能です。

車輪が八の字設計になっているので転倒しにくく、おしりが左右に振れる動きを邪魔しません。専用ハーネスを身に着けてから車椅子に装着するため、個体差に対応しやすい設計になっています。

取扱商品一覧 本体S(2輪)、本体M(2輪)※初回は本体(吊り紐付き)+ハーネスを購入
主要素材 アルミニウム合金、EVA(車輪)
レンタル 有:1週間無料(返却時の送料は利用者負担)
価格 55,000~82,500円(税込)※本体+ハーネス価格
製造 日本
補足 着丈、体高、胸回り、胴回りを計測してサイズ決定

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K-9 Carts「リアサポート・フルサポート」

カスタマイズ性の高さが魅力のアメリカ製犬用車椅子です。犬用車椅子としては最高クラスの軽量化に成功しており、追加パーツを使えば2輪から4輪にチェンジできます。

既製品とオーダーメイドを選択できます。各パーツが独立しているため、販売代理店での購入が必要です。

取扱商品一覧 リアサポート(既製品XS~L)、フルサポート(オーダー2輪・4輪)、後付け前足パーツ(2輪→4輪カスタマイズ用)
主要素材 軽量アルミ
レンタル 有:価格、日数は販売代理店による
価格 70,000円~ ※要問合せ
製造 アメリカ
補足 愛犬の体を計8カ所を計測してネット注文するか、販売代理店でフィッティング作業後に納品

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わんワーク「犬用歩行器」

1台1台丁寧に製作される完全オーダーメイドの犬用車椅子です。お求めやすい価格も魅力的で、軽量化にもこだわっています。一般的な車椅子(小型犬2輪)が1kgなのに対し、わんワークの車椅子はたったの720gしかありません。

劣化による部品交換や、愛犬の変化による修理、2輪から4輪へのカスタマイズなど都度対応してもらえるので安心感があります。

取扱商品一覧 小型犬・中型犬用(2輪、前足用2輪、4輪、4輪キャスタータイプ、タイヤタイプ)※全7種
主要素材 軽量アルミ
レンタル 有:小型犬2輪、中型犬2輪の全4種、5,500~6,600円/月※送料2,000円
価格 18,000円~ ※Amazon(送料別途2,000円)
製造 日本
補足 簡単なアンケートと体重、計7カ所を計測してネットorFAXで注文

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ココハート「ペット用車椅子」

既製品の犬用車椅子です。組み立てた完成品が届くので、使用前に微調整するだけですぐに使えます。

胸ベルトは着脱が簡単にできるワンタッチバックル式になっており、リアハーネス(胴当て)は付属のフットリンクと交換して使用できます。

取扱商品一覧 後輪サポート2輪(XXS、XS、S、L、XL)※全5種
主要素材 アルミニウム
レンタル
価格 32,000~69,800円(税込)
製造 輸入品
補足 胴幅と胴体中心までの高さを採寸してからネット注文、添付の説明書は英語表記

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テンシノワ「天使の車輪」

製作台数実績1,000台以上、ピンクやイエローなどビビットなカラーリングが目を引くオーダーメイドの犬用車椅子です。キュートなデザインが魅力的で、パーツにもこだわっています。

サイズや症状に合わせて細かいカスタマイズが可能です。自宅でもサイズや仕様が変更できるよう工夫して製造されています。

取扱商品一覧 本体:スタンダード車いす(Sサイズ2輪、Mサイズ2輪)※全2種/オプション:後付け前輪、足置き、あごのせ枕、名前プレート、フラワー(装飾)/カラー:スタンダードブルー、ロメオブラック、スマイルイエロー、スマイルピンク 全4色
主要素材 軽量アルミ
レンタル
価格 25,000円~(税込)
製造 日本
補足 申し込み後に届くメールに必要事項を入力し、入金確認後製造開始。※納品まで40日前後かかる場合あり

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歩犬舎「犬用車椅子」

サイズ、症状に合わせてカスタマイズできるオーダーメイドの犬用車椅子です。高性能でありながらリーズナブル、室内でも安心して使用できるようパイプに緩衝材(クッション)を使っています。

愛犬の思わぬ行動でメンテナンスが必要になったときも、修理や部品交換など柔軟に対応しています。

取扱商品一覧 小型犬用車椅子、中型犬用歩行器(2輪、4輪)※全4種
主要素材 軽量アルミ
レンタル
価格 24,200~41,800円(税込)
製造 日本
補足 愛犬の体重と計6カ所を計測してネット注文

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まとめ:犬用車椅子で家族みんながハッピーに

体が思い通りに動かなくなると、犬もストレスを感じます。愛犬の歩行を車椅子でサポートすれば、人と同じように新陳代謝が活発になり、肥満や老化を防止できます。

最初は装着に戸惑うこともあるかもしれません。ただ、行きたい場所に行けるとわかったととき、愛犬は元気に歩き出します。少しの距離でも、愛犬と一緒に歩ける時間を大切にしたいですね。

この記事を書いたペット愛好家の住まいの専門家

都 裕貴

エリア:東京都

愛犬家住宅コーディネーター

愛犬家住宅住まいづくり倶楽部

愛猫家住宅コーディネーター