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省スペース(スリム)キャットタワー10選!ワンルームや多頭飼いにもおすすめ

目次

    完全室内飼いの猫にとって、キャットタワーは大切な居場所となります。ストレスを発散したり運動不足を解消したりして、心身の健康の維持に役立ちます。

    しかし、大きなキャットタワーは、圧迫感を与えたり生活の邪魔になったりするかもしれません。

     

    この記事では、広いスペースを必要としないスリムなキャットタワーをご紹介します。「突っ張り式」と「据え置き式」の違いについても説明しています。

    安全に楽しめるキャットタワーを設置して、愛猫の生活の質を上げましょう。

    省スペース(スリム)キャットタワーの選び方

    スリムなデザインのキャットタワーは省スペースなので、ワンルームや狭小住宅にもおすすめです。

    安全性が高く使い勝手の良いキャットタワーを選ぶには、「デザイン・耐荷重・付属品・素材・お手入れのしやすさ」に着目しましょう。

    デザインで選ぶ

    キャットタワーには、「突っ張り式」と「据え置き式」という2つのタイプがあります。それぞれにメリット・デメリットがあり、愛猫の体格や年齢、飼育数によって選ぶのがおすすめです。

     

    突っ張り式のキャットタワーは、床と天井で支えるので安定感があります。スリムなデザインの製品も多く、壁際のスペースを有効に使うことが可能です。

    ただし、簡単に移動できないため、最適な場所をよく考えてから設置しましょう。

     

    据え置き式のキャットタワーは床との接地面だけで支えるため、部屋のさまざまな場所に移動することができます。低めの製品も多く、運動能力が未熟な子猫や活動量が減少しているシニア猫におすすめです。

    耐荷重で選ぶ

    スリムなキャットタワーを購入する際は、耐荷重をしっかりと確認しましょう。愛猫の体重や頭数を考慮して選ぶことが重要です。

    キャットタワー全体の耐荷重だけでなく、ハンモックやステップなどのパーツ毎の耐荷重も表示されているとさらに安心です。

     

    キャットタワーの耐荷重には幅がありますが、単頭飼いの場合は10キロ以上の製品を選ぶとよいでしょう。本体を支えるポールが太めかつ複数の製品は、より安定感があります。

    また、2頭以上の猫と暮らしている場合には、1ヵ所に集まってお昼寝をしても安全なものを選ぶことが必要です。製品説明を読んで、何頭まで対応しているのかをチェックしましょう。

    付属品で選ぶ

    スリムなキャットタワーは、付属品が充実している製品がおすすめです。ポールが爪とぎ器を兼ねていれば、他に爪とぎ場所を用意する必要がありません。

    猫にとって爪とぎは大切な習性ですが、不適切な場所での爪とぎは飼い主さんの悩みの種となります。劣化した場合にポールやヒモだけ交換できる製品だと経済的です。

     

    また、ベッドやハンモックがついていると、愛猫の生活の質が上がるでしょう。猫は寝るのが大好きで、1日の大半を寝て過ごします。窓辺にキャットタワーを設置すれば、日向ぼっこをしてストレスの解消ができます。

    隠れるのが好きな臆病な性格の猫には、ハウスやボックスがついたキャットタワーを用意すれば安心して過ごせるでしょう。

    素材で選ぶ

    キャットタワーには、「木製」と「ファブリック(布)製」の2タイプがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、愛猫や飼い主さんの好みで選びましょう。

     

    木製のキャットタワーは、嘔吐や粗相をした場合に水拭きができ、抜け毛の掃除もしやすいです。

    上質な木材を使用している製品は、高価ですが長く使用することができます。硬くてツルツルしているので、子猫やシニア猫が使用する場合には薄いコルクマットやカーペットを貼ると滑りにくくなり安全です。

     

    ファブリック製のキャットタワーは、猫が好きなフワフワの起毛素材がとても暖かいです。寝るのに最適ですが、抜け毛や汚れが絡みつきやすくなります。洗濯機で丸洗いできると衛生的です。

    お手入れのしやすさで選ぶ

    スリムなキャットタワーは、組み立てやメンテナンスがしやすいものを選びましょう。

    たいていの製品はパーツがバラバラの状態で配送され、飼い主さん自身で組み立てて設置します。簡単に組み立てられるものがおすすめです。

    口コミを参考にして、1人でも組み立て可能なのか、2人以上で設置した方が良いのかを確認してから購入しましょう。

     

    また、使用するうちに経年劣化してくるので、緩みや破損がないかを定期的にチェックすることが大切です。ネジを締め直したりパーツを交換したりするお手入れがしやすいキャットタワーであれば、長く安全に使うことができます。

    省スペース(スリム)キャットタワーおすすめ10選

    スペースを有効活用できるスリムなキャットタワーは、ワンルームでも圧迫感がなく非常に人気です。

    ここでは、愛猫と飼い主さんの生活を豊かにするおすすめのキャットタワー10選(突っ張り式・据え置き式)をご紹介します。

    【突っ張り式】おすすめの省スペース(スリム)キャットタワー

    活発な成猫には、突っ張り式のキャットタワーがおすすめです。天井近くまでスペースを使えるため、思う存分上下運動ができます。

    ボンビアルコン キャットウォークモダン

    画像出典:あにまるキャンパスオンラインストア公式HP

     

    この商品は、クリアハンモックと全面スクラッチパネルが付いたキャットタワーです。

    インテリアに映える染色麻布地を使用したパネルは、段ボールと比べて研ぎカスが出にくく長持ちします。ただし、その耐久性は猫の体格・性格・爪のお手入れ状態によって異なります。

    クリアハンモックは、愛猫のかわいい寝姿や肉球を下から観察することが可能です。

     

    Mauタワー エシェル

    画像出典:キャットタワー専門店Mau公式HP

     

    この商品は、とても長い爪とぎ器とハンモックが付いたキャットタワーです。

    すっきりとしたデザインと優しいミルキーベージュの色合いが部屋のインテリアによくなじみます。まるいステップが交互に配置され、たくさん上り下りすることができます。ステップが小さめなので、運動が得意な猫におすすめです。

     

    PETTY おうちで木登りタワー

    画像出典:ペット用品販売ペティ公式HP

     

    この商品は、木登り部分が長いシンプルな構造のキャットタワーです。

    もともと木に登って暮らしていた猫の本能を満たすことができ、ストレスの解消に役立ちます。ポールは直径11センチで、爪が引っかかりやすい麻ヒモが巻いてあります。

    専用の替え爪とぎ器を購入できるので、長く使うことが可能です。

     

    ottostyle.jp キャットタワー トーテム

    画像出典:Amazon公式HP

     

    この商品は、高くそびえ立つデザインの木製のキャットタワーです。スリムなので複数個を並べて設置しても圧迫感がありません。

    ゆがみや反りが出にくい丈夫なプライウッドで作られ、部屋のインテリアになじみやすいナチュラルカラーです。

     

    アイリスプラザ 突っ張りW固定

    画像出典:Amazon公式HP

     

    この商品は、台座が三角形をしており部屋の角に置けるキャットタワーです。

    ポールには複数の爪とぎ器があるので、多頭飼いでもケンカせずに爪とぎができてストレス発散ができます。棚板には寝心地の良い柔らかい生地が貼られていて、隠れるのにぴったりなハウス付きです。さまざまな場所で寛ぐことができます。

     

    カラーはインテリアに合わせやすい3色(ブラック・ブラウン・ベージュ)から選べます。

    RAKU 木登りタワー宇宙船ハンモック付き


    画像出典:Amazon公式HP

     

    この商品は、面で壁寄せ可能な四角形の台座を採用したキャットタワーです。

    爪とぎ器を兼ねたポールは直径9.6センチと太く、ニオイゼロでホコリが出にくいホワイトコットンが巻かれています。

    透明な宇宙船ハンモック付きで、寝ている愛猫を下から観察できます。

    すべての棚板には滑り止めマットが貼られているので、滑りにくく安全です。

     

    やさしい色合いなので、インテリアになじみやすく圧迫感がありません。

    【据え置き式】おすすめの省スペース(スリム)キャットタワー

    子猫・シニア猫・短足種には、据え置き式のキャットタワーをおすすめします。段差が低めで上り下りしやすく、飼い主さんの手や目が届くので安心して使いやすいです。

    収納付きキャットタワー本棚 猫棚4×2

    画像出典:猫のための木工所公式HP

     

    この商品は、本棚としても活用できるシンプルな構造のキャットタワーです。

    本棚の奥行きと高さは35センチで、体重6キロの猫がすっぽりと入れる大きさです。

    本棚キャットタワーの高さは140センチと高すぎず低すぎないので、どの場所にいる猫でも簡単に抱き上げることができます。

     

    KARIMOKU CAT TREE

    画像出典:KARIMOKU CAT公式HP

     

    この商品は、高級木材であるウォールナットを使用したスタイリッシュなデザインのキャットタワーです。高さが124センチと低めなので、子猫からシニア猫まで長く使えます。台座の裏側にはネジ式アジャスターが付いており、安定感を調節可能です。ポールには研ぎカスが出にくい綿ヒモが巻かれ、思い切り爪とぎができます。

     

    木材のステップには「うづくり加工」という滑りにくい工夫が施されています。

    ファブリックが貼られたステップは撥水加工されており、嘔吐や粗相をしても掃除しやすいです。

     

    Mwpo 据え置き型キャットタワー

    画像出典:Amazon公式HP

     

    この商品は、スリムなデザインながら付属品が充実したキャットタワーです。

    ポールには綿ヒモとサイザル麻が巻かれており、爪とぎ器として役に立ちます。大きなハンモック・2つの展望台・ボックスが用意されているので、愛猫は気分に合わせて好きな場所で寛げるでしょう。

    また、スロープと2種類のおもちゃが付いているため、子猫からシニア猫までさまざまな楽しみ方ができます。

     

    カラーは3色(ベージュ・グレー・ブラック)から選択可能です。

    Umi キャットタワータワーポム

    画像出典:Amazon公式HP

     

    この商品は、シンプルで高級感のあるデザインのキャットタワーです。

    ポールには、研ぎカスや臭いが少ない綿ヒモが巻かれており、爪とぎ器として使用できます。木材のステップには滑り止めシートが付属しています。

    マジックテープで簡単に取り外しができ、洗濯も可能です。

     

    最上部には曲線の展望台型ベッドが付いています。体にフィットするため、ゆっくりと寛ぐことができます。

    ステップは楕円形なので、ぶつかってもケガをしにくいです。子猫もシニア猫も上りやすいステップの配置になっており、長く使えます。

    省スペース(スリム)キャットタワーの注意点

    スペースを取らないスリムなキャットタワーは人気があります。

    しかし、構造上バランスを崩しやすいため、購入・設置・使用などのさまざまなシーンで注意が必要です。

    愛猫と飼い主さんがケガをしないために、注意すべきポイントをしっかり確認しておきましょう。

    猫の体型・年齢を考慮する

    スリムなキャットタワーは、猫の体型や年齢を考慮して選びましょう。

    小柄で運動が得意な成猫であれば、小さめのステップでも落下する心配は少ないでしょう。しかし、大柄の猫やシニア猫には大きめのステップがおすすめです。

     

    スロープが付いていたり段差が低かったりするキャットタワーなら、高くジャンプせずに上れるので子猫やシニア猫も安全に使用できます。

    短足種や肥満気味の猫の場合は、成猫であっても低めのタイプがおすすめです。

    平らで硬い場所に設置する

    スリムなキャットタワーは、平らで硬い場所に設置しましょう。

    猫が上り下りする時にグラグラ揺れないようにするには、場所選びが重要です。斜めや凸凹の床に設置すると、最悪の場合、キャットタワーが転倒する可能性があります。

     

    突っ張り式のキャットタワーを設置する際は、頑丈な天井に突っ張ることも大切です。強く突っ張っても穴が開かない天井かどうかを確かめてから設置しましょう。

    天井の強度が心配な場合は、板を挟むことで負担を軽減できます。

    緩みや破損をチェックする

    スリムなキャットタワーは、定期的に緩みや破損をチェックしましょう。毎日の使用によって経年劣化するからです。

    本体を支えるネジの緩みやパーツの破損に早めに気づくと、転倒や落下などの事故を防ぐことができます。

     

    愛猫がキャットタワーを使用している様子を観察したり、実際に手で揺らしてみたりして安全性を確認しましょう。簡単なチェックを毎日行うと、思わぬケガをする可能性が確実に減ります。

    飼い主さんの目や手が届きやすいリビングに設置し、こまめに点検をしてください。

    【まとめ】スリムなキャットタワーは省スペースでおすすめ!

    高い場所が好きな猫にとって、キャットタワーがストレス発散や運動不足解消に役立つことはよく知られています。

    しかし、スペースを必要とする大きなキャットタワーは設置しづらく、購入を控えている飼い主さんもいらっしゃるでしょう。

     

    省スペースのキャットタワーをお探しの方には、スリムなキャットタワーがおすすめです

    ワンルームや狭小住宅でも設置できる製品がたくさん販売されています。愛猫の体型や年齢に合わせて、安全に配慮したデザインのキャットタワーを選びましょう。

    この記事を書いたペットとの暮らしの専門家

    AMILIEライター

    エリア:東京都

    愛犬家住宅コーディネーター