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ペットがいる家ではカーテンとブラインドどちらがよい?外付けブラインドも紹介!

目次

    ペットの臭いや声はご近所トラブルとなりやすい問題です。壁紙や消臭剤、防音材などを利用することで軽減できますが、窓からの日差しを遮るカーテンやブラインドでもこういった問題に対策ができます。

    衛生面や防音面に考慮したカーテンやブラインドに変えるだけで、ペットも人も快適に過ごせるようになります。

    この記事では、こういった機能性の高いカーテンとブラインドに工夫をするメリット・デメリットと、おすすめの商品について紹介します。

    ペットのいる家での機能性カーテンのメリットとは?

    ペットに適した機能付きカーテンを使うメリットについて解説します。

    おしっこ臭や体臭を抑えられる

    カーテンの裾はペットの体に触れるため、体臭が移ったり、粗相で汚れたりします。消臭機能付きのカーテンを選ぶと、ペットのおしっこ臭や体臭を抑えられます。

    消臭機能付きのカーテンは生地に特殊な加工が施してあり、生活空間に漂うペット臭を吸着、分子レベルで水や二酸化炭素に分解してお部屋の空気を消臭します。

    抗菌機能を併せ持つ製品もあり、湿気によるカビなど細菌の繁殖を抑制する効果も期待できます。ペットを飼っているおうちでは消臭機能つきのカーテンを利用するとよいでしょう。

    気軽に洗える

    ペットがいるとカーテンは汚れてしまうので、水洗いできるカーテンがおすすめです。水洗いできるカーテンを選ぶと、ペットの粗相や抜け毛、臭いを定期的にリセットできます。

    デリケートな素材で作られたカーテンは、洗濯表示に水洗い不可のマークがついています。ウールやシルク、レーヨンのほかに、ポリエステルの化学繊維でも洗濯禁止の表示がある場合もあります。これらは自宅の洗濯機では洗えないので、クリーニング業者に依頼するしかありません。

    水洗いできるカーテンであればそういった心配をすることなく、臭いがついたと思ったら気軽に洗えます。また、同じカーテンを2枚用意しておくと、交互に洗うことができるので常にカーテンを清潔に保てます。

    鳴き声が屋外に漏れにくい

    防音・遮音機能付きのカーテンを使うと、鳴き声が屋外に漏れにくいので、必要以上に気を使うことなく生活できます。

    防音機能付きのカーテンの生地には、音が通りにくい特殊な織り方や素材を採用しており、ペットの無駄吠えや要求吠えなどに効果を発揮します。

    ただ、振動や衝撃となって伝わる音に対しての防音・遮音効果はないので、走り回る足音を軽減したいときは床・壁・天井などの防音リフォームが必要です。

    ペットのいる家での機能性カーテンのデメリットとは?

    機能付きカーテンを使うメリットは大きいものの、カーテンにはデメリットもあります。

    爪が引っかかりやすい

    カーテンは布地(織物)で、タッセルやカーテンベルトなどの付属品もあるため、どうしてもペットの爪が引っかかってしまいます。

    背面に窓ガラスがあるため、風で揺れたときにじゃれて破れてしまうと、思わぬケガにつながる可能性もあるため注意が必要です。

    抜け毛が付着する

    カーテンの裾にペットの体が付着するので、床についているカーテンでは抜け毛がびっしりと付着します。特定のお気に入りの場所から外を眺める子も多いので、一部分だけ黒ずんで色が変わってしまうこともあります。

    生地素材にポリエステルやナイロンを選べば、抜け毛や汚れが付かないように思えますが、静電気が発生しやすいので抜け毛やホコリを寄せ付けてしまいます。

    定期的に粘着テープで毛を取ったり、フックを外して水洗いしたりする必要がありますが、そういった手間がかかります。

    部屋が狭く感じる

    ペット向けの機能付きカーテンは、生地に特殊な加工が施されているので、普通のカーテンより生地がしっかりしており、デザインが重厚である傾向があります。

    重みを感じるデザインの場合は、圧迫感のない薄い色合いを選ぶことで、空間を広く見せられます。

    ペットのいる家でのブラインドのメリットとは?

    日除けや視線避けには、カーテンのほかにブラインドも利用できます。カーテンに比べ厚みが出にくく、直線的なデザインなので、部屋を広く見せられます。ここでは、ペットと過ごす部屋にブラインドを使うメリットについて解説します。

    窓周りをスッキリとした印象にできる

    カーテンに比べ厚みが出にくく、直線的なデザインなので、部屋を広く見せる効果があります。

    スラット(羽根)を閉じたままでも、角度を変えて外の様子が見えるため、視線を遮りながら風を通すこともできます。

    ペットのケガを防げる

    ブラインドは壊れにくいのがメリットです。ブラインドは横型と縦型のものがあり、縦型は爪が引っかかるところが少ないので、ペットのけがを防止できます。

    素材はポリエステルやアクリルが多く、柔軟性があり強度も十分です。中には消臭効果も期待できる商品も販売されています。

    毛が付着しにくい

    アルミ製や木製のブラインドを選べば、抜け毛が付着しにくいのでお掃除の回数を減らせます。

    ブラインドはスラット(羽根)を閉じたままでも、角度を変えれば外の様子が見えます。ペットはカーテンのように裾を持ち上げなくても外の様子が見られ、カーテンのようにペットがよく触れる場所だけ黒ずんで汚れるというようなこともありません。

    ペットのいる家でのブラインドのデメリットとは?

    ブラインドは機能的なのですが、いくつかデメリットがあります。

    扱いに気をつける必要がある

    ブラインドは光量の調整ができるよう、スラットと紐や棒などの昇降コードが連動するよう作られています。

    連結部分は紐になっているので、どうしても絡まりやすいです。また、素材によっては折り目がついてしまうと元には戻らず、木製の場合は操作次第では折れてしまうかもしれません。つまり、ブラインドは布であるカーテンよりも、丁寧に扱う必要があるのです。

    お手入れが面倒

    ブラインドではスラットの上にホコリが溜まりやすいのが難点です。特にダーク系の色のブラインドだとホコリが目立ってしまいます。

    連結部分の紐を避けながら、モップや雑巾でホコリを取るのは大変です。きれい好きな方は、カーテンのように取り外して丸洗いできる方が、スッキリするかもしれません。

    カーテンとブラインドの弱点を解消できる「外付けブラインド」

    カーテンとブラインドのメリットとデメリットを説明してきましたが、これらのデメリットを解消できるのが「外付けブラインド」です。外付けブラインドとは、ブラインド自体が窓の外にある画期的なアイテムです。

    ここでは、カーテンとブラインドの弱点を克服できる外付けブラインドの特徴を紹介します。

    特徴1.イタズラや事故を防げる

    外付けブラインドは、カーテンやブラインドのように室内に設置するものではないので、ペットのケガや事故のリスクを避けられます。屋外用なので強度も十分で、ペットにいじられることもないのでブラインドが壊れるという事態も避けられます。

    さらに、室内にないので臭いが移ることもなく、ペットによる汚れや臭いの心配がなくなります。

    特徴2.リモコン1つで簡単操作

    通常のブラインドのように手で開け閉めするのでなく、外付けブラインドはリモコンで開け閉めをします。ルーバーの角度調整もリモコンですべてできるため、飼い主さんの負担が少なく済みます。

    カーテンのように布にペットがじゃれることもなく、ブラインドのように昇降コードを上げ下げする必要もありません。

    特徴3.熱と光を遮りプライバシーを守る

    窓の外側で太陽光をカットするため、室内に熱が溜まりにくく、効率的に室内の温度上昇を防げます。日本の伝統的な住宅に使われてきた「よしず」や「すだれ」と同じようなメカニズムです。

    ルーバーの角度調整で光の量を自在にコントロールし、外からの視線も遮断できるのでプライバシーも守れます。

    特徴4.専門業者が施工するから頑丈

    屋外用の建材なので、ブラインドの造りそのものが頑丈です。また、設備自体も専門業者が施工するので、しっかりと設置され耐久性が高くなります。

    カーテンやブラインドに比べコストはかかりますが、衛生面や安全性、利便性でカーテンやブラインドを上回るといえます。カーテンやブラインドに不満がある方や臭いや耐久性が気になる方におすすめです。

    おすすめ外付けブラインド3選

    ここからは、おすすめの外付けブラインドを紹介していきます。

    LIXIL 「外付ブラインドEB」

    引用:https://www.lixil.co.jp/lineup/window/external_blind/

    LIXILの外付ブラインドEBは、スッキリとした軽やかなデザインが特徴的です。

    スラットは耐食性に優れたアルミ合金を使用、連結(紐)に切れにくい特殊繊維を採用しています。角度は90°以上動かせるため、1年を通して自然の光と風を活かした住まいを実現します。

    オプションの「風力・陽光センサー」を設置すれば、風や明るさを自動感知してブラインドが可動するため、ペットの留守番時も安心です。

    カラー ブラウン/カプチーノ/グレー/ホワイト
    対応工事 新築/リフォーム
    サイズ 幅1690~3510mm
    メーカー希望小売価格 42万8,000円~(シャッター幅1690mm)

    ▶LIXIL 「外付ブラインドEB」はこちら

    YKK AP「リモコン外付ブラインド X-BLIND」

    引用:https://www.ykkap.co.jp/consumer/products/window/xblind

    YKK APのX-BLINDは、モダンかつスリムで、高級感あふれるデザインが特徴です。

    夏場の日射熱をルーバー角度90°のとき約85%削減、内付ブラインドに比べ約1.8倍遮熱効果を持ちます。

    無段階にルーバー角度調整できるため、遮蔽、採光、プライバシー、通風をバランスよくコントロールできます。エアコンの冷房効果も高められるため、ペットの熱中症対策にも効果的です。

    カラー ブラウン/カームブラック/プラチナステン/ピュアシルバー/ホワイト
    対応工事 新築/リフォーム
    サイズ 幅660~2631mm/高さ743~2531mm
    メーカー希望小売価格 41万8,0000円~(シャッター幅1631×高さ2295mm)

    ▶YKK AP「リモコン外付ブラインド X-BLIND」はこちら

    オスモ&エーデル「ヴァレーマ」

    引用:https://osmo-edel.jp/product/warema/

    オスモ&エーデルのヴァレーマは、景観に溶け込み、外観フォルムの美しさを高めるデザイン性を持ちます。

    機能面においては、日射エネルギーの透過率を、窓の外で約80%遮断することが実証されています。エアコンの稼働率を室内ブラインドの約3分の1に抑えられるため、ペットのために使用する冷暖房費を大幅に下げることができます。

    カスタマイズ性も高く、角度5~52°の傾斜窓や最大5mの大窓にも設置可能です。カラーバリエーションも26色と豊富で、自由自在にコーディネートできます。

    カラー 全26色
    対応工事 新築/リフォーム
    サイズ 幅1000~3705mm/高さ1650~2550mm ※日本即納モデル
    メーカー希望小売価格 要問合せ

    ▶オスモ&エーデル「ヴァレーマ」はこちら

    まとめ

    カーテンやブラインドなど窓回りのアイテムは、生活の快適度に大きく影響します。

    ペットの安全面と部屋の衛生、エコを重視するなら、外付けブラインドを取り入れるのがおすすめです。

    ただ、飼い主のライフスタイルやペットの性格、設置する窓のサイズや方角によって適したアイテムは異なるため、場所によって使い分ける工夫をするのがよいでしょう。

    ペットのニオイや声を防ぐには、カーテンだけでなく壁紙に工夫をするのもおすすめです。『ペットにおすすめの壁紙まとめ【傷・汚れ・臭い対応】』で解説しているので参考にしてください。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    AMILIEライター

    エリア:東京都

    愛犬家住宅コーディネーター