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愛犬の防災グッズおすすめ7選!避難時に役立つアイテムリストも紹介

目次

    災害が起きたとき、飼い主はペットとの同行避難が基本です。飼い主の準備と意識次第で、避難先でのストレスやトラブルは回避できます。愛犬と一緒に被災した時に備えて、どんな防災グッズを用意しておけばよいでしょうか。

    愛犬の安全と健康を守るため、ライフラインの停止を想定して、今から必要な防災グッズを備蓄しておきましょう。ここでは、避難生活に必要なアイテムリストとおすすめの防災グッズを紹介します。

    愛犬と被災したらどんな防災グッズが必要なの?

    東日本大震災のとき、多くのペットが犠牲になりました。避難の途中で愛犬とはぐれてしまうと、再会できるという保証はありません。

    運良く一緒に避難所に行けたとしても、水やフード、トイレシーツなどの必需品は手に入りにくいでしょう。さらに、体の弱い幼犬や老犬がいる場合、長い避難生活は命取りです。

    だからこそ、今から防災グッズに優先順位をつけ、優先度の高いものからすぐ持ち出せるよう準備しておくことをおすすめします。ここでは、自治体が発表する情報に合わせて、優先度が高い順に必要となる防災グッズを紹介します。

    参考:環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」

    【優先度MAX】命や健康に関わるアイテムリスト

    自然災害による避難指示など、一刻を争う場合は命が最優先です。日常的に使っているものがすぐ手に取れない場合は、防災用に別途準備しておきましょう。

    首輪 普段使用しているものが緩くないか常時チェックします。
    リード 避難用に予備があると安心です。頑丈で伸びないタイプを選びます。
    キャリーバッグ/スリング キャリー内でも首輪とリードの装着は必須です。
    愛犬情報 マイクロチップ、迷子札、名札、IDタグに緊急連絡先や預かり先を記載します。
    愛犬写真 はぐれてしまったときのために、印刷写真かスマホに写真を保存します。

    【優先度高】避難所に持っていくアイテムリスト

    避難指示や避難勧告で避難所に向かうとき、愛犬に必要なものは基本的に飼い主が準備しなければなりません。

    ライフラインの被害も想定し、持ち運べるサイズで防災グッズをまとめておきましょう。

    フード、水、おやつ 避難先の滞在日数を考慮して、必要な量を準備します。一食分が小分けしてあると便利です。
    療法食、薬 通院中の場合、獣医師の指示に従い必要な量を持ち出します。
    ワクチン接種、既往歴、かかりつけ動物病院の情報 避難先では飼い主と一緒にいられず、他のペットと過ごす場合もあります。感染症の蔓延を防ぐために用意します。
    食器 コンパクトに収納できるタイプが便利です。食が細い場合は使い慣れている形状を選びます。
    ゲージ リードでの管理が難しい場合は、ゲージがあると安心です。持ち運びしやすいタイプを選びます。
    ストレス解消用のおもちゃ 音のならないタイプ、長持ちするタイプがよいです。
    ガムテープ ケージの補修など多用途に使えます。

    【優先度中】在宅避難に必要な日用品アイテムリスト

    ライフラインがストップしてから、ペット用の援護物資が届くまでは時間がかかります。最低でも1週間から10日間は在宅避難ができるよう、準備を進めてみてください。

    フード、常備水、おやつ 少なくとも5日分、可能なら7日分以上用意します。
    ペットシーツ、排泄物の処理用具 消耗品は災害時入手しにくくなります。多めに購入しておくと安心です。
    ウェットティッシュ、タオル類 水が数日間使えないことを予測し、清潔に保てるよう準備しておきます。
    ストレス解消用のおもちゃ 飼い主のストレスが愛犬にも伝わります。気分転換できるおもちゃを数個用意しておきます。

    備えておきたい愛犬用おすすめ防災グッズ7つ

    ここからは、地震や台風などの災害時に愛犬の安全と健康を守る、おすすめの防災グッズを紹介します。

    Pecute「リュック型ペットキャリーバッグ2in1」

    非常時に両手が使えるリュック型のキャリーバッグです。普段の通院や公共機関の移動にも使えます。両サイドどちらもファスナーで開閉できるので出入りがスムーズ、底には厚手のクッションが敷いてあります。

    窓素材はメッシュとアクリルの2パターン、カラーは3色展開です。飼い主の体にしっかり固定できるストラップが付いているので、歩行時の揺れにも耐えられます。

    内部に収納されたメッシュを引っ張り出すとゲージに早変わりする、便利なツーウェイタイプです。

    サイズ 収納時:W340×D270×H440mm/展開時:W340×D620×H450mm
    重量 1.9kg
    その他 適正体重 10kgまで

    Pecute「リュック型ペットキャリーバッグ2in1」はこちら

    AirSkyWeb「肉球型 ドッグタグ迷子札」

    愛犬に負担の少ない、小さめサイズ迷子札です。刻印タイプ&塗りつぶし仕上げなので、情報が消えてしまう心配がありません。肉球フォルムがかわいらしく、光沢があるのでよく目立ちます。

    愛犬の名前、電話番号、飼い主名など3行まで対応、フォントは10種類から選べます。

    取付部品はワンタッチフック、Wリング、ナスカンなど全8種類用意されているので、首輪に取り付けやすいものを選んでみてください。

    サイズ W19×H17mm
    重量 約2g
    その他 注文後に制作イメージがメールで届きます。

    AirSkyWeb「肉球型 ドッグタグ迷子札」はこちら

    アース・バイオケミカル「ペットの天然水 Vウォーター」

    愛犬が飲む水は、なるべくミネラルが少ない方が良いため「軟水」を選びます。

    こちらは水分補給に飲料水としてそのまま飲める、低マグネシウム・低カルシウムの天然水です。

    健康維持に必要な富士火山帯特有のバナジウムも配合されています。1回の目安は体重5kgで約350mlです。持ち運びに便利は500mlサイズと、備蓄に役立つ2Lサイズがあります。

    サイズ 500ml:W60×D60×H210mm
    重量 500ml:530g
    その他 賞味期限は製造日より24ヶ月、硬度約30mg/L

    アース・バイオケミカル「ペットの天然水 Vウォーター」はこちら

    アイリスオーヤマ「エアトラベルキャリー」

    水トレー付き&折りたたんでコンパクトに持ち運べるので、避難所での使用に適しています。平常時に室内で使う場合は、扉を取り外してハウスとしても使えます。

    カラーはホワイトとブラウン、超小型犬(SS)、小型犬(S)、中型犬(M)、大型犬(L)に適した4タイプから選べます。

    持ち手に余裕があるので、大きめわんこも安心です。愛犬がキャリー内でUターンできるサイズを選んでみてください。

    サイズ SS:W290 ×D460×H285mm/S:W375×D535×H370mm/M:W470×D670×H510mm/L:W620×D870×H655mm
    重量 SS:約1.7kg/S:約3kg/M:約5.2kg/L:約11.4kg
    その他 S・M・Lサイズはつまみが左右2カ所ついているので、左右に開けられます。

    アイリスオーヤマ「エアトラベルキャリー」はこちら

    Popware「ぺたんこボウルL」

    アメリカのデクサス社が展開するペット用品Popwareのアイテムです。FDAアメリカ食品医薬品局の認可を受けた、安全材質を採用しています。シリコン製なので丈夫で軽量、防災用のバッグにコンパクトに収納できます。

    カラーはブルーとピンクの2色展開、使用時は深さの調整ができるので便利です。

    付属のカラビナを取り付ければ、普段のお散歩時にリードやバックに引っ掛けられます。

    サイズ W151×D173×H64mm
    重量 (内容量)600ml
    その他 素材 ボウル:TPE/カラビナ:アルミニウム

    Popware「ぺたんこボウルL」全2色はこちら

    リモナイト(消臭おやつ)「わんこリモナイト 超小粒ソフト 250g」

    愛犬の気になる糞尿臭が軽減できる、おいしい消臭おやつです。2005年に発売されて以来大好評のシリーズで、国産鶏ささみに天然の鉄分「リモナイト」が配合されています。リモナイトが愛犬のお腹の中でにおい成分と結合、そのまま便と一緒に排出されます。

    個体差はありますが、フン臭は3日、口臭は7~10日、体臭・尿臭は3週間~1か月程度で抑えられます。

    避難先ですぐ効果が表れるわけではありませんが、普通のおやつより消臭効果があると思えば、気持ちもラクになりそうです。

    サイズ W150×D25×H270mm
    重量 (内容量)250g
    その他 (一日あたりの給与量)幼犬・超小型犬6~12個/小型犬 12~21個/中型犬21~42個

    リモナイト(消臭おやつ)「わんこリモナイト 超小粒ソフト 250g」

    まとめ:防災グッズで愛犬を守ろう

    愛犬と被災したとき、ペットを守るのは飼い主の責任です。避難する場合は愛犬を連れて同行避難することを最優先にし、愛犬の安全を確保し、避難後の飼養も飼い主自らが責任をもって行うことが原則となります。

    災害が起こったら、まずは自分と身近な人の安全を確保し、愛犬と一緒に避難できるよう日頃から備えておきましょう。

    防災グッズはもちろん、避難経路や一時預かり先の事前チェックも忘れてはいけません。

    避難所・自治体ごとに決まりや利用内容、同伴/同行避難時の必要な持参物も結構違うのでお住まいの場所、災害時避難するであろう避難所や自治体のHP等を確認してみてください。

    避難所は共同生活になるので、周りに迷惑をかけないよう愛犬のしつけも、日々の生活から意識しておくと安心です。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    勝部 千尋

    「書く・聴く・伝える」
    執筆&犬猫お悩み相談『毛玉生活』運営
    ライター/犬猫相談員

    経歴

    静岡県沼津市出身/京都芸術大学卒

    大学卒業後、オーストラリアにワーキングホリデーと...

    エリア:東京都

    愛犬家住宅コーディネーター